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FileMaker Solution 営業部/販売システム & ボタン集3
June 09, 2005
ファイルメーカー社が、FileMaker Pro 7で利用できる最新ソリューション「FileMaker Solution 営業部/販売システム」および「FileMaker Solution ボタン集3」の無償配布を開始しています。
「営業部/販売システム」は、営業部の販売業務のフローにそって必要な情報を入手したり書類を作成・発行することができるソリューションです。データベースを変更・改良することなく、そのままネットワークで共有することも可能です。
「ボタン集3」は青を基調としたボタンが用意されていて、これらのボタンを使うことで見栄えのいいレイアウトを作成し、ユーザーインターフェースを統一したソリューションの作成に役立てることができます。
FileMaker Datagraph Technology Preview
June 08, 2005
FileMaker, Inc.のWebサイトで、Mac OS X Tigerで動作するDashboardウィジェット「FileMaker Datagraph」の開発者向けプレビュー版が配布されています。
FileMaker Datagraphは、JDBCでアクセスできるように設定されたFileMaker 7のデータベースからデータを取り出して棒グラフとして表示するウィジェットです。
Mac OS X v10.4 “Tiger”の機能を活用するFileMaker関連のソフトウェアとして、このウィジェットの他に「FileMaker Automator Actions」もFileMaker, Inc.から近日中に配布される予定だそうです。
アップル、2006年よりインテル製マイクロプロセッサーを採用
June 07, 2005
アップルが、2006年6月までにインテル製マイクロプロセッサーを使用したモデルのMacintoshの提供を開始し、さらに2007年末までにすべてのMacがインテル製マイクロプロセッサー搭載モデルに移行する計画を2005年6月6日(米国時間)に発表しています。
WWDC(世界開発者会議)の基調講演で、Mac OS X TigerがインテルベースのMac上で動作する様子が披露され、アップルソフトウェアのプレビュー版が付属したインテルベースのMac用開発システム「Developer Transition Kit」や、「Xcode 2.1」を開発者が利用することにより、PowerPCベースとインテルベース双方のMacで動作するアプリケーションを作成できる、と案内しています。
defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (3)
June 06, 2005
defaultsコマンドを使用して、FileMaker Server 7の使用状況ログの最大サイズ設定を変更するには、ターミナルで次のように入力します。
(Mac OS X v10.4.1の場合)
sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server 7/Library/Preferences/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add MaxStatsLogSize -int 40'
使用状況ログの最大サイズとして設定できる値は1から40までの整数であるため、使用状況ログ(Stats.log)は最大40MBのサイズまで1つのファイルで保存できます。
(2015/09/02追記:OS X版のFileMaker Server 14では設定ファイルの形式およびパスが変更されたため、上記の方法は利用できません。)
defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (2)
June 03, 2005
defaultsコマンドを使用して、FileMaker Server 7の使用状況ログを使用する設定に変更するには、ターミナルで次のように入力します。
(Mac OS X v10.4.1の場合)
sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server 7/Library/Preferences/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add UseStatsLog -int 1'
なお、使用状況ログ(Stats.log)は最大サイズに達すると、FileMaker Serverによって「Stats-old.log」に名前が変更され、新しい「Stats.log」が作成されます。
(2015/09/02追記:OS X版のFileMaker Server 14では設定ファイルの形式およびパスが変更されたため、上記の方法は利用できません。)
APPLE-SA-2005-05-31 QuickTime 7.0.1
June 02, 2005
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだ「QuickTime 7.0.1」がリリースされています。
悪意を持って作られたQuartz Composerオブジェクトを含むQuickTimeムービーによってデータが漏洩するQuickTime 7.0の問題(CAN-2005-1334)が、バージョン7.0.1で修正されています。
QuickTime 7は現在Mac版だけ配布されていることもあり、上記の問題はWindows用QuickTimeでは発生しません。
FileMaker Server 7の使用状況ログ
June 01, 2005
FileMaker Server 7では、使用状況ログを作成する設定を有効にすると、使用率、クライアントおよびファイルの使用状況(サーバー上での呼び出しの処理にかかる平均時間など)に関する記録を残すことができます。
FileMaker Serverの使用状況ログを作成する設定にすると、Mac OS Xでは下記の場所にログファイルが作成されます。
/Library/FileMaker Server 7/Data/Logs/Stats.log
使用状況ログやイベントログのファイルは、Mac OS Xではコンソールアプリケーションを使って確認できます。また、FileMaker Server Adminの使用状況画面で、リアルタイムに使用状況を確認することも可能です。
FileMaker Server 7のイベントログ
May 31, 2005
FileMaker Server 7の実行中に発生するイベントは、タイムスタンプ情報と共にログに記録されます。ログに記録されるイベントには、FileMaker Serverの起動と停止、データベースファイルの開閉、クライアントのログインとログアウト、タスクスケジュールの実行およびFileMaker Serverのプロパティへの変更などがあります。
例えば、FileMaker Serverへの接続を保護する設定に変更して、FileMaker Serverを再起動すると、起動時に「安全な(SSL)ネットワークの暗号化: 有効」という内容の記録がイベントログに残り、ログを参照することによってもFileMaker Serverの設定内容を確認できます。
Mac OS Xでは、イベントは下記のファイルに記録されます。
/Library/FileMaker Server 7/Data/Logs/Event.log
このファイルが40MBに達すると、「Event-old.log」に名前が変更され、新しい「Event.log」ファイルが作成されます。
defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (1)
May 30, 2005
FileMaker Server 7の設定を変更するには通常FileMaker Server Adminを使用しますが、Mac OS Xではdefaultsコマンドを使用してコマンドライン経由で変更することも可能です。
例えば、FileMaker Server 7でFileMaker Serverへの接続を保護する設定に変更するには、ターミナルで次のように入力します。
(Mac OS X v10.4.1の場合)
sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server 7/Library/Preferences/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add UseSecureConnection -int 1'
(Mac OS X v10.3.9の場合)
sudo su - fmserver -c 'defaults -currentHost write "/Library/FileMaker Server 7/Library/Preferences/ByHost/com.filemaker.fmserver" Preferences -dict-add UseSecureConnection -int 1'
上記の設定に限り、設定変更を反映させるにはFileMaker Serverを再起動する必要があります。
なお、fmserverユーザーの権限で設定を変更するようにしないと、FileMaker Serverの設定内容が破棄されて初期状態に戻ってしまうので、その点は要注意です。
(2015/09/02追記:OS X版のFileMaker Server 14では設定ファイルの形式およびパスが変更されたため、上記の方法は利用できません。)
defaultsコマンド
May 27, 2005
defaultsコマンドはMac OS X固有のコマンドで、NeXTStep時代から存在するものです。
Mac OS X用のアプリケーションの多くは、システムで用意されているデフォルトデータベースの仕組みを使用することで、設定情報をユーザーごとに管理しています。
defaultsコマンドを使うと、このデフォルトデータベースの内容をコマンドライン経由で取得、変更あるいは削除することができ、ソフトウェアの設定を任意に変更することが可能です。
(使用例)
$ defaults read com.apple.Safari