FAMLog
ファイルメーカープロ それはどうやるの?
February 14, 2017
サンタクロース・プレス合同会社からFileMaker製品に関する解説書「ファイルメーカープロ それはどうやるの?」が2017年1月下旬に発売されています。
この書籍では、現場で使われている実践的なスクリプト、顧客管理・経費管理・納品請求書管理の実践的データベースのポイントなどが解説されています。
Microsoft Excelの操作がある程度できる水準を対象として解説が始められており、著者によるとExcelに限界を感じている方に手に取っていただきたいとのことです。
定価:3,000円(税別)
ページ数: 288
著者:蝦名 信英
監修:西門 泰洋
出版社:サンタクロース・プレスLLC
ISBN:978-4-9908804-1-5[Amazon.co.jpで購入...]
FileMaker Server 15の新機能:パスワードで保護されたデータベースのみをホスト
February 13, 2017
FileMaker Server 15では、[パスワードで保護されたデータベースのみをホスト]設定が新たに設けられ、ファイルをアップロードする前にファイルのアカウントとパスワードなどのセキュリティ設定が必要になっています。
[パスワードで保護されたデータベースのみをホスト]設定は最初から有効となっているため、FileMaker Server 15で完全アクセス権のパスワードの入力をユーザーに求めないデータベースを開こうとすると、エラーメッセージがEvent.logに書き込まれ、データベースは開かないようになっているので注意が必要です。
上記の設定が有効である場合、FileMaker Pro 15では、完全アクセス権セットを使用するゲストアカウント、パスワードが空白である完全アクセスアカウント、または[ファイルオプション]ダイアログボックスの[次のアカウントを使用してログイン]オプションを使用してパスワードがデータベースに保存された完全アクセスアカウントを含むデータベースのアップロードは許可されません。
[関連]FileMaker Server 15 にファイルをアップロードする前に必要な設定(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 15とFileMaker Server 15の新機能:ESS アダプタ
February 09, 2017
FileMaker 15では、ESS アダプタを使用することで接続できる外部SQLデータソースがさらに増え、PostgreSQLおよびIBM DB2にも接続できるようになっています。
バージョン15では以下のSQLデータベースへの接続がサポートされています。
・Microsoft SQL Server 2008 R2
・Microsoft SQL Server 2012
・Microsoft SQL Server 2012 SP1
・MySQL 5.6 Community Edition
・Oracle 11g R2
・Oracle 12c R1
・PostgreSQL 9.4.4(Actual Technologies製アダプタ経由)
・IBM i 7.1 (AS/400)(Actual Technologies製アダプタ経由)
・IBM DB2 10.5(Actual Technologies製アダプタ経由)
ESSでPostgreSQLおよびIBM DB2に接続する際には、有料のActual ESS Adapterが必要になります。
[関連]外部 SQL データソースに対してサポートされている ODBC ドライバ(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 15の新機能:スクリプトワークスペースのマルチアンドゥ・リドゥ機能
February 08, 2017
FileMaker Pro 15では、スクリプトワークスペースにおいて元に戻す/やり直す機能がサポートされるようになっています。この機能により、スクリプトを保存または実行した後でも変更を元に戻したり、やり直すことができます。
スクリプトワークスペースはFileMaker 14で導入されたものですが、スクリプトワークスペースにおける元に戻す/やり直す機能はスクリプトワークスペースのスクリプト編集エリアとスクリプト編集ダイアログでサポートされています。左側のスクリプト名エリアで行われた操作やタブの順序変更、スクリプトステップパネルで行われた操作については、元に戻す操作はサポートされません。
なお、バージョン15では、スクリプトワークスペースだけでなく[計算式の指定]ダイアログボックスでも操作を元に戻すことができるようになっています。
[関連]スクリプトワークスペースでの元に戻す/やり直すのサポート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 14の新機能:スクリプトワークスペース(FAMLog)
fmsadminコマンドで最長呼び出しの使用状況ログに関する設定を変更する
February 03, 2017
FileMaker Server 15では、最長呼び出しの使用状況を記録できるオプション設定が新たに用意されましたが、その設定はAdmin Consoleだけでなくfmsadminコマンドでも変更できます。
[使用例]
fmsadmin enable topcallstats
fmsadmin disable topcallstats
fmsadminコマンドで最長呼び出しの使用状況ログを有効化する場合は「fmsadmin enable topcallstats」、最長呼び出しの使用状況ログを無効化する場合は「fmsadmin disable topcallstats」です。
最長呼び出しの使用状況ログは、「FileMaker Server/Logs/」フォルダのTopCallStats.logファイルに記録されます。TopCallStats.logファイルのサイズが、[データベースサーバー]>[ログ]タブで指定したログサイズに達すると、このファイルの名前がTopCallStats-old.logに変更され、新しいTopCallStats.logファイルが作成されるようになっています。
[関連]FileMaker Server 15の新機能:最長呼び出しの使用状況ログ(FAMLog)
LibreSSL 2.4.5とLibreSSL 2.3.10が公開
February 02, 2017
LibreSSL 2.4.5とLibreSSL 2.3.10が公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.4.5およびLibreSSL 2.3.10にはセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。
現時点でのLibreSSLの最新安定バージョンはバージョン2.4.5です。LibreSSLはバージョン2.5系統の開発も進められており、今回同時に開発版のバージョン2.5.1が公開された次第です。
[関連]OS X El CapitanおよびmacOS SierraのApache HTTP ServerではLibreSSLを利用(FAMLog)
Apache Tomcat 8.0.41とApache Tomcat 7.0.75が公開
February 01, 2017
Apache Tomcat 8.0.41とApache Tomcat 7.0.75が2017年1月下旬に公開されています。
Apache Tomcat 8.0.41およびApache Tomcat 7.0.75では、Apache Tomcat 8.5.9で修正されたセキュリティ脆弱性が修正されています。当該脆弱性は、公表当初、Apache Tomcat 8.5より前のバージョンは影響を受けないとされていましたが、バージョン8.0系列以前も影響を受けることが後から判明した次第です。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統です。なお、FileMaker Server 13、FileMaker Server 14およびFileMaker Server 15のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]JVNVU#97321122: Apache Tomcat に情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 8.5.9が公開(FAMLog)
OpenSSL 1.0.2kとOpenSSL 1.1.0dが公開
January 31, 2017
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2k」と「OpenSSL 1.1.0d」が公開されています。
OpenSSL 1.0.2kおよびOpenSSL 1.1.0dでは複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。OpenSSLのバージョン0.9.8系統およびバージョン1.0.0系統は2015年12月31日に、OpenSSLのバージョン1.0.1系統は2016年12月31日にセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.2系統もしくはバージョン1.1.0系統に移行する必要があります。
2017年1月時点で最新版であるFileMaker Pro 15.0.3およびFileMaker Server 15.0.3にはOpenSSL 1.0.2jが同梱されています。なお、OpenSSL 1.0.2系列が使用されているのはFileMaker Pro 14.0.4以降およびFileMaker Server 14.0.4a以降です。
APPLE-SA-2017-01-23-5 Safari 10.0.3
January 30, 2017
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 10.0.3が配布されています。
多数の脆弱性が修正されたSafari 10.0.3は、OS X Yosemite v10.10.5およびOS X El Capitan v10.11.6で利用できます。また、同時に公開されたmacOS Sierra 10.12.3にもSafari 10.0.3が含まれています。
OS X Mavericks用のSafari 10は提供されておらず、OS X Yosemite以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
[関連]APPLE-SA-2017-01-23-2 macOS 10.12.3(FAMLog)
APPLE-SA-2017-01-23-2 macOS 10.12.3
January 27, 2017
AppleからmacOS Sierra 10.12.3が公開されています。
macOS Sierra 10.12.3には多数のセキュリティに関わる修正が含まれています。このアップデートによりPHPはバージョン5.6.28に更新されます。
FileMaker Serverはバージョン15.0.2でmacOS Sierraに対応していますが、バージョン14およびそれ以前のFileMaker ServerについてはmacOS Sierra対応の予定はない模様です。
[関連]macOS Sierra 10.12 と FileMaker Pro 15 および FileMaker Server 15 との互換性(FileMaker ナレッジベース)