FAMLog
FileMaker Cloud 1.16.1が登場
January 19, 2018
FileMaker社がFileMaker Cloud 1.16.1を発表しています。
FileMaker Cloud 1.16.1では、大規模なデータベースをダウンロードしようとするとエラーが発生する問題や、大規模なデータベースを開くとディスクの空き容量の不足によりエラーが発生する問題などが修正されています。FileMaker Cloud 1.16.1.18はFileMaker 16.0以降のクライアントと互換性があります。
なお、FileMaker Cloudでt2.smallのAWS EC2インスタンスタイプを使用することは将来のバージョンでサポート廃止予定であり非推奨となっています。
[関連]FileMaker Cloud 1.16.1.18 リリースノート(FileMaker)
FileMaker WebDirectとGet(ウインドウスタイル)関数
January 17, 2018
FileMaker ProのGet(ウインドウスタイル)関数は、スクリプトが実行されているウインドウのスタイル情報を示す数値を返します。
Get(ウインドウスタイル)関数が返す値は次の通りです。
・「0」:ウインドウがドキュメントウインドウの場合
・「1」:ウインドウがフローティングドキュメントウインドウの場合
・「2」:ウインドウがダイアログウインドウの場合
・「3」:ウインドウがカードの場合
FileMaker WebDirectでGet(ウインドウスタイル)関数を実行すると、この関数の戻り値は常に「0」となります。
[関連]カードとGet(ウインドウスタイル)関数(FAMLog)
FileMaker Pro 16 Advancedの改善点:データビューアの機能強化
January 16, 2018
FileMaker Pro 16 Advancedでは、フィールドや変数の値、計算式の結果を監視できる「データビューア」の機能が強化されています。
バージョン16では、データビューアの[式の編集]ダイアログボックスが改善されており、関数名のオートコンプリート機能を使用できるようになっている他、結果領域のサイズを変更できるようになっています。
さらに、[式の編集]ダイアログボックスにおいて、式の入力時に結果が自動的に更新されるようになっています。式の自動評価に長い時間がかかる場合は、[自動的に評価する]オプションの選択を解除してから、[評価]をクリックすることで結果を手動で更新することもできます。
FileMaker Pro 16の新機能:値一覧のコピー&ペースト
January 15, 2018
FileMaker Pro 16では、[値一覧の管理]ダイアログボックスにおいて、FileMaker Proの値一覧をコピーして貼り付ける(ペーストする)ことができるようになっています。
値一覧は、データ入力の簡易化、入力値の制限、またはソート順のために使用できる、あらかじめ定義されたデータの集まりです。コピーした値一覧は、現在のファイルに限らず、他のFileMaker Proファイルにもペーストが可能で、再利用が容易になっています。
なお、[値一覧の管理]ダイアログボックスを表示するには、[ファイル]メニューの[管理]>[値一覧...]を選択します。
FileMaker Cloud 1.16.0の新機能:OAuth 2.0のサポート
January 04, 2018
2017年10月に発表されたFileMaker Cloud 1.16ではOAuth 2.0が新たにサポートされています。
FileMaker Cloud 1.16では、FileMaker Server 16と同様に、AmazonやGoogle、Microsoft Azureのアカウント認証情報を使用してFileMakerベースのカスタムAppにログインできるようになっています。
なお、Amazonをアイデンティティプロバイダとして使用する場合、[Client Authentication]のページでAmazon認証を無効にすると、管理者のAmazon認証も無効になり、FileMaker Cloudのサインインページに[Login with Amazon]ボタンが表示されなくなるので注意が必要です。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:OAuth 2.0のサポート(FAMLog)
第38回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
December 30, 2017
2018年2月17日(土)午前10時より「第38回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FileMaker Data API、FX.php、INTER-Mediator、FMCakeMix、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/38
FileMaker Go 16の新機能:署名キャプチャの機能強化
December 29, 2017
FileMaker Go 16では、署名キャプチャの機能が強化され、フルスクリーンに加え、署名キャプチャ画面をオーバーレイまたはレイアウトに埋め込む形で表示できます。これにより、ユーザーは何に署名しているかを同じ画面上で確認できます。
バージョン16では[デバイスから挿入]スクリプトステップが強化され、署名オプションとして「フルスクリーン」、「オーバーレイ」および「埋め込み」という3つの表示オプションを指定できるようになっています。[フルスクリーン]オプションはFileMaker Go 15以前と同じで、[フルスクリーン]を選択すると署名キャプチャ画面がフルスクリーンで表示されます。
[オーバーレイ]を選択するとモーダルな署名キャプチャ画面がドキュメントの前面に表示されます。[埋め込み]を選択すると、フィールドが小さ過ぎない場合はモーダルな署名キャプチャ画面がオブジェクトフィールドに表示され、フィールドが小さ過ぎる場合は[オーバーレイ]に置き換わります。
[関連]FileMaker Go 16 - インライン署名キャプチャ(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Go 14の新機能:署名キャプチャの機能強化(FAMLog)
2017年12月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
December 25, 2017
2017年12月23日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:fmcsadmin CLI for FileMaker Admin API (Trial)(PDF形式/ファイルサイズ:約130KB)
「fmcsadmin-trial.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
0957bb00e804ddd1b1ad58e1e66556b5bd6c427981d81dfb2a6e1cfb668c7d20
■関連リンク
・FileMaker Admin API (Trial)を操作するコマンドラインツール「fmcsadmin」を公開(株式会社エミック)
・FileMaker Cloud 1.16.0.55 リリースノート (FileMaker)
・FileMaker Cloud 16 Admin API Guide(FileMaker)
(2022年5月1日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
fmcsadmin 0.9.0を公開
December 22, 2017
FileMaker Cloud 1.16で利用できるようになったFileMaker Admin API (Trial)を操作するコマンドラインツール「fmcsadmin」を公開しました。
fmcsadminは、コマンドラインインターフェース(CLI)でFileMaker Admin APIを手軽に操作できるようにするツールであり、FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。FileMaker Cloud上で利用できるLinux版を用意している他、macOSやWindows上でFileMaker Cloudをリモートで管理することもできます。
fmcsadminは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。Go言語で実装されており、ライセンスはApache License, Version 2.0です。
[関連]FileMaker Admin API (Trial)を操作するコマンドラインツール「fmcsadmin」を公開(株式会社エミック)
カードとGet(ウインドウスタイル)関数
December 21, 2017
FileMaker ProのGet(ウインドウスタイル)関数は、スクリプトが実行されているウインドウのスタイル情報を示す数値を返しますが、ウインドウがカードである場合は3を返します。
Get(ウインドウスタイル)関数が返す値は次の通りです。
・「0」:ウインドウがドキュメントウインドウの場合
・「1」:ウインドウがフローティングドキュメントウインドウの場合
・「2」:ウインドウがダイアログウインドウの場合
・「3」:ウインドウがカードの場合
FileMaker Pro 16では、[新規ウインドウ]スクリプトステップの[ウインドウスタイル]オプションに「カード」が追加されており、これに伴いGet(ウインドウスタイル)関数の仕様が一部変更されてカードの場合には3を返すようになっています。
[関連]Get(ウインドウスタイル)関数(FAMLog)、FileMaker Pro 16の新機能:カード(FAMLog)