FAMLog
FileMaker Web News:第7回 2006年6月号
June 15, 2006
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に関する出版後の情報を補足することを主目的とした「FileMaker Web News」第7回目をお届けします。
■カスタムWeb公開に関するプレゼンテーション資料
セブンズドア主催のFileMakerユーザー向けイベント「FileMaker Fun Night!」で、ゲストとしてFileMaker 7/8のカスタムWeb公開に関する発表を2006年6月10日に行いました。発表で使用した資料をダウンロードできますので、まだご覧になっていない方は下記よりどうぞ。
[関連]第12回「FileMaker Fun Night!」発表資料
■FileMaker Pro 8のための作り方ガイドブック
ファイルメーカー社が、2006年5月下旬にFileMaker Pro 8向けにリニューアルされたデータベースの作り方ガイドブックの提供を開始しています。これらのガイドブックは、ファイルメーカー社のWebサイトで配布されており、Web公開とは直接関係のない内容ですが、FileMaker Proを初めて使う方がその基本を短時間で修得するのに最適な教材の1つであると言えるでしょう。
[関連]FileMaker Pro 8のための作り方ガイドブック(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部リンクを削除しました。)
FileMaker Server Advanced カスタムWeb公開ガイド
June 14, 2006
FileMaker Server Advancedには、カスタムWeb公開機能の使用方法を説明したPDFファイル「FileMaker Server Advanced カスタムWeb公開ガイド」が付属しています。
このマニュアルでは、FileMaker XSLTスタイルシートの開発、XMLまたはXSLTを使用するWeb公開エンジンによるデータベースの公開、およびCDMLからXSLTへの移行に関する話題について説明されています。FileMaker 7/8のカスタムWeb公開機能を利用する場合には、必ず読んでおきたい内容となっています。
カスタムWeb公開ガイドは、Web公開エンジンのソフトウェアコンポーネントをインストールすると、「FileMaker Server Advanced Web公開インストールガイド」と一緒にインストールされます。
[関連]FileMaker クエリー文字列リファレンス、FileMaker XSLT 拡張関数リファレンス(FAMLog)
FileMaker Server 8のデフォルトデータベースフォルダ
June 07, 2006
Mac版FileMaker Server 8では、ホストするデータベースファイルを以下のフォルダ内に通常配置します。
/Library/FileMaker Server/Data/Databases/
Windows版FileMaker Server 8では、以下のフォルダにデータベースファイルを配置します。
\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Data\Databases\
デフォルトデータベースフォルダのパスは、バージョン7とは一部違っています。
Mac OS Xでは、上記のデータベースフォルダとサブフォルダは、「fmsadmin」グループが所有する必要があります。また、データベースフォルダ内に配置されたデータベースは、グループが読み書き可能であることが必要です。ただし、アクセス制御リスト(ACL)を利用すればこの限りではありませんが、FileMaker Server 8 管理者ガイドによると、ACLの使用は正式にはサポートされていない可能性があります。
[関連]FileMaker Server 7のデフォルトデータベースフォルダ
FileMaker Pro 8のための作り方ガイドブック
May 30, 2006
ファイルメーカー社が、FileMaker Pro 8向けにリニューアルされたデータベースの作り方ガイドブックの提供を開始しています。
従来から提供されている「見なれたオフィスの書類をかんたんにデータベース化」する方法を修得できる5種類のガイドブックに加えて、FileMaker Pro 8の新機能であるPDF MakerとFast Sendを修得できるガイドブック「ボタンひとつで、データベースからPDF書類を直接作成する方法」も新たに追加されています。
これらのガイドブックで学習していけば、FileMaker Proを使いこなすための“いろは”を修得でき、データベースの作成に必要な機能や操作の基本を短時間でマスターすることができます。
ClamXav 1.0.3h
May 10, 2006
Mac OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 1.0.3h」が公開されています。
ClamAVの最新バージョンであるバージョン0.88.2が搭載され、新たにUniversalアプリケーションとしてIntelベースのMacにも対応しています。
なお、ClamXavはMac OS X Serverと互換性はなく、Mac OS X v10.3もしくはv10.4で動作します。
FileMaker Server 8の新機能と改善点 (2)
April 18, 2006
FileMaker Server 8では、データベースエンジンが改良および最適化されており、各種処理のパフォーマンスが向上しています。
FileMaker Server 8は、FileMaker Server 7よりも高速にデータを検索、追加、削除および編集するように設計された強力なデータベースエンジンを備えています。ファイルメーカー社のWebサイトでは、WindowsとMacの両方のプラットフォームでの、FileMaker Server 7v3とFileMaker Server 8のベンチマークテストの結果に関するページも公開されていて、パフォーマンス向上に関する参考資料を確認することができます。
バージョン8でFileMaker Serverの処理が高速化することで、Web公開機能もその高速化の恩恵を受けることができます。
FileMaker Server 8の新機能と改善点 (1)
April 17, 2006
FileMaker Server 8では、ファイルの一貫性をチェックする機能が新機能として追加されています。
バージョン8のFileMaker製品で開いたことのないデータベースファイルや、正常に終了処理がされなかったデータベースファイルをFileMaker Server 8で開く際に、ファイルの一貫性チェック機能が自動的に実行され、イベントログにチェックの結果が記録されます。FileMaker Server Adminで「一貫性チェックなしでファイルを開く」設定にしていればこのチェック機能は働きませんが、通常この機能は有効になっています。
なお、データベースが壊れている可能性がある場合には、そのデータベースファイルをFileMaker Server 8で開くことができません。その場合には、FileMaker Pro 8の[修復]コマンドを使用してデータベースを修復する必要があります。
Apple Remote Desktop 3
April 12, 2006
アップルが「Apple Remote Desktop 3」を発表しています。
Apple Remote Desktop 3はUniversalアプリケーションであり、ソフトウェアの配布、資産管理そして遠隔支援をさらに簡単にする50以上の新機能を搭載しています。
ローカルコンピュータとリモートコンピュータ間で、ファイルやフォルダのドラッグ&ドロップ、データのコピー&ペーストが可能となり、Apple Desktop Remote 2に比べて最大で11倍の速さでネットワークコピーを行うことができます。DashboardウィジェットやAutomatorアクションも用意され、リモートのクライアントシステムで高速な検索を行えるリモートSpotlight検索が新機能に加わり、Mac OS X v10.4 “Tiger”に最適化されています。
Apple Remote Desktop 3の管理者用およびクライアント用システムは、オペレーションシステムとしてMac OS X v10.3.9以降を使用しているコンピューターで用いることができます。価格は管理台数10システムまでのものが税込34,000円、管理台数無制限のものが税込57,000円です。
第9回「FileMaker Fun Night!」イベントレポート
April 11, 2006
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2006年4月8日に行われた第9回のイベントレポートが追加されており、リレーションシップやFileMaker Server利用時のグローバルフィールドに関する話題を中心として、FileMakerでデータベース構築を行う際の定番的な落とし穴とその回避方法が紹介されています。
次回は、「開発事例シリーズ2 よくある業務系」というテーマで、2006年5月14日(日)17:00-18:00に同イベントが開催される予定になっています。
(2007/01/07追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
(2021/01/20追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
APPLE-SA-2006-04-03 Mac OS X v10.4.6
April 10, 2006
Mac OS X v10.4.6にはセキュリティ脆弱性を修正するアップデートも含まれていて、ファームウェアのセキュリティ脆弱性が修正されます。
IntelベースのMacにおいて、物理的にコンピューターにアクセスできる場合に、ファームウェアパスワードを迂回することができた問題(CVE-2006-0401)がバージョン10.4.6で修正されています。
Mac OS X v10.4.6は、システム環境設定のソフトウェア・アップデート、もしくはAppleのWebサイトから入手できます。