FAMLog
fmsadminコマンドの活用 (5)
July 07, 2006
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)で任意のタスクスケジュールを実行できます。
fmsadminコマンドを使ってスケジュールを手動で実行するには、RUNコマンドを使用し、引数にスケジュールIDを指定します。
(使用例)
$ fmsadmin run schedule 1
なお、スケジュールとID番号の一覧を取得するには、fmsadminコマンドのLISTコマンドを使用します。
Mac OS X Update 10.4.7
June 28, 2006
Appleから「Mac OS X Update 10.4.7」(PowerPCベースMac用、IntelベースMac用)および「Mac OS X Server Update 10.4.7」がリリースされています。
Mac OS X v10.4.7の主な改良点は下記の通りです。
・AFPでのデッドロック、接続切れの防止
・AFPでマウントしたボリュームへのAdobe書類やQuark書類の保存
・Bluetoothファイル転送、Bluetoothマウスの登録と接続、携帯電話との同期
・QuickTime、iTunes、Final Cut Pro、Soundtrackでのオーディオ再生
・デスクトップにアイコンが一定間隔で正しく表示されるように調整
・ディスク作成フォルダからのディスク作成に必要な空き容量の算定
・iChatでのオーディオ、ビデオの接続性、AIM使用時のチャットルーム作成機能
・Keynote 3へのファイル読み込み
・iCal、iPhoto使用時のPDFワークフロー
・Automatorワークフローでの各アクションの動作信頼性
・Font Bookでのフォントの追加と取り除き
・アドレス、ブックマーク、カレンダーのイベント、ファイルなどの情報を.Macと同期する機能
・他社製アプリケーションやデバイスとの互換性
・以前に、単体で実施されたセキュリティアップデート
なお、Mac OS X Server v10.4に付属するClamAVはバージョン0.88.2にアップデートされています。
(2006/06/30追記:当初公開されていた「Mac OS X 10.4.7 Update for Intel」においてOpenGL関連の一部ファイルが欠落していた問題がありました。現在は修正版に置き換えられています。)
入門OpenSSH
June 27, 2006
システム管理者の立場からOpenSSHの使い方を説明した書籍「入門OpenSSH」が秀和システムから2006年6月に発売されています。
この書籍は、OpenSSHの概略とその仕組み、インストール方法、実践的な使い方からトラブルシューティング、安全に使うためのさまざまなアイデアなどについて紹介されていて、Linux、FreeBSD、SolarisおよびMac OS Xに対応した内容になっています。sshdサーバーデーモンへのパスワード総当たり攻撃を検知、阻止するためのツールとして、DenyHostsも紹介されています。
なお、この書籍の正誤表、および刊行後に更新された情報については、下記のURLで掲載される予定になっているとのことです。
http://www.unixuser.org/~euske/openssh-intro/
定価:2,415円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 256
著者:新山 祐介
出版社:秀和システム
ISBN:4-7980-1348-X[Amazon.co.jpで購入...]
FileMaker Server 8のデフォルトバックアップフォルダ
June 26, 2006
FileMaker Server 8では、[データベースのバックアップ]タスクスケジュールが実行されると、ホストされているデータベースファイルは通常下記のフォルダ内にバックアップされます。
(Mac版)
/Library/FileMaker Server/Data/Backups/
(Windows版)
\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Data\Backups\
FileMaker Server Admin ツールを使用すれば、上記のデフォルトバックアップフォルダのパスを指定、変更することができます。パスは、FileMaker独自の形式で指定し、「filemac:/」もしくは「filewin:/」で始まりスラッシュ(/)で終わるようにしなければなりません。
(指定例)
filemac:/Macintosh HD/Library/FileMaker Server/Data/Backups/
filewin:/C:/Program Files/FileMaker/FileMaker Server/Data/Backups/
なお、デフォルトデータベースフォルダ、およびそのサブフォルダにあるデータベースは、FileMaker Serverの起動時にすべて自動的に開かれるため、デフォルトバックアップフォルダのパスとしてそれらのフォルダを使用しないように注意する必要があります。
[関連]FileMaker Server 8のデフォルトデータベースフォルダ
FileMaker Pro 8におけるフィールド数の上限
June 06, 2006
FileMakerにおける1ファイルあたりのフィールド数の上限は、ファイルメーカーPro 6ではおよそ5900でしたが、FileMaker Pro 8では合計で2億5千6百万となっています。
FileMaker Pro 8のデータファイルフォーマットは、バージョン7と同じフォーマットであるため、FileMaker Pro 7もバージョン8と同様の仕様です。
なお、ファイルメーカーPro 6におけるフィールド数の上限である5900は目安であり、実際にはフィールド名の長さによりその上限値は変わります。
[関連]Technical Specifications Of FileMaker Pro 5.5、Technical Specifications Of FileMaker Pro 7、Technical Specifications of FileMaker Pro 8 and FileMaker Pro 8 Advanced
(FileMaker Knowledge Base)
FileMaker Server 8v3 アップデータとFileMaker Server Admin
June 02, 2006
FileMaker Server 8v3 アップデータを適用すると、FileMaker Server 8.0v2がバージョン8.0v3に更新されますが、FileMaker Server Adminのバージョンは8.0v2のままです。
これは、FileMaker Server 8v3 アップデータにおいては、FileMaker Server Adminに関する修正点がないためです。
なお、FileMaker Server Admin ツール(SAT)のバージョンは、Macの場合は、SATの[FileMaker Server Admin]メニューから[FileMaker Server Admin について]を選択すると確認することができます。Windowsの場合は、SATの[ヘルプ]メニューから[FileMaker Server Admin のバージョン情報]を選択します。
[関連]The FileMaker Server 8.0v3 Updater Does Not Update the Server Admin Tool(FileMaker Knowledge Base)
Mac OS X Server v10.4とmod_encoding
June 01, 2006
Mac OS X Server v10.4には、WebDAVでファイルやフォルダの名前に日本語を使用できるようにするためのApacheモジュールであるmod_encodingが組み込まれています。
Mac OS X Server v10.4に付属するApache 1.3用のhttpd.confの記述内容や動作を確認したところ、Mac OS X Server v10.4に組み込まれているmod_encodingは、オリジナルのmod_encodingではなく、Mac OS X専用mod_encodingであると推測されます。これにより、Windowsのクライアントから接続してもほぼ問題ないと言えるほど文字化けが解消されます。
mod_encodingは初期状態では無効になっているので、利用するためには「サーバ管理」アプリケーションで有効にする必要があります。
なお、Mac OS X Server v10.4にオプションとして最初からインストールされているApache 2.0にはmod_encodingは組み込まれていません。また、通常版のMac OS X v10.4にもmod_encodingは組み込まれていません。
FileMaker Server 8によって使用されるポート
May 18, 2006
FileMaker Server 8は、FileMaker Server 7と同様にデータを通信するために次に挙げるポートを使用します。
・ポート番号5003(TCP、UDP):FileMakerネットワーク共有
・ポート番号50006(TCP):FileMaker Server Helper
・ポート番号50003(TCP):FileMaker Server Adminで使用
上記のポート番号は固定で、使用するポートを設定で変更することはできません。なお、ポート番号5003は、ファイルメーカー Server 5.5以前と共通であるため、1台のサーバーにファイルメーカー Server 5.5とFileMaker Server 8(およびFileMaker Server 7)を共存して動作させることはサポートされていません。
[関連]FileMaker Server 7によって使用されるポート(FAMLog)
ClamXav 1.0.3h
May 10, 2006
Mac OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 1.0.3h」が公開されています。
ClamAVの最新バージョンであるバージョン0.88.2が搭載され、新たにUniversalアプリケーションとしてIntelベースのMacにも対応しています。
なお、ClamXavはMac OS X Serverと互換性はなく、Mac OS X v10.3もしくはv10.4で動作します。
PHP 5.1.4
May 09, 2006
「PHP 5.1.4」が2006年5月4日に公開されています。
セキュリティ上の問題を含む多くの不具合が修正された「PHP 5.1.3」が、2006年5月1日に公開されていましたが、バージョン5.1.3ではマルチパートMIMEエンコードされたPOSTパラメーターを正しく取得できない致命的な不具合が見つかっていました。そのため、その不具合を修正したバージョン5.1.4が急遽公開されたようです。
なお、PHP 5.1.3では、FastCGIのインターフェースが一から書き直されて再実装されており、同梱されているPCREライブラリが最新のバージョン6.6に更新されていました。
[関連]【PHPウォッチ】第26回 重大な不具合を修正した5.1.3/5.1.4のリリースと,PHP 5.2の開発スタート(ITpro)