FAMLog
AdoptOpenJDK 8 update 222が公開
July 18, 2019
AdoptOpenJDK 8 update 222(jdk8u222-b10)が公開されています。
AdoptOpenJDK 8 update 222では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。2019年2月にOracle社によるJava 8の商用向け公式サポートが終了したことに伴い、Javaのセキュリティアップデートを行う際には、Oracle Java SE SubscriptionをOracle社から購入する、もしくはオープンソースの実装であるOpenJDK 8に移行する必要が出てきます。
FileMaker ナレッジベースの記事では、Oracle JREをアンインストールしてAdoptOpenJDK 8に移行する手順が記載されていますが、手動で行う手順が含まれているだけでなく、FileMaker Serverを再起動する必要があります。そのため、AdoptOpenJDKに移行する場合にはテストを十分に行った上で作業することが推奨されます。
[関連]FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する(FAMLog)
Windows版FileMaker Server 18の動作環境
June 26, 2019
Windows版のFileMaker Server 18はWindows Server 2016 Datacenter EditionとWindows Server 2016 Standard Edition、Windows Server 2012 R2 Standard Editionをサポートしています。
Windows Server 2016 Datacenter EditionおよびStandard EditionにFileMaker Server 18をインストールする場合、デスクトップエクスペリエンスを搭載している環境が必要です。また、Windows Server 2012 R2 Standard Editionを利用する場合、更新プログラム2919355を適用済みの環境が必要です。
RAMの最低要件はバージョン17と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが100GB以上必要、そして50GB以上の空き容量が必要という条件となっています。
[関連]Windows版FileMaker Server 17の動作環境(FAMLog)、macOS版FileMaker Server 18の動作環境(FAMLog)
FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する
June 25, 2019
2019年2月にOracle社によるJava 8の商用向け公式サポートが終了したことに伴い、FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する方法に関する記事がFileMaker ナレッジベースで公開されています。
ナレッジベースの記事では、Oracle JREをアンインストールしてOpenJDK 8に移行する手順が記載されていますが、手動で行う手順が含まれているだけでなく、FileMaker Serverを再起動する必要があることから、OpenJDKに移行する場合にはテストを十分に行った上で作業することが推奨されます。また、Windowsプラットフォームでは、Oracle JREをインストールしたままにしておくと、FileMaker WebDirectの起動時にOracle JVMプロセスが開始される旨が案内されており、注意が必要です。
ナレッジベースには、FileMaker Server 18.0.1の場合に関する記事以外に、FileMaker Server 17.0.3および17.0.4(17.0.5)の場合に関する記事や、FileMaker Server 17.0.2またはそれ以前のバージョンにおけるFileMaker Serverの場合に関する記事がFileMaker 18 プラットフォーム発売前から用意されていました。
[関連]FileMaker Server 18.0.1 での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17.0.3 および 17.0.4 における Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17.0.2 またはそれ以前のバージョンにおける Java の変更(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Server 17.0.3 アップデータが公開
April 26, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 17.0.3 アップデータ」を公開しています。
FileMaker Server 17.0.3では、2019年5月1日から始まる日本の新しい年号である「令和」がサポートされているほか、Java Web 公開エンジンのメモリー割り当てが動的ではなく固定的に割り当てられてパフォーマンスが低下する問題や、特定の状況でFileMaker Serverのプロセスが予期せず停止または新しい接続の許可を停止する問題、FileMaker WebDirectで発生していたさまざまな問題などが修正されています。JavaについてはJava 8 Update 201に、Apache TomcatについてはApache Tomcat 7.0.91に更新されているほか、macOS Sierra 10.12の場合はPHP 5.6.30、macOS High Sierra 10.13の場合はPHP 7.1.16、macOS Mojave 10.14とWindows Serverの場合はPHP 7.1.19がインストールされるようになっています。
このアップデータを適用する前に、あらかじめWeb公開エンジンとデータベースサーバー、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
FAMLog News Archive:第84回 2019年春号
March 06, 2019
■PHP 5.6系統の最終バージョンが公開(2019年1月)
PHP 5.6.40が2019年1月に公開されました。PHP 5.6.40はPHP 5.6系統における最後のバージョンとなる予定であるため、今後はバージョン7.1系統以降へのアップグレードが推奨されています。なお、現時点におけるPHPの最新バージョンは2019年2月に公開されたバージョン7.3.2です。
[関連]PHP 5.6.40、PHP 7.1.26、PHP 7.2.14およびPHP 7.3.1が公開(FAMLog)、Mac版FileMaker Server 17.0.2.252ではインストールされるPHPのバージョンが更新(FAMLog)
■INTER-Mediator 5.9が公開(2019年1月)
PDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワークであるINTER-Mediator 5.9が2019年1月に公開されました。INTER-Mediator 5.9では、PHP 5.6.40でINTER-Mediatorが動作しない不具合や、XAMPP for Windows利用時に発生していた互換性に関する問題が修正されています。
[関連]INTER-Mediator 5.9を公開(FAMLog)
Mac版FileMaker Server 17.0.2.252ではインストールされるPHPのバージョンが更新
February 26, 2019
Mac版FileMaker Server 17.0.2.252ではインストールされるPHPのバージョンが更新されています。
バージョン17.0.2.252では、macOS Sierra 10.12の場合はPHP 5.6.30、macOS High Sierra 10.13の場合はPHP 7.1.14、macOS Mojave 10.14の場合はPHP 7.1.19がインストールされるようになっています。
macOS Sierra 10.12ではインストールされるPHPのバージョンが古いことから、macOSでFileMaker Server 17を利用する際にはmacOS Mojave 10.14もしくはmacOS High Sierra 10.13の使用が推奨されます。
[関連]FileMaker Server 17でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)、FileMaker Server 17がmacOS Mojave 10.14に対応(FAMLog)、FileMaker Server がインストールされている OS のアップデートをインストール(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Server 17がmacOS Mojave 10.14に対応
December 07, 2018
FileMaker Server 17のインストーラが更新され、FileMaker Server 17がmacOS Mojave 10.14上での動作をサポートするようになっています。
macOS Mojaveに対応したFileMaker Server 17.0.2.252 インストーラはフルインストーラであるため、インストールディスクイメージおよびライセンス証明書ファイルをソフトウェアダウンロードページからダウンロードする必要があります。
既存のFileMaker Serverがインストールされた環境をmacOS Mojaveにアップグレードする場合には、一度FileMaker Serverをアンインストールする必要が出てきます。インストール手順の詳細については、FileMaker Server 17.0.2.252 インストーラのページと、FileMaker Server 17 インストールおよび構成ガイドを参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Pro 17.0.3 Advanced アップデータが公開(FAMLog)
Windows版FileMaker Server 17の動作環境
July 09, 2018
Windows版のFileMaker Server 17はWindows Server 2016 Standard EditionとWindows Server 2012 R2 Standard Editionをサポートしています。
Windows Server上にFileMaker Server 17をインストールするには、インターネット接続が必要です。また、Windows Server 2016 Standard Editionを利用する場合、デスクトップエクスペリエンスを搭載している環境が必要です。
RAMの最低要件は8GBであり、FileMaker Server 16でサポートされていたWindows Server 2008 R2 SP1 Standard EditionおよびEnterprise EditionはFileMaker Server 17ではサポートされなくなっています。
[関連]macOS版FileMaker Server 17の動作環境(FAMLog)
FileMaker Server 17.0.2 アップデータが公開
June 22, 2018
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 17.0.2 アップデータ」を公開しています。
FileMaker Server 17.0.2では、特定の条件下でAdmin Consoleを開くことができない問題や、FileMaker Serverの旧バージョンをインストールしていなかった環境でWindows Server版のFileMaker ServerをインストールするとFileMaker WebDirectで接続に失敗する場合がある問題などが修正されています。JavaについてはJava 8 Update 171に、OpenSSLについてはOpenSSL 1.0.2oに更新されています。
このアップデータを適用する前に、あらかじめWeb公開エンジンとデータベースサーバー、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
RESTfm 5.1.0が公開
June 08, 2018
FileMaker API for PHPを用いてFileMaker ServerにRESTfulなWebサービス機能を追加するRESTfm 5.1.0が公開されています。
RESTfmは現在MITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアであり、Goya Pty Ltdが開発しています。RESTfm 5.1.0ではFileMaker Server 17に対応しています。
FileMaker Server 17ではFileMaker Serverのインストール手順が変更されて展開アシスタントが廃止されており、PHPおよびカスタムWeb公開を有効にする際にはfmsadminコマンドを使用する必要があります。