FAMLog
fmcsadmin 2.0.0の動作環境
July 01, 2022
リモート管理機能を備えたClaris FileMaker Server管理者向けコマンドラインツールであるfmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsプラットフォームで利用できます。
FileMaker Server 19.5に対応したfmcsadmin 2.0.0の動作環境は、Ubuntu Server 18.04 LTS、Ubuntu 18.04 Desktop、Ubuntu Server 20.04 LTS、Ubuntu 20.04 Desktop、CentOS Linux 7、macOS Catalina 10.15.7以降(macOS Monterey 12で動作確認済み)およびWindows 10 Version 21H1以降(Windows 11で動作確認済み)であり、Claris FIleMaker Server 19.1以降に対応しています。
なお、fmcsadmin 2.0.0では、32bitのWindows版の提供をせず、メーカーサポート対象外となっているCentOS Linux 8やmacOS Mojave 10.14等を動作保証対象外としました。同時に、FileMaker Server 18とFileMaker Server 19.0もサポート対象外にしました。
[関連]fmcsadmin 2.0.0を公開(FAMLog)
Form data to kintone 2.25.0が公開
June 30, 2022
Form data to kintone 2.25.0が2022年6月下旬に公開されています。
Form data to kintoneは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをkintoneに保存できるWordPressプラグインです。Form data to kintone 2.25.0では、form_data_to_kintone_completed_savingアクションフックが追加されています。
Form data to kintoneのライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterであり、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
Claris FileMaker Server 19.5.1の新機能:WindowsおよびmacOSにおけるODataのサポート
June 29, 2022
Claris FileMaker Server 19.5.1では、Windows ServerおよびmacOS上でODataを使用できるようになっています。
これまではLinux版のFileMaker ServerおよびClaris FileMaker CloudでのみODataがサポートされていましたが、バージョン19.5.1ではWindows Server版およびmacOS版でもODataを使用できるようになっています。
ODataを使用して共有データベースからクライアントにどの程度のデータを送信できるかは、OData API 制限により決まります。OData APIはClaris FileMaker Data APIと制限を共有し、データ転送量の上限についての扱いはFileMaker Data APIと同様となっています。
[関連]Linux版Claris FileMaker Server 19.1.2の新機能:OData(Open Data Protocol)(FAMLog)、FileMaker Cloud 2.18の新機能:OData(Open Data Protocol)(FAMLog)
curl 7.84.0が公開
June 28, 2022
curl 7.84.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.84.0では4点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker Pro 19.3.1およびClaris FileMaker Server 19.3.1ではcurlが更新されており、curl 7.76.0が使用されるようになっています。
fmcsadmin 2.0.0を公開
June 27, 2022
Claris FileMaker Server 19.5およびUbuntu 20.04 LTSに対応したfmcsadmin 2.0.0を公開しました。
fmcsadminは、Claris FileMaker Admin APIを用いて実装されたサーバー管理者向けコマンドラインツールであり、FileMaker Serverに付属する純正のfmsadminコマンドにはないリモート管理機能を備えています。fmcsadmin 2.0.0では、パラレルバックアップ設定の確認および変更に新たに対応し、バックアップ処理をキャンセルするためのCANCELコマンドを新たに追加しました。さらに、環境変数でユーザー名とパスワードを指定できるようになっています。
fmcsadminは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。ライセンスは、バージョン1.0.0以降ではMITライセンスでしたが、バージョン2.0.0ではApache License, Version 2.0に変更しました。
[関連]Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.5.1の新機能:バックアップのキャンセル
June 24, 2022
Claris FileMaker Server 19.5.1では、現在実行中のバックアップ処理を中止できるようになっています。
進行中のバックアップ処理をキャンセルするには、Claris FileMaker Server Admin Consoleの[バックアップ]ページで[キャンセル]をクリックします。また、fmsadminコマンドやClaris FileMaker Admin APIを使用してバックアップを中止することも可能です。
fmsadminコマンドを使ってバックアップ処理をキャンセルするにはCANCELコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin cancel backup
[関連]Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始(FAMLog)
Contact Form 7 5.6が公開
June 23, 2022
Contact Form 7 5.6が2022年6月中旬に公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。バージョン5.6では、スキーマ織りバリデーションが導入され、サーバー側とクライアント(ブラウザー)側の両方でのユーザー入力バリデーションが単一のスキーマによって規定されるようになっています。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
[関連]FMPress Forms 1.1.0を公開(FAMLog)
(2022/07/02追記:Contact Form 7 5.6では、ファイルタイプオプションにおいてMIMEタイプがサポートされたことに伴い、ファイルアップロード項目のfiletypesオプション省略時に使用されるデフォルト値が「audio/*|video/*|image/*」に変更されています。)
OpenSSL 1.1.1pとOpenSSL 3.0.4が公開
June 22, 2022
OpenSSL 1.1.1pとOpenSSL 3.0.4が公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1pおよびOpenSSL 3.0.4では、OpenSSLのc_rehashスクリプトにおけるコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2022-2068)が修正されています。
なお、OpenSSL 1.1.1系列の最新バージョンはOpenSSL 1.1.1pですが、Claris FileMaker Pro 19.5.1、Claris FileMaker Go 19.5.1およびClaris FileMaker Server 19.5.1ではOpenSSL 1.1.1nが使用されています。
[関連]JVNVU#92867820: OpenSSLのc_rehashスクリプトにおけるコマンドインジェクションの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
FMウェブもくもく会 vol.13開催のお知らせ
June 21, 2022
2022年6月26日(日)午前10時より「FMウェブもくもく会 vol.13」を開催します。
カスタムWeb勉強会は2020年6月からFMウェブもくもく会としてリニューアルしました。FMウェブもくもく会は、Claris FileMakerとWebに関してもくもくがやがや一緒に勉強していく会です。隔月でFileMakerもくもく会が開催される日の午前中に開催し、今回もオンラインで開催します。
詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://fmweb-mokumokukai.connpass.com/event/251653/
Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始
June 20, 2022
Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始されています。
OpenSSL 1.1.1nに更新されたFileMaker Server 19.5.1では、Windows ServerおよびmacOS上でODataを使用できるようになり、共有カスタム Appの集計フィールドをFileMakerクライアントではなくFileMaker Serverで処理できるようになっています。他にも変更点や修正された問題もあるので、詳細についてはClaris FileMaker Server 19.5.1 リリースノートを参照するようにしてください。
Linux版についてはUbuntu 20.04 LTSをサポートするようになっていて、Apache HTTP Serverの代わりにnginxが使用されるようになっています。なお、バージョン19.5.1ではUbuntu 18.04 LTSもサポートされていますが、将来のバージョンではUbuntu 18.04 LTSはサポート対象外になるとのことです。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.5.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.5.1の提供が開始(FAMLog)