FAMLog
FileMaker Web News:第13回 2006年12月号
December 15, 2006
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に関する出版後の情報を補足することを主目的とした「FileMaker Web News」第13回目をお届けします。
■日本でもFileMaker API for PHP Public Betaの情報ページが公開
FileMaker API for PHP Public Betaに関する情報が、ファイルメーカー株式会社のWebサイトで公開されました。今年7月にFileMaker, Inc.のWebサイトにおいて、Public Betaに関する情報が掲載されていましたが、今回公開されたページはその日本語訳となるページです。なお、サポートサービスが提供されないベータ版であるため、利用には注意が必要です。
[関連]FileMaker API for PHP パブリックベータ(FAMLog)
■FileMaker Server 8 Advancedに関する書籍が発売
書籍「FileMaker データベース開発テクニック」が2006年12月上旬に発売されました。FileMaker Pro 8.5 AdvancedおよびFileMaker Server 8 Advancedに対応し、XMLおよびXSLTを使用したカスタムWeb公開やJDBCによるWeb公開に関する情報など、有用な情報が掲載されています。
[関連]FileMaker データベース開発テクニック(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
Mac OS Xのバージョン確認方法
December 14, 2006
Mac OS Xのバージョンをコマンドラインで確認する方法の1つに、sw_versコマンドを使用する方法があります。このコマンドを使用することで、Mac OS Xのバージョン情報を確認できます。
Mac OS X v10.4.8では、sw_versコマンドの実行結果は次のように表示されます(PowerPCベースMacの場合)。
$ sw_vers
ProductName: Mac OS X
ProductVersion: 10.4.8
BuildVersion: 8L127
なお、IntelベースMacの場合、ビルドバージョンは8L127ではなく8L2127と表示されます。
FileMaker Pro 8.5のWindows Vista対応状況
December 08, 2006
ファイルメーカー社が、FileMaker製品のWindows Vista対応状況についてWebサイトで案内しています。
テクニカルサポートインフォメーションの情報によると、FileMaker Pro 8.5、FileMaker Pro 8.5 Advanced、FileMaker Server 8、FileMaker Server 8 AdvancedおよびFileMaker Mobile 8は、現在のところWindows Vistaでの認証を取得していません。FileMaker Pro 8.5とFileMaker Pro 8.5 Advancedは、Windows Vista上での動作においていくつかの問題点がすでに判明している、とのことです。
なお、FileMaker Server 8およびFileMaker Server 8 Advancedは、Windows Vistaでの動作がサポートされておらず、インストールすることができないようです。
(2007/03/29追記:2007年3月22日にWindows Vistaに関する特定の問題点に対処するバージョン8.5v2のアップデータが公開されました。)
ClamXav 1.0.6
December 01, 2006
Mac OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 1.0.6」が公開されています。
バージョン1.0.6では、Mac OS X v10.3におけるClamAV 0.88.6の動作に関する問題が修正され、中国語リソースが追加されています。
なお、バージョン1.0.5で同梱されるようになったコンテクストメニュープラグインが日本語リソースを外さないと動作しない件は、まだ修正されていません。
[参考]ClamXav 1.0.6(E-WA’S BLOG)
APPLE-SA-2006-11-28 Security Update 2006-007
November 29, 2006
Appleから「Security Update 2006-007」がリリースされています。
Security Update 2006-007は、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.8およびMac OS X Server v10.4.8向けのもので、下記のソフトウェアが主な更新対象となっています。
・AirPort(AirMac)、ATS、CFNetwork、Finder、gnuzip、Installer、OpenSSL、Perl、PHP、PPP、Samba、Security Framework、VPN、WebKit(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.8、Mac OS X Server v10.4.8)
・ClamAV(Mac OS X Server v10.4.8)
・ftpd(Mac OS X v10.3.9)
なお、このセキュリティアップデートにより、PHPはバージョン4.4.4に、OpenSSLはバージョン0.9.7lにアップデートされます。
コレは使える.com
November 21, 2006
ファイルメーカー社が、朝日新聞社のasahi.comとのタイアップ企画「コレは使える.com」の第2弾を、2006年11月20日から2006年12月10日まで限定公開すると案内しています。
「コレは使える.com」では、プロの開発者や編集者、ライター、医師、学生たちが、ノウハウを駆使して手作りした、全27種類の“そのまま使える、いますぐ役立つ”各種ツールが、無料で配布されています。
各ツールは、さまざまな場面・状況にあわせてそのまま使用することができますが、FileMaker Pro 8.5を使って自分の用途にあわせて変更することも可能です。ツールについて解説した雑誌記事のPDFファイルも配布されており、この機会に是非ダウンロードしておきたいものが数多く掲載されています。
なお、期間限定で公開されている広告企画サイトであるため、ツールのダウンロード可能期間も2006年12月10日までとなっています。
Apple Remote Desktop 3.1
November 20, 2006
アップルから、Apple Remote Desktop 3のアップデートである「Apple Remote Desktop 3.1 Admin」と「Apple Remote Desktop 3.1 Client」が配布されています。
Apple Remote Desktop 3.1の改良点は下記の通りです。
・XserveのリモートLOM(Lights-out Management)
・ローカルネットワーク内のコンピュータのスキャン
・ソフトウェア・メタパッケージのインストール
・ディレクトリサービス使用時の認証
・AppleScriptやAutomatorワークフローの実行
・他社製VNCのビューアやサーバーとの互換性
バージョン3.1では上記修正に加えて、Apple Remote Desktop 3におけるセキュリティ上の問題も修正されています。
なお、Apple Remote Desktop 3.1 ClientはApple Remote Desktop 3.1 Adminからのみ管理できるものであり、管理用ソフトウェアであるApple Remote Desktop 3.1 AdminにアップデートするためにはApple Remote Desktop 3が必要です。
PHP 5.2.0
November 10, 2006
「PHP 5.2.0」が2006年11月2日に公開されています。
PHP 5.2.0は、PHP 5の最新バージョンであり、Zend Engine用メモリー管理機能や入力フィルタリング拡張機能が追加されるなど、数多くの機能追加や不具合の修正が行われています。
さらに、htmlspecialchars関数やhtmlentities関数に存在したバッファーオーバーフローの脆弱性に対する修正など、いくつかセキュリティ上の問題も修正されています。
なお、PHP 5.2.0が公開されたことで、PHP 5.1系列は今後更新されなくなるとのことです。
第17回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
November 08, 2006
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2006年11月4日に行われた第17回のイベントレポートが追加されており、バージョン7以降のリレーションシップの特徴、および「Get(スクリプト引数)」や「Get(スクリプトの結果)」関数の活用法などについて紹介されています。
次回は、「FileMaker 8.5 Web公開活用最新情報」というテーマで、2006年12月16日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部リンクを削除しました。)
FileMaker 8.5 インスタントWeb公開の新機能と改善点
November 02, 2006
FileMaker Pro 8.5、FileMaker Pro 8.5 AdvancedおよびFileMaker Server 8.0v4 AdvancedのインスタントWeb公開機能では、FileMaker Pro 8.5で追加された新機能の一部を利用できます。
FileMaker Pro 8.5の新機能の1つに「Webビューア」がありますが、バージョン8.5(FileMaker Server Advancedの場合はバージョン8.0v4)のインスタントWeb公開でもこの新機能を使用できます。
バージョン8.5で新たに追加された[Web ビューアの設定]スクリプトステップもインスタントWeb公開で利用可能となっています。ただし、このスクリプトステップオプションで使用できる[進む]処理と[戻る]処理はWeb互換ではありません。
なお、[オブジェクトへ移動]スクリプトステップもWeb互換ですが、インスタントWeb公開で利用する場合に一部動作が異なる部分があります。
[関連]FileMaker Pro 8.5の新機能:バージョン8.5で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)