FAMLog
中国語版FileMaker Pro 8.5
September 01, 2006
FileMaker, Inc.が、FileMaker Pro 8.5の簡体字および繁体字中国語バージョンを出荷したことを2006年8月30日(米国時間)に発表しています。
英語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、およびスペイン語バージョンに加えて、バージョン8.5では新しく中国語バージョンが投入され、FileMaker製品の国際的展開がまた一歩進んだと言えます。
なお、FileMaker Proはバージョン7以降でUnicodeをサポートしているため、FileMaker社が対応を表明していない言語の文字も入力および表示すること自体は可能となっています。
ClamXav 1.0.4
September 04, 2006
Mac OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 1.0.4」が公開されています。
バージョン1.0.4では、ClamAVの最新バージョンであるバージョン0.88.4が搭載され、Mac OS X Serverに搭載されているClamAVを使用してClamXavとClamXav SentryがMac OS X Server上で動作するようになっています。
なお、ClamXavはUniversalアプリケーションであり、IntelベースのMacにも対応しています。
KP-Backup 1.0.3 アップデート
September 05, 2006
株式会社キー・プランニングが「KP-Backup 1.0.3 アップデート」を公開しています。
バージョン1.0.3では、WindowsのZip圧縮ファイル名でシステムロケールの文字エンコードが使われるようになると共に、エラー通知メールがシステムロケールの文字エンコードを使用するように仕様改良されています。さらに、Windows版ファイルメーカー Server 5.5のpauseとresumeコマンドの戻り値を正しく扱うことができるように不具合が修正されています。
なお、アップデートする際には、旧バージョンのKP-Backupはアンインストールせず、アップデート用インストーラーを実行するように注意する必要があります。
FileMaker Pro大全
September 06, 2006
FileMaker Proの初心者からエキスパートまで、幅広い層に絶大な人気を誇る書籍「FileMaker Pro 8: The Missing Manual」の翻訳書「FileMaker Pro大全」が発売されています。
この書籍は、Geoff CoffeyとSusan Prosserが執筆した「FileMaker Pro 8:The Missing Manual」の完訳版であり、FileMaker Proのみに限らずFileMaker Pro AdvancedやFileMaker Serverに関する情報も網羅されています。機能や操作の説明に加え、コラムにも有益な情報とユーモアが詰まっています。
日本語版では追補としてFileMaker 8.5の新機能についても触れられており、バージョン7から8.5まで対応した内容となっています。
定価:3,990円(税込)
サイズ:B5
ページ数: 784
著者:Geoff Coffey、Susan Prosser
訳者:小山香織
共訳・技術監修:茂田カツノリ、蜷川晋、今泉みゆき、竹内康二
出版社:ラトルズ
ISBN:4-89977-156-8[Amazon.co.jpで購入...]
インテル Core 2 Duo プロセッサー搭載iMac
September 07, 2006
アップルが、「インテル Core 2 Duo プロセッサー」を搭載した、新しい「iMac」を発表しています。
これまでに比べて最大50%高速化され、新しく24インチのワイドスクリーンディスプレイを持つ24インチモデルが加わっています。また、これまで教育市場向けに販売されていた構成に近いモデルも加わり、価格は124,800円からとなっています。
新しいiMacは2006年9月6日より順次販売が開始され、税込価格は、1.83GHz・17インチモデルが124,800円、2GHz・17インチモデルが149,800円、2.16GHz・20インチモデルが189,800円、2.16GHz・24インチモデルが249,800円となっています。
なお、24インチモデルでは、BTOオプションとして2.33GHzのインテル Core 2 Duo プロセッサーに変更することも可能になっています。
OpenSSL 0.9.8c & 0.9.7k
September 08, 2006
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8c」および「OpenSSL 0.9.7k」が公開されています。
これらのバージョンではセキュリティ上の問題が修正され、バージョン0.9.8bおよび0.9.7jまでには、指数に3を指定したRSA公開鍵が利用される場合に、PKCS #1 v1.5の署名を偽造でき、正当な署名と判定してしまう可能性がある問題が存在していたとのことです。
このため、OpenSSL 0.9.8cもしくは0.9.7kへのアップグレードが推奨されています。
FileMaker Pro 8.5とFileMaker Pro 8.5 Advancedが販売開始
September 11, 2006
使いやすさに定評のあるデスクトップデータベースソフトウェアであるFileMaker Proの最新バージョン「FileMaker Pro 8.5」と、上級ユーザーおよび開発者向けの「FileMaker Pro 8.5 Advanced」の販売が本日より開始されました。
ファイルメーカー社のWebサイトからは、FileMaker Pro 8.5の評価版や、FileMaker Pro 8.5 (Advanced)のデータシートおよびFileMaker Server 8.0v4 (Advanced)のデータシートがダウンロードできるようになっています。
さらに、FileMaker製品に関するよくある質問やTipsなどをまとめたテクニカルサポートインフォメーションも内容が更新されていて、バージョン8.5に関する情報が新たに追加されています。
(2007/01/08追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
FileMaker Pro 8.5 1ライセンスパック キャンペーン
September 12, 2006
ファイルメーカー社が、「FileMaker Pro 8.5 1ライセンスパック」を特別価格35,910円(税込)で提供する「FileMaker Pro 8.5 1ライセンスパック キャンペーン」を実施しています。
「FileMaker Pro 8.5 1ライセンスパック」は、マニュアル印刷物が不要な場合には、通常製品と比較して3,990円お買い得になるキャンペーン製品です。期間限定のキャンペーンであり、実施期間は2006年9月11日から2007年3月31日までとなっています。
このキャンペーン製品は、販売店およびFileMaker Storeにおいて誰でも購入することが可能です。
FileMaker Pro 8.5の動作環境
September 13, 2006
Mac版FileMaker Pro 8.5およびFileMaker Pro 8.5 Advancedの動作環境は、PowerPCプロセッサー搭載機ではMac OS X v10.3.9もしくはMac OS X v10.4.5、Intelプロセッサー搭載機ではMac OS X v10.4.5となっています。
RAMが256MB以上が要求される点はバージョン8のときと変わりありませんが、バージョン8.5では新たにUniversalアプリケーションとしてIntel製のプロセッサーが搭載されたMacでRosettaを介さずにネイティブに動作するようになっています。
Windows版FileMaker Pro 8.5およびFileMaker Pro 8.5 Advancedの動作環境は、バージョン8と同様に、Windows 2000(Service Pack 4)もしくはWindows XP(Service Pack 2)となっていて、Pentium III 500MHz以上のプロセッサーと256MB以上のRAMが要求されます。
[注記]「FileMaker インストールおよび新機能ガイド For FileMaker Pro 8.5 and FileMaker Pro 8.5 Advanced」(FMP8_5_インストール.pdf)には、PowerPCプロセッサー搭載機でもMac OS X v10.4.5が動作環境であることが明記されています。
APPLE-SA-2006-09-12 QuickTime 7.1.3
September 14, 2006
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだ「QuickTime 7.1.3」が配布されています。
QuickTime 7.1.3では、細工されたH.264ムービー、QuickTimeムービー、FLCムービー、およびFlashPixやSGI形式の画像ファイルにより、悪意ある任意のコード実行やアプリケーションのクラッシュを許してしまう脆弱性が修正されています。
このため、QuickTime 7のすべての利用者に対して、バージョン7.1.3へのアップデートが推奨されています。
FileMaker Web News:第10回 2006年9月号
September 15, 2006
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に関する出版後の情報を補足することを主目的とした「FileMaker Web News」第10回目をお届けします。
■FileMaker Pro 8.5が国内で発売
「FileMaker Pro 8.5」および「FileMaker Pro 8.5 Advanced」が2006年9月11日に国内で発売されました。主な新機能として「Webビューア」と呼ばれる機能が追加されており、FileMakerデータベース上にWebページを直接表示させることができます。なお、WebビューアはインスタントWeb公開においても動作します。
[関連]FileMaker Pro 8.5とFileMaker Pro 8.5 Advancedが販売開始(FAMLog)
■FileMaker Server 8.0v4 Advancedが国内で発売
「FileMaker Server 8.0v4」および「FileMaker Server 8.0v4 Advanced」が2006年8月下旬に国内で発売されました。バージョン8.0v4のアップデータは7月に配布が開始されていましたが、バージョン8.0v4の発売によりIntelベースのMacも動作環境としてサポートされるようになっています。
[関連]FileMaker Server 8.0v4はFileMaker Pro 8.5互換(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
第15回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
September 19, 2006
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2006年9月16日に行われた第15回のイベントレポートが追加されており、FileMaker Pro 8.5の新機能やEvaluate関数の活用法、およびLet関数などについて紹介されています。
次回は、「FileMakerでカレンダーのあの手この手。」というテーマで、2006年10月15日(日)17:00-18:00に同イベントが開催される予定になっています。
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部リンクを削除しました。)
KP-Backup 1.0.4 アップデート
September 20, 2006
株式会社キー・プランニングが「KP-Backup 1.0.4 アップデート」を公開しています。
KP-Backupは、FileMaker Serverの標準機能のみでは実現できない機能を提供するFileMaker Server用バックアップツールです。バージョン1.0.4では、サービスの再起動をせずにエラー通知メールの設定変更が反映されるようになると共に、大量のファイルを含むフォルダを保存元として指定した場合にバックアップ時にサービスが停止する問題が修正されています。
なお、アップデートする際には、旧バージョンのKP-Backupはアンインストールせずに、アップデート用インストーラーを実行する必要があります。また、Windows版に限り、インストール先は旧バージョンと同じディレクトリを指定する必要があります。
FileMaker Pro 8.5の新機能:Webビューア
September 21, 2006
FileMaker Pro 8.5では、「Webビューア」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
この機能により、FileMaker Pro 8.5およびFileMaker Pro 8.5 Advancedにおいて、FileMaker Proのレイアウト上に直接Webのページやコンテンツを表示できるオブジェクトを配置することができます。フィールドの値や計算式の結果を用いて接続先のURLを指定することもでき、Webビューアを使用して任意のWebサイトにアクセスすることができます。さらに、Webに関連する各種技術を活用することができるため、アイデア次第でさまざまな応用が可能です。
なお、Webビューアでインターネット上のコンテンツを表示させる場合には、インターネット接続が必要です。
FileMaker Pro 8.5の新機能:Universalアプリケーション
September 22, 2006
Mac版のFileMaker Pro 8.5は、UniversalアプリケーションとしてIntel搭載Macにネイティブ対応したことにより、Intel搭載Macで従来より高速に動作するようになっています。
Intel搭載Mac上でFileMaker Pro 8.5を動作させると、PowerPC搭載Mac上でFileMaker Pro 8.5を動作させた場合と比べて、最大91%パフォーマンスが増加しているとのことです。
ただし、プラグインを使う場合は注意が必要で、プラグインもIntel搭載Macに対応している必要があるか、もしくはFileMaker ProをRosetta上で動作させる必要があります。
[関連]Running plug-ins with FileMaker Pro 8.5 and Mac OS X(FAMLog)
FileMaker Pro 8.5の新機能:レイアウトオブジェクトの名前付け
September 25, 2006
FileMaker Pro 8.5では、新たにレイアウトオブジェクトの名称を設定できるようになっています。
情報パレット(旧名:サイズパレット)を使用して、レイアウトオブジェクト(ボタン、ポータル、タブなど)に名前を割り当てて、スクリプトでレイアウトオブジェクトに関する情報を参照することができます。
バージョン8.5で新しく追加された関数やスクリプトステップを併用することで、例えば以下のようなスクリプトを記述することが可能です。
・特定のレイアウトオブジェクトにフォーカスを移動
・レイアウトオブジェクトに関する各種情報の取得
・Webビューアの動作制御
AirPort Update 2006-001 and Security Update 2006-005
September 26, 2006
AppleからAirPort Update 2006-001(AirMac Update 2006-001)およびSecurity Update 2006-005がリリースされています。
いずれもAirPort(AirMac)に関するセキュリティ上の問題を修正するもので、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.7およびMac OS X Server v10.4.7向けのものです。今回初めてIntelベースMac向けのUniversal版セキュリティアップデータ「Security Update 2006-005 (10.4.7 Universal)」が公開されていて、Mac OS X Server v10.4.7用のアップデータも兼ねています。
なお、AirPort Update 2006-001(AirMac Update 2006-001)には、MacBook Pro向けのセキュリティ以外の修正も含まれているとのことです。
ファイルメーカーPro 6 Unlimitedのテクニカルサポート終了予定日
September 27, 2006
ファイルメーカー社が、以下の旧バージョンの製品について2006年12月末日をもってテクニカルサポートサービスを終了することを案内しています。
・ファイルメーカーPro 6
・ファイルメーカー Server 5.5
・ファイルメーカーPro 6 Unlimited
・ファイルメーカー Developer 6
・ファイルメーカー Mobile for i-mode
・ファイルメーカー Mobile 2.1 for Palm OS and Pocket PC
・ファイルメーカー Mobile 2.0 for Palm OS
Web公開に関連するFileMaker製品としては「ファイルメーカーPro Unlimited」および「ファイルメーカー Mobile for i-mode」のテクニカルサポートサービスが今年の12月末に終了することになります。
なお、バージョン7以降のFileMaker製品については、2007年以降も引き続きテクニカルサポートサービスが提供されます。
[関連]ファイルメーカーPro 5.x Unlimitedのテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)
Box SetがSLA(サイトライセンスアグリーメント)に名称変更
September 28, 2006
ファイルメーカーSLP(Software Licensing
Program)における、Box Set(ボックスセットライセンスアグリーメント)が「SLA(サイトライセンスアグリーメント)」に名称変更が行われた、とファイルメーカー社が案内しています。
これにあわせて、Box Setの「サブスクリプション」も「メンテナンス」に名称変更されています。
SLAでは、企業(事業所)において従業員数またはPCの保有台数が50以上の場合、SLA対象製品を、その企業(事業所)におけるすべてのPCにインストールし、全従業員が使用することが可能です。
FileMakerのライセンスプログラムにおいて、簡単、柔軟かつ最も割安なサイトライセンスであり、2006年9月現在、SLA対象製品は、FileMaker Pro 8.5、FileMaker Server 8、およびFileMaker Server 8 Advancedの3製品です。
OpenSSH 4.4
September 29, 2006
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 4.4」が公開されています。
OpenSSH 4.4にはセキュリティに関する修正が含まれていて、認証を行う前のサービス妨害攻撃を受ける可能性がある問題が修正されています。その他に、移植版OpenSSHでGSSAPI認証が有効の場合に、リモートからのコード実行を許可してしまう問題や、いくつかのプラットフォームにおいてアカウントの存在が知られてしまう問題も修正されています。
移植版OpenSSHではSELinuxのサポートが実験的に追加されており、configureの--with-selinuxオプションで有効にすることができるようになっています。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 4.4/4.4p1 リリース