FAMLog
グローバルフィールドの定義
February 26, 2007
FileMaker Proでグローバル格納オプションが有効になっているフィールドは、「グローバルフィールド」と呼ばれます。
グローバルフィールドには、ファイル内のすべてのレコードで共通に使用される単一の値が含まれます。フィールドオプションの[データの格納]タブにおいて、[グローバル格納(すべてのレコードに1つの値)を使用する]にチェックをつけると、そのフィールドはグローバルフィールドとして扱われるようになります。
FileMaker Pro 7以降において、グローバルフィールドには、集計以外のすべてのフィールドタイプ(テキスト、数字、日付、時刻、タイムスタンプ、オブジェクト、計算)を使用することができます。
なお、グローバルフィールドに索引を設定することはできません。
fmxslt:set_session_object関数の引数
February 22, 2007
「FileMaker Server 8 Advanced カスタムWeb公開ガイド」には、fmxslt:set_session_object関数の引数としてノードセットや論理値を指定できることが記載されていますが、実際にはノードセットおよび論理値を指定することはできません。
fmxslt:set_session_object関数に渡されるオブジェクトは文字列として解釈されるようになっています。オブジェクトが文字列に変換されない場合はセッションに値が保存されず、FileMaker XSLT拡張関数のエラーコードは10100(原因不明のセッションエラー)が設定されます。また、空の文字列やnullを使用してセッションオブジェクトを設定しようとしても、上記と同様のエラーコード10100のエラーが発生します。このことは、fmxslt:set_session_timeout関数の件と同様、「FMS Web お読みください.pdf」にて言及されています。
なお、セッションの変数を削除する場合には、fmxslt:remove_session_object関数を使用します。
FileMaker Web News:第15回 2007年2月号
February 16, 2007
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に関する出版後の情報を補足することを主目的とした「FileMaker Web News」第15回目をお届けします。
■Windows Vistaが発売
Windows XPの後継OSであるWindows Vistaが2007年1月30日に一般向けに発売されました。Windows VistaにはInternet Explorer 7が標準搭載されています。なお、FileMaker製品ラインは、現在のところWindows Vistaに正式対応していませんので、その点には注意が必要です。
[関連]FileMaker Pro 8.5のWindows Vista対応状況(FAMLog)
■FileMaker Server 8 VLA キャンペーン
ファイルメーカー社が、FileMaker Server 8 VLA 通常ライセンスをキャンペーン価格で購入できる「FileMaker Server 8 VLA キャンペーン」を2007年2月15日から実施しています。期間限定のキャンペーンであり、実施期間は2007年3月31日までとなっています。
[関連]FileMaker Server 8 VLA キャンペーン(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
第20回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
February 14, 2007
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2007年2月10日に行われた第20回のイベントレポートが追加されており、ランタイムアプリケーションやFileMaker Serverなどに関する情報が紹介されています。
次回は、「FileMaker Serverがあれば怖くない!」というテーマで、2007年3月10日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
2桁の西暦の日付と変換ルール
February 09, 2007
FileMaker Proでは、2桁の西暦の日付は、日付を入力した年に基づいて4桁の西暦の日付に変換されます。
この変換が行われる場合、4桁の西暦の日付は、常に今後30年間または過去70年間のいずれかの範囲に入ると想定されて変換されます。例えば、日付を入力したときが2007年である場合に、「37/02/09」と入力すると「2037/02/09」に変換され、「38/02/09」と入力すると「1938/02/09」に変換されます。
なお、この2桁の西暦の日付の変換方法は、旧バージョンのファイルメーカーProのファイルを現在のバージョンのファイルに変換する場合には適用されません。
AirMac Extreme 802.11n Enabler for Mac
February 01, 2007
アップルが、一部のMacを802.11nに対応させるソフトウェア「AirMac Extreme 802.11n Enabler for Mac」の販売を開始しています。価格は250円です。
Enablerソフトウェアにより802.11nワイヤレスネットワークに対応可能なMacは、現時点では下記の通りです。
・2.0GHz Intel Core 2 Duo搭載17インチ、Intel Core 2 Duo搭載20インチ、Intel Core 2 Duo搭載24インチiMac
・Intel Core 2 Duo搭載MacBook
・Intel Core 2 Duo搭載MacBook Pro
・AirMac Extremeカードを装着したMac Pro
なお、802.11n Enablerソフトウェアは、802.11n対応の新型AirMac Extremeベースステーションに標準添付されています。そのため、2007年2月より販売される新型AirMac Extremeベースステーションを購入する場合には、802.11n Enablerソフトウェアを別途購入する必要はありません。
FMMenulet 1.0.3
January 31, 2007
FileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Developerで利用可能なスクリプトデバッガの状態を表示・変更できるメニューエクストラであるFMMenuletの新バージョン「FMMenulet 1.0.3」が公開されています。
FMMenuletは、Mac OS X v10.4以降で動作し、IntelベースMacにもネイティブ対応しているUniversalアプリケーションです。バージョン1.0.3は、メンテナンスアップデートという位置づけになっています。
なお、FMMenuletは、Mac OS Xのみで使用できるフリーの開発支援ツールであり、Windows版はありません。使用するためには、システム環境設定の[ユニバーサルアクセス]において、[補助装置を使用可能にする]設定を有効にする必要があります。
fmxslt:set_session_timeout関数
January 30, 2007
FileMaker Server AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開において、セッションのタイムアウトを個別に設定する場合にはfmxslt:set_session_timeout関数を使用します。
fmxslt:set_session_timeout(セッション名, 有効期間)
バージョン7および8のカスタムWeb公開ガイドでは、セッションタイムアウトの有効期間の数字は「分単位」で指定すると記載されていますが、実際には「秒単位」で指定します。
なお、この関数を使用しない場合には、管理コンソールで設定されている「セッションタイムアウト」の設定が使用されます。
Developers Summit 2007
January 25, 2007
ファイルメーカー社が、株式会社翔泳社主催の「Developers Summit 2007」で行われる、FSA(FileMaker Solutions Alliance)メンバーによる開発者やIT担当者向けのセミナーを後援すると案内しています。
セミナーの開催日時および開催場所は下記の通りです。
「日々変化するお客様の要求をすぐにカタチにできるデータベースシステム開発術」
開催日時:2007年2月14日(水)16時35分〜17時20分
開催会場:目黒雅叙園(東京・目黒)C会場 華うたげ
なお、本セミナーは事前登録制のセッションとなっているため、Developers Summit 2007 Webサイトで事前に参加登録を行う必要があります。