FAMLog
fmcsadmin 1.2.0を公開
February 18, 2021
fmcsadmin 1.2.0を公開しました。
fmcsadminはコマンドラインインターフェース(CLI)でClaris FileMaker Admin APIを手軽に操作できるようにするツールであり、Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。Claris FileMaker Server 18以降およびFileMaker Cloud for AWS 1.18に対応しており、ライセンスはMITライセンスです。
Claris FileMaker Server for Linuxに正式に対応したバージョン1.2.0では、FileMaker Server 19.2.1を利用している場合にlistコマンドでプラグインを一覧表示できるようになっています。SSLサーバー証明書のインポートや管理に使えるcertificateコマンドとスケジュールを削除できるdeleteコマンドを新たに追加し、FileMaker Server 19.1.2以降でサーバーの設定を変更できない不具合を修正しました。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.1.2では起動復元は非サポート
December 07, 2020
Claris FileMaker Server 19.1.2ではFileMaker Server 18で追加された起動復元機能はサポートされなくなっています。
バージョン19.1.2のFileMaker Serverでは、fmsadminコマンドまたはClaris FileMaker Admin APIを使用して起動復元を有効にしようとしても使用できないようになっています。
なお、FileMaker Server 18では初期状態で起動復元が有効になっていましたが、Claris FileMaker Server 19では起動復元が初期状態で無効に変更されていました。
[関連]FileMaker Server 18の新機能:起動復元(FAMLog)、fmsadminコマンドでFileMaker Serverの起動復元を無効にする方法(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19の変更点:起動復元機能が初期状態で無効に(FAMLog)
fmcsadmin 1.1.0の動作環境
August 20, 2020
Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現する、Claris FileMaker Admin APIを用いて実装したコマンドラインツールであるfmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsプラットフォームで利用できます。
fmcsadmin 1.1.0の動作環境は、CentOS Linux 7以降、macOS High Sierra 10.13.6以降およびWindows 10です。2020年6月に公開したfmcsadmin 1.1.0では、Appleの公証に対応したmacOS用インストーラーを新たに用意することで、正式にmacOS Catalina 10.15に対応しました。
なお、fmcsadminのバージョン1.1.0では、Claris FileMaker Server 19を利用している場合に、暗号化されているデータベースファイルを開く際に自動的に開かれるようにするための暗号化パスワードを保存する機能(fmsadminコマンドのopenコマンドで利用できる--savekeyオプションと同等の機能)に対応しています。
fmsadminコマンドでClaris FileMaker Serverの起動復元を有効にする方法
August 06, 2020
FileMaker Server 18で追加された起動復元機能は、Claris FileMaker Server 19においては初期状態では無効になっていますが、fmsadminコマンドを使用して当該機能を有効または無効にすることができます。
データベースサーバーの再起動が必要ですが、fmsadminコマンドを使って起動復元を有効にするにはSETコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin set serverprefs StartupRestorationEnabled=true
なお、Claris FileMaker Admin APIを使用して起動復元機能を有効または無効にすることも可能です。
[関連]Claris FileMaker Server 19の変更点:起動復元機能が初期状態で無効に(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19の変更点:起動復元機能が初期状態で無効に
August 05, 2020
Claris FileMaker Server 19では、FileMaker Server 18で追加された起動復元機能が初期状態で無効になっています。
Claris FileMaker Serverの起動復元機能を利用すると、ハードウェアの障害またはソフトウェアの障害の後でファイルの復元に役立てることができる復元ログを作成するようになっています。ハードウェアまたはソフトウェアがクラッシュした後、ディスクの状態が正常であれば、復元ログを使用してFileMakerファイルを自動的に復元します。
なお、起動復元機能はfmsadminコマンドもしくはClaris FileMaker Admin APIを使用して有効または無効にすることができます。
[関連]Claris FileMaker Server 19 リリースノート(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 18の新機能:起動復元(FAMLog)、fmsadminコマンドでFileMaker Serverの起動復元を無効にする方法(FAMLog)、
Claris FileMaker Server 19の改善点:Claris FileMaker Admin APIによる暗号化パスワードの保存
July 29, 2020
Claris FileMaker Server 19では、Claris FileMaker Admin APIでデータベースが暗号化されている場合に入力する暗号化パスワードを保存できるようになっています。
Claris FileMaker Admin APIは、Claris FileMaker CloudやClaris FileMaker Server上での管理タスクをWebサービスから実行できるようにするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)であり、FileMaker Server 18およびFileMaker Cloud for AWS 1.18で正式版として利用できるようになっていました。
Claris FileMaker 19では、Claris FileMaker Admin APIにおいてもfmsadminコマンドのopenコマンドで利用できる--savekeyオプションに相当する機能を利用できるようになっています。
[関連]FileMaker Server 18の新機能:FileMaker Admin API(FAMLog)、FileMaker Server 13の新機能:fmsadmin OPENコマンドの--savekeyオプション(FAMLog)
fmcsadminの動作環境
October 28, 2019
FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現する、FileMaker Admin APIを用いて実装したコマンドラインツールであるfmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsプラットフォームで利用できます。
fmcsadminの動作環境は、CentOS Linux 7、macOS High Sierra 10.13.6以降(macOS Mojave 10.14.6で動作確認済み)もしくはWindows 7以降(Windows 10で動作確認済み)です。なお、個別にfmcsadminに実行許可を与えれば、macOS Catalina 10.15でも動作可能です。
macOS Catalina 10.15では、ターミナルアプリケーション上でfmcsadminを実行しようとした後、「“fmcsadmin”は、開発元を検証できないため開けません」と表示されます。[キャンセル]を押した後にシステム環境設定の[セキュリティとプライバシー]で[このまま許可]を押して、再度fmcsadminを実行しようとすると、「“fmcsadmin”の開発元を検証できません。開いてもよろしいですか?」と表示されますが、ここで[開く]ボタンを押すことで個別にfmcsadminに実行許可を与えることが可能です。
[関連]fmcsadmin 1.0.0を公開(FAMLog)
FileMaker Server 18の改善点:fmsadmin GETコマンド
October 15, 2019
FileMaker Server 18では、コマンドラインインターフェースでバックアップスケジュールのバックアップ時刻を取得するためのコマンドが追加されています。
バージョン18では、新設されたGET BACKUPTIMEコマンドでバックアップスケジュールの時刻を取得できるようになっています。
[使用例]
$ fmsadmin get backuptime 1
ID Name Start time
1 FMS 0:00
IDが1である1日1回実行される自動バックアップスケジュールだけでなく、Admin Console上で作成したバックアップスケジュールのバックアップ時刻を取得することも可能です。その際には、fmsadmin get backuptimeの後に任意のスケジュールIDを指定します。スケジュールIDを省略すると、全バックアップスケジュールのバックアップ時刻を表示します。
[関連]FileMaker Server 17の新機能:fmsadmin GETコマンド(FAMLog)、FileMaker Server 18の改善点:fmsadmin SETコマンド(FAMLog)
fmcsadmin 1.0.0を公開
September 26, 2019
fmcsadmin 1.0.0を公開しました。
正式版として公開したfmcsadmin 1.0.0では、FileMaker Cloud for AWS 1.18およびFileMaker Server 18に対応しました。fmcsadminは、FileMaker Admin APIを用いて実装したコマンドラインツールであり、FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。FileMaker Cloud fow AWS 1.18上で利用できるLinux版を用意している他、macOSやWindows上でFileMaker Cloud for AWS 1.18やFileMaker Server 18をリモートで管理することもできます。
fmcsadminは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。ライセンスは、ベータ版ではApache License, Version 2.0でしたが、正式版ではMITライセンスに変更しました。
[関連]FileMaker Server 18の新機能:FileMaker Admin API(FAMLog)
fmsadminコマンドでFileMaker Serverの起動復元を無効にする方法
August 06, 2019
FileMaker Server 18で追加された起動復元機能は、初期状態では有効になっていますが、fmsadminコマンドを使用して当該機能を無効または有効にすることができます。
データベースサーバーの再起動が必要ですが、fmsadminコマンドを使って起動復元を無効にするにはSETコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin set serverprefs StartupRestorationEnabled=false
復元ログを作成するプロセスはパフォーマンスに影響する可能性があるため、パフォーマンスに懸念がある場合には無効にすることを検討した方が良いでしょう。なお、FileMaker Admin APIを使用して起動復元機能を無効または有効にすることもできます。
[関連]FileMaker Server 18の新機能:起動復元(FAMLog)