FAMLog
iCal 1.5.4
November 24, 2004
Appleから「iCal 1.5.4」がリリースされています。
iCal 1.5.4はMac OS X v10.2.3以降で利用可能で、セキュリティ上の問題(CAN-2004-1021)が修正されています。
iCalカレンダーはアラームによるイベント通知を含むことがあり、アラームによりプログラムを起動したりメールを送信することがあります。iCal 1.5.4では、アラームを含むカレンダーを読み込んだり開いたりしたときに、アラートを表示するように変更が施されています。
clamXav 0.9.0f
November 22, 2004
フリーのウィルスチェッカー「clamXav 0.9.0f」がリリースされています。
ClamAVの新バージョン0.80が採用され、起動時にclamXavやエンジンのアップデートの確認、およびウィルス定義の自動更新ができるようになっています。
スキャンおよびウィルス定義更新のスケジュール機能も追加され、管理者権限を持たないユーザーでもウィルス定義の更新ができるようになるなど、バージョン0.9.0fでは様々な機能が追加されています。
FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (2)
November 19, 2004
FileMaker Server 7 AdvancedのWeb公開機能では、FileMaker Pro 7と同様に、データベースのアクセス権で定義されているユーザーのアカウント設定に基づいて、一元的にセキュリティを確保できるようになっています。ただし、これにより従来のWebセキュリティデータベースはサポートされなくなっています。
Web公開エンジンでは、管理コンソールで設定を行うことにより、特定のタイプのWeb公開技術のみ有効にすることができます。例えば、XSLTを使用したカスタムWeb公開機能のみ有効にして、インスタントWeb公開とXMLを使用したカスタムWeb公開機能は無効にする、といったことができます。
また、データベースファイルに対して適切な拡張アクセス権を設定することにより、個々のデータベースごとに特定のWeb公開機能のみ有効もしくは無効にすることもできます。
このようにセキュリティ面を考慮した機能追加が図られていて、様々な方法でセキュリティを高めることが可能になっています。
FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (1)
November 18, 2004
FileMaker Server 7 AdvancedのカスタムWeb公開では、多くの重要な新機能が提供されています。
その1つに、FileMaker XSLTスタイルシートにおいて、XMLデータの要求時に使用するクエリーコマンド、引数および値を静的に定義しておくことで、クエリーコマンドとクエリー引数の不正使用を防止できるようになったことが挙げられます。
クエリーコマンドと引数をXSLTスタイルシートに静的に定義した場合、それらはURLクエリー文字列で指定されたクエリーコマンドや引数よりも優先されるため、セキュリティを高める効果的な方法の1つとなります。また、URLクエリー文字列を短くできるという利点もあります。
FileMaker Pro 関数・スクリプトサンプル活用辞典 Ver7対応
November 17, 2004
FileMaker Pro 7の関数とスクリプトの実例サンプルを満載した書籍「FileMaker Pro 関数・スクリプトサンプル活用辞典 Ver7対応」がソーテック社から2004年11月10日に発売されています。価格は税込2,604円です。
関数とスクリプトを組み合わせた数々のテクニックが紹介されていて、購入者向けにサンプルファイルのダウンロードサービスも用意されています。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
FMPro.jp
November 16, 2004
Webサイト、書籍、メーリングリストなどに点在するFileMaker Pro関連の情報を収集し、情報を必要とする人々が簡単に利用できる環境を提供することを目的としたWebサイト「FMPro.jp」が開設されています。
FileMakerに関する解説記事、製品レビュー、活用事例およびニュースなど、様々な内容の記事が掲載されています。
FileMakerファミリー製品によるソリューションやサービスを提供している開発者やコンサルタント、FileMakerファミリー製品を利用しているユーザーおよび導入を検討しているユーザーなど、幅広い層を対象として、様々な角度からの情報を集約し提供していくそうです。
FileMaker CDML Converter
November 15, 2004
FileMaker Server 7 Advancedには「FileMaker CDML Converter」というツールも含まれています。
CDML Converterは、既存のCDMLフォーマットファイルをWeb公開エンジンと互換性があるXSLTスタイルシートに変換する場合に使用します。
変換作業にあたっては、CDMLフォーマットファイルが入っている変換元のフォルダ、および生成するXSLTスタイルシートファイルを入れる変換先のフォルダを選択し、ファイルのテキストエンコードを指定します。
意図通りに動作させるためには、変換後のXSLTスタイルシートファイルをさらに編集する必要があるでしょう。
FileMaker Site Assistant
November 12, 2004
FileMaker Server 7 Advancedには、XSLTスタイルシートを開発するために補助的に使用できるアプリケーション「FileMaker Site Assistant」が含まれています。
Site Assistantを使うと、作成済みのFileMaker 7のデータベースからカスタムWeb公開用のXSLTスタイルシートを数ステップで生成することができ、Webサイト開発の最初のステップを手助けしてくれます。
既存のXSLTスタイルシートを編集したり、自由にページデザインを選ぶといったことはできませんが、レコードの表示・検索・編集などといった基本的な機能を実現するためのスタイルシートを作成することが可能です。
Web公開エンジン管理コンソール
November 11, 2004
「Web公開エンジン管理コンソール」は、Webサーバーモジュールと共に、Webサーバーにインストールされるソフトウェアコンポーネントです。
管理コンソールは、Web公開エンジンの設定・管理を行うためのWebアプリケーションであり、Webブラウザー経由で使用するものです。Web公開エンジンの一部と見なすこともできますが、FileMaker Server 7 Advancedに付属するマニュアルでは、Webサーバーモジュールとセットで扱われています。
必要に応じて、特定のIPアドレスからのみ管理コンソールへアクセスできるように制限をかけることができます。
Webサーバーモジュール
November 10, 2004
FileMaker Server 7 Advancedでは、「Webサーバーモジュール」により、Web公開エンジンとWebサーバーが接続できるようになります。
カスタムWeb公開エンジンには「Tomcat」が使用されており、Webサーバーモジュールには、JKプロジェクトによって開発されたコネクタが使われています。このコネクタは、Apache JServ Protocol version 1.3(AJP13)を利用して、TomcatとWebサーバーを接続させることができます。
具体的には、Mac版ではApacheのモジュールである「mod_jk」が、Windows版ではIISプラグインの「ISAPI」リダイレクタプラグインが利用されています。
なお、mod_jk自体はApache HTTP Server 1.3および2.0の両方で使用することが可能です。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)