FAMLog
FileMaker Pro 12の新機能:オブジェクトフィールドの強化
July 04, 2012
FileMaker Pro 12では、パフォーマンスと使い勝手が向上するように、ファイル保管に利用できるオブジェクトフィールドが再設計されています。これによりオブジェクトフィールドに関連する機能が各種強化されています。
バージョン12では、オブジェクトフィールドに[オブジェクトデータを外部に保存]オプションが追加されています。このオプション機能を利用することで、マルチユーザーでデータベースを共有している際のオブジェクトデータが管理しやすくなり、効率的にバックアップできるように改善されています。さらに、データを暗号化してFileMaker Proでのみ読み取り可能にする[セキュア格納]オプションも利用できます。
また、ファイルのデータベースへのドラッグ&ドロップ、サムネールのイメージレンダリング速度向上、PDFおよびオーディオ/ビデオファイルをインタラクティブに操作できるオプションなど、数多くの機能が強化されています。
FileMaker Pro 12の新機能:バージョン12で追加された関数一覧
June 29, 2012
FileMaker Pro 12では新しい関数が追加され、オブジェクトフィールド内のデータを扱う関数や、FileMaker Goで位置情報を取得する関数などが新設されています。
バージョン12で追加された関数一覧は下記の通りです。
・ExecuteSQL
・GetHeight
・GetThumbnail
・GetWidth
・Location
・LocationValues
・VerifyContainer
・Get ( 接続状態 )
・Get ( インストールされた FM プラグイン )
・Get ( 持続 ID )
・Get ( トリガ現在のタブパネル )
・Get ( トリガターゲットタブパネル )
・Get ( UUID )
・Get ( ウインドウスタイル )
なお、バージョン12では、Get ( ツールバーの表示状態 )関数はGet ( 書式設定バーの表示状態 )関数に名称が変更されています。
[関連]FileMaker Pro 11の新機能:バージョン11で追加された関数一覧(FAMLog)
FileMaker Server 12でサポートされているクライアント
June 28, 2012
FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 Advancedでサポートされているクライアントには、以下のものがあります。
・FileMaker Pro 12
・FileMaker Go 12
・FileMaker Server Web公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebユーザー
・FileMaker クライアントドライバを使用するFileMaker ODBCおよびJDBCクライアント(FileMaker Server Advancedのライセンスが必要)
FileMaker 12 製品ラインではファイル形式が変更されているため、バージョン11およびそれ以前のバージョンのFileMaker ProやFileMaker Goはサポートされていません。
FileMaker カンファレンス 2012が2012年11月末に開催
June 27, 2012
ファイルメーカー社が、2012年11月28日(水)から11月30日(金)までの3日間、フォーシーズンズホテル椿山荘 東京で「FileMaker カンファレンス 2012」を開催すると発表しています。
FileMaker カンファレンス 2012は、iPad・iPhone向けのビジネスアプリケーション展開、成功事例、開発手法やノウハウを数多く学ぶことができるFileMakerの総合イベントです。参加費無料の事前登録制で、一部有料のセッションもあります。今年は会期が昨年より1日多い3日間となり、セッション数も前年より増える見込みです。
事前登録の申し込み受付は、ファイルメーカー社公式サイト内のカンファレンス情報ページにて2012年9月中旬より開始される予定です。
FileMaker Pro 12 基礎講座 for Win/Mac
June 26, 2012
FileMaker Pro 12の基礎や操作方法を解説した書籍「FileMaker Pro 12 基礎講座 for Win/Mac」が2012年6月中旬に発売されています。
この書籍は、「FileMaker Pro 11 基礎講座 for Win/Mac」のバージョン12対応版です。
FileMaker Proの初心者および中級者向けに、FileMaker Pro 12の基礎や基本操作、機能などについて解説されており、FileMaker Go 12の活用方法についても触れられています。
定価:1,680円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 266
著者:小山 香織
出版社:オーム社
ISBN:978-4-274-06890-4[Amazon.co.jpで購入...]
[関連]新刊『FileMaker Pro 12 基礎講座 for Win/Mac』(オーム社開発部)
FM Talkers June. 2012のレポートが公開
June 25, 2012
2012年6月14日に開催されたFM-Kyushu(ファイルメーカーPro 九州ユーザーズミーティング)の勉強会レポートが公開されています。
FM-Kyushuは、FileMaker Proに関する情報交換やユーザー交流、スキルアップ等を目的とした九州地区のユーザーグループです。FM-Kyushuの勉強会は隔月で定期的に開催されており、次回は2012年8月4日(土)に開催される予定になっています。
今回公開されたレポートでは、FileMaker Go 12の概要、FileMaker ProとFileMaker Goの違い、およびFileMaker Goの機能拡張方法などに関する情報などが紹介されています。
INTER-Mediator 2.6が公開
June 19, 2012
新居雅行氏がFileMaker ServerおよびPDO対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 2.6」を公開しています。
バージョン2.6では、データベースで管理しているユーザーのパスワード変更ができるようになっている他、type="text/javascript"でフィールドの内容を挿入できるようになっています。
今後はSQLiteおよびPostgreSQL対応のサンプルも用意される予定とのことです。
「Rfm Code Reading #17」開催のお知らせ
June 11, 2012
2012年6月16日(土)午前10時より「Rfm Code Reading #17」を開催します。
Rfm Code Readingは、FM-Tokyo(FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング)開催日の午前中に開催している勉強会です。詳細については下記URLのページをご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/matsuo_atsushi/20120609/p1
今回のテーマは「続・FileMaker Server 12 XML APIの変更点」です。参加申込については、イベント開催支援ツール ATND(アテンド)のサイトよりお申し込みください。
INTER-Mediator 2.5が公開
June 07, 2012
新居雅行氏がFileMaker ServerおよびPDO対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 2.5」を公開しています。
2012年5月下旬に公開されたバージョン2.4ではクライアントサイドでの展開処理に割り込むプログラムをコンテキスト単位に記述できるようになり、最新のバージョン2.5ではリンク設定で「$」という記号を使って、既存のデータの中にある$とデータベースのデータの置き換えをできるようになっています。
なお、INTER-MediatorはFileMaker Server 12にすでに対応しており、FileMaker Server 12用のサンプルファイルもバージョン1.0.10以降で添付されるようになっています。
FileMaker Server 12ではPHP Site Assistantは利用不可
June 05, 2012
FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedではPHP Site Assistantがサポートされなくなっています。
これに伴い、FileMaker Pro 12 Advancedの[ツール]メニューから[PHP Assistant の起動]メニュー項目が削除されています。
なお、PHP Site Assistantは廃止されましたが、FileMaker API for PHPおよびXML APIはバージョン12でも引き続き利用可能です。
[関連]FileMaker Server 12ではXSLTによるカスタムWeb公開機能は利用不可(FAMLog)