FAMLog
cookiesノードセットのXMLネームスペース
April 07, 2005
FileMaker Server Advanced 7.0v3で新たに利用できるようになったcookiesノードセットのXMLネームスペース(名前空間)は、「http://www.filemaker.com/xml/cookie」です。
XSLTスタイルシートでcookiesノードセットを使用する場合には、<xsl:stylesheet>エレメント(要素)のxmlns属性を使って必ずこのネームスペースを宣言し、ネームスペースには対応する接頭辞(例:fmc)を指定する必要があります。
(ネームスペース宣言の例)
<xsl:stylesheet xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"
xmlns:fmrs="http://www.filemaker.com/xml/fmresultset"
xmlns:fmc="http://www.filemaker.com/xml/cookie"
exclude-result-prefixes="xsl fmrs fmc"
version="1.0">
(2007/01/04追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Server 7v3 アップデータ
March 11, 2005
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 7v3 アップデータ」を配布しています。
このアップデータはFileMaker Server 7およびFileMaker Server 7 Advanced向けのもので、安定性の向上、自動バックアップ、最大キャッシュサイズ、外部認証などの改善が含まれています。
このバージョンから、サンプルのデータベース(FMServer_Sample_Config.fp7)で設定されている拡張アクセス権が追加され、あらかじめWeb公開およびODBC/JDBCで共有できるように設定が変更されています。
なお、FileMaker Server 7.0v3では、FileMaker Pro 7.0v3およびFileMaker Developer 7.0v3のクライアントのみがサポートされています。
(2007/01/04追記:リンク先のURLを変更しました。)
Beta version of FMrobot for Macintosh
March 02, 2005
New Millennium Communications社が「FMrobot for Macintosh」の商用ベータ版を配布しています。
FMrobotは、FileMaker Developer 6もしくはFileMaker Developer 7で作成されたデータベースデザインレポートを利用して、FileMaker 7のテーブルやフィールドの作成処理を自動化するツールです。FileMaker Pro 7の通常機能では実現できない、テーブルの複製やテーブルを他のファイルに移動させる処理などが、このツールにより実現できるようになります。
FMrobotの価格は、シングルユーザーライセンスで$199.95となっています。
スクリプトのヒントと考慮事項 (1)
February 22, 2005
Webで公開するFileMakerデータベースにスクリプトが含まれている場合には、処理に必要なスクリプトのみ実行されるように制限する必要があります。
スクリプトの実行を制限するには、FileMaker Pro 7のアカウントとアクセス権セットでアクセス制限を行います。
Webブラウザー経由で使用する必要があるスクリプトのみアクセスを許可するようにしたり、ゲストアカウントが実行できるスクリプトは一部のみに制限するなど、すべてのデータベースでアカウントとアクセス権セットをきちんと定義することがとても重要です。
リレーションで極めるファイルメーカー7
February 21, 2005
ラトルズ社から刊行される「リレーションで極めるファイルメーカー7」が2005年2月25日に発売されます。バージョン7で劇的な進化を遂げたFileMakerのリレーショナルデータベース機能に焦点をあてた書籍で、価格は税込2,940円です。
リレーションシップを活用すると、より高度な処理をシンプルに実現できますが、同書籍ではリレーショナルデータベースシステムの設計理論と構築方法を系統だてて基礎から解説しています。
[関連]リレーションで極めるファイルメーカー7:追加情報(FAMLog)
(2007/01/04追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
TELWatcher 3.0 for Windows/Mac OS X
February 03, 2005
株式会社キー・プランニングが、CTI(Computer Telephony Integration)ソフトウェア「TELWatcher 3.0 for Windows/Mac OS X」を発表しています。
TELWatcher 3.0では、新たにFileMaker Pro 7に対応し、電話発信機能が追加されています。従来のISDN回線対応に加え、アナログ回線にも対応可能となっています。
対応データベースは、ファイルメーカーPro 5、5.5、6、およびFileMaker Pro 7です。価格は1ライセンス税込13,440円、アップグレード価格は税込6,090円となっています。
クエリーコマンドを使用する際の注意点 (5)
February 01, 2005
FileMaker Server 7 Advancedにおいて、-findクエリーコマンドを使用した場合には、フィールドの値の大文字と小文字は区別されません。一方、-newおよび-editクエリーコマンドを利用する場合には、フィールドの値に使用した大文字と小文字は保持され、クエリー文字列で指定した通りにデータベースに保存されます。
例えば、検索処理を行うように指定されたクエリー文字列内において、下記のように「Product=FileMaker」と指定しても、「Product=filemaker」と指定しても、両者の検索結果に違いはありません。
http://www.example.com/fmi/xml/fmresultset.xml?-db=dbname
http://www.example.com/fmi/xml/fmresultset.xml?-db=dbname
逆に、-newや-editクエリーコマンドの場合には、前者はFileMakerと、後者はfilemakerと登録もしくは修正され、大文字小文字は保持されます。
FX_charset
January 28, 2005
PHPでFileMakerデータベースへの接続を手軽にするFX.phpを利用する際に、非ASCIIコード文字列の処理時に発生する問題を解決する「FX_charset」が配布されています。
これまで配布されていたFX.php日本語対応版は、FX.php 2.3.2をベースとしたもので、FileMaker 7には対応していませんでした。本日配布開始されたFX_charsetは、FX.php 3.1に対応したものとなっており、FileMaker Server 7 Advancedと共に使用することができます。
なお、FX_charsetのライセンスは、FX.phpのライセンスと同一となっています。
(2005/08/15追記:FX.php 4.0でFX_charsetの機能が統合されたため、FX.php 4.0以降ではFX_charsetを使用する必要がなくなりました。)
クエリーコマンドを使用する際の注意点 (4)
January 27, 2005
FileMaker Server 7 Advancedにおいて、クエリー文字列で使用されるデータベース名、レイアウト名、およびフィールド名では、大文字と小文字は区別されません。
例えば、SampleLayoutという名称のレイアウトを利用する際に、「-lay=SampleLayout」だけでなく「-lay=samplelayout」というようにもクエリー文字列内で指定することができます。
ただし、XSLTスタイルシート内の記述では、大文字と小文字が区別されるため、データベースで使用されている実際の名称に完全に一致させる必要があります。
データベースのフィールド名が「LastName」である場合には、<xsl:value-of select="fmrs:field[@name='LastName']" />というように、フィールドの名称が完全に一致するように記述しなければなりません。
クエリーコマンドを使用する際の注意点 (2)
January 24, 2005
FileMaker Server 7 Advancedでは、クエリーコマンドごとに、対応するクエリー引数を指定する必要があります。例外として、XMLを使用したカスタムWeb公開で、-dbnamesクエリーコマンドを使用する場合のみ、クエリー引数を指定する必要がありません。
XSLTを使用したカスタムWeb公開では、XML文法を指定するための-grammarクエリー引数がXSLTリクエストで必須となっています。
-dbnamesおよび-processクエリーコマンドは、クエリー対象のデータベースを指定する-db引数を必要としませんが、-processはXSLTリクエストの場合のみ利用できるクエリーコマンドであることから、-grammarクエリー引数の指定が必要です。