FAMLog
FMDataAPI Ver.12が公開
July 31, 2018
新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン12を公開しています。
FMDataAPI Ver.11ではスクリプトの結果とエラーを返すことができるようになった他、グローバルフィールド値を設定できるように修正されています。また、FMDataAPI Ver.12ではGet(UUID 番号)関数で取得した値を正常に処理できなかった不具合が修正されています。
FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能でしたが、バージョン17では正式版として利用できるようになっています。なお、FileMaker Server 16のFileMaker Data API (Trial)は2018年9月27日が試用期限となっています。
[関連]FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)
「INTER-Mediator《大》勉強会 2018」開催のお知らせ
July 30, 2018
2018年8月19日(日)に国立情報学研究所の20階ミーティングルームで「INTER-Mediator《大》勉強会 2018」を開催します。
今年の大勉強会では、シナリオをベースにしたハンズオンを各自のペースで進められるようにプログラムを用意しています。業務システムでよく使われるような題材を用いて、システムを作っていくことを体験していただけます。なお、HTMLなどのWebアプリケーション開発の基礎に関する講演もあり、Webアプリケーション開発経験がない方でも基本から学習することができます。イベント後には懇親会(有料:1,500円)も予定しています。
詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://peatix.com/event/409156/
FileMaker Pro 17.0.2 Advanced アップデータが公開
July 27, 2018
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 17.0.2 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン17.0.2にアップデートするには、FileMaker Pro 17 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。
バージョン17.0.2では、Windowsにおいて[ホスト]ダイアログボックスを開いてすぐに閉じるとFileMaker Pro Advancedが予期せず終了する問題や、macOSにおいて特定の状況でFileMaker Pro Advancedを開くとCPUの負荷が増加する問題などが修正されています。
[関連]FileMaker Go 17.0.3が公開(FAMLog)
FileMaker Go 17.0.3が公開
July 26, 2018
FileMaker Go 17.0.3の提供が開始され、同時にFileMakerデータベースからiOSアプリを作成できるソフトウェア開発キット「iOS App SDK」も更新されています。
FileMaker Go 17.0.3では、スクリプトを使用して新規ウインドウを作成するとまれにFileMaker Goが予期せず終了する場合がある問題や、特定の条件下でFileMaker Goがバックグランドから戻った後にポータルをスクロールするとFileMaker Goが予期せず終了する場合がある問題などが修正されています。
なお、iOS App SDKは、FileMaker Developer Subscriptionを購入すると利用できます。FileMaker Developer Subscriptionの価格は年間9,000円(税別)です。
FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console
July 25, 2018
FileMaker Server 17では、FileMaker Server Admin Consoleが刷新され、よりシンプルなユーザーインターフェースになっています。
新しいAdmin Consoleには[ダッシュボード]ページがあり、共有しているデータベースファイルや接続しているクライアント、システムの使用状況等を容易に把握することができます。[データベース]ページでは、共有データベースと接続クライアントを1つのページ上で管理できるようになっています。
なお、スケジュールアシスタントのユーザーインターフェースも変更されている他、一部の設定がAdmin Consoleから取り除かれています。以下の設定項目や機能についてはfmsadminコマンドを使用する必要があるので注意が必要です。
・カスタムWeb公開機能の有効化・無効化
・パスワードで保護されたデータベースのみホスト
・FileMaker Proクライアント接続の最大数
・ホストする最大のファイル数
・スクリプト同時セッション最大数
・データベースキャッシュに予約されているRAM
・使用状況の収集間隔
・プログレッシブバックアップの保存間隔
・ログファイルのサイズ制限
・サーバーの使用状況ログファイル(Stats.log)の保存
・CSRの作成
Apache Tomcat 7.0.90、8.0.53、8.5.32および9.0.10が公開
July 24, 2018
Apache Tomcat 7.0.90、Apache Tomcat 8.0.53、Apache Tomcat 8.5.32およびApache Tomcat 9.0.10が2018年6月下旬から2018年7月上旬にかけて順次公開された後、セキュリティ修正に関する情報が2018年7月下旬に公開されています。
Apache Tomcat 7.0.90、8.0.53、8.5.32および9.0.10では、WebSocketクライアントのTLS接続においてホスト名が検証されない問題(CVE-2018-8034)、UTF-8デコーダにおける補助文字の取り扱い不備によりデコーダが無限ループとなる問題(CVE-2018-1336)、およびデフォルトのCORSフィルタ設定が安全ではなかった問題(CVE-2018-8014)が修正されています。また、Apache Tomcat 8.5.32および9.0.10では、コネクタNIO/NIO2におけるコネクションの管理不備に関する問題(CVE-2018-8037)も修正されています。
なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。
[関連]JVNVU#90416738: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 7.0.88、8.0.52、8.5.31および9.0.8が公開(FAMLog)
PHP 5.6.37、PHP 7.0.31、PHP 7.1.20およびPHP 7.2.8が公開
July 23, 2018
PHP 5.6.37、PHP 7.0.31、PHP 7.1.20およびPHP 7.2.8が公開されています。
PHP 5.6.37、PHP 7.0.31、PHP 7.1.20およびPHP 7.2.8ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.3系統の開発も進められており、現在バージョン7.3.0 Alpha 4が公開されている状況です。
なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Java 8 Update 181が公開
July 20, 2018
Java 8 Update 181が公開されています。
バージョン8 Update 181では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。同時にJava 10.0.2が公開されていますが、FileMaker ServerはJava 10およびJava 9とは非互換なので注意が必要です。
なお、Java 10とJava 9は長期サポート対象バージョンではなく、Java 9の公式アップデートは2018年3月にすでに終了しており、Java 10は2018年9月に公式アップデートが終了する予定となっています。
[関連]FileMaker Server is not compatible with Java 9 or 10(FileMaker Knowledge Base)、Oracle Java SE サポート・ロードマップ(Oracle)
Apache HTTP Server 2.4.34が公開
July 19, 2018
Apache HTTP Server 2.4.34が公開されています。
バージョン2.4.34では、mod_mdのDoS脆弱性(CVE-2018-8011)とmod_http2のDoS脆弱性(CVE-2018-1333)が修正されています。ACMEv1を使用してLet's Encryptの証明書を取得・更新できるmod_mdの機能強化や不具合修正もあわせて行われています。
なお、Apache HTTP Server 2.2系統はすでに保守が終了しており、今後はApache HTTP Server 2.4系統を利用することが推奨されます。
[関連]Apache HTTP Server 2.2系列の公式サポートが終了(FAMLog)、Apache HTTP Server 2.4.33が公開(FAMLog)
curl 7.61.0が公開
July 18, 2018
curl 7.61.0が2018年7月中旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。バージョン7.61.0では、TLS 1.3に対応しているTLSライブラリを利用できる場合にTLS 1.3が標準で使用されるようになっている他、1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。これにより、REST APIを用いて各種WebサービスやアプリケーションにJSONデータを要求するHTTPリクエストを手軽に作成することが可能です。