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参照情報のみ保存されているオブジェクトデータの公開

December 27, 2004

オブジェクトフィールドに実際のファイルではなくファイル参照情報が保存されている場合、FileMaker Server Web公開エンジンを使用してオブジェクトフィールドのオブジェクトを公開するには、下記の操作を行います。

・オブジェクトフィールドにファイル参照として保存するファイルをFileMaker Proフォルダ内の「Web」フォルダに配置します。

・FileMaker Proで、オブジェクトフィールドにオブジェクトを挿入して、「ファイルの参照データのみ保存」オプションを選択します。

・「Web」フォルダ内にある参照されているファイルを、Webサーバーソフトウェアのルートフォルダ内の同じ相対パスの場所にコピーします。

Mac版(Apache)の場合は「/Library/WebServer/Documents」以下に、Windows版(IIS)の場合は「<ルートドライブ>\Inetpub\wwwroot」以下にファイルをコピーします。

(2006/03/14追記:インスタントWeb公開の場合には、上記方法は画像ファイルのみに限定されるようです。)

Tag: FileMaker

XSLTを使用したカスタムWeb公開のURL構文

December 14, 2004

FileMaker XSLTスタイルシートをWeb公開エンジンで使用するためのURL構文は次のようになります。

<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/fmi/xsl/[<パス>/]<スタイルシート.xsl>[?<クエリー文字列>]
(例)http://www.example.com/fmi/xsl/foldername/example.xsl?-grammar=fmresultset&-db=dbname&-lay=layoutname&-encoding=UTF-8&-findall

各要素の意味は、下記の通りです。

・<スキーム>には、HTTPまたはHTTPSプロトコルを指定します。
・<ホスト>には、WebサーバーがインストールされているホストのIPアドレスまたは完全修飾ドメイン名を指定します。
・<ポート>には、Webサーバーが使用するTCPのポート番号を指定します(オプション)。ポートが指定されていない場合は、プロトコルのデフォルトのポート(HTTPではポート80、HTTPSではポート443)が使用されます。
・<パス>はオプションで、XSLTスタイルシートが保存されている「xslt-template-files」フォルダ内のフォルダ名を指定します。
・<スタイルシート.xsl>には、XSLTスタイルシートのファイル名を指定します。
・<クエリー文字列>には、XSLTを使用したカスタムWeb公開で使用する1つのクエリーコマンドと1つまたは複数のクエリー引数の組み合わせを指定することができます。

Tag: FileMaker

XSLTスタイルシートファイルの配置場所

December 13, 2004

XSLTスタイルシートをFileMaker Server Web公開エンジンで使用する際には、XSLTスタイルシートファイルを「xslt-template-files」フォルダ内に配置します。

「xslt-template-files」フォルダは、Mac版ではWeb公開エンジンがインストールされているホスト上の下記の場所にあります。

/Library/FileMaker Server 7/Web Publishing/xslt-template-files

例えば、FileMaker Site Assistantによって作成されたXSLTスタイルシート(「home.xsl」等)を、「xslt-template-files」フォルダ内の「example」フォルダにコピーした場合は、下記のようなURLでスタイルシートを要求および処理することができます。

http://www.example.com/fmi/xsl/example/home.xsl

Tag: FileMaker

FileMaker Site Assistant使用前の確認項目

December 03, 2004

FileMaker Site Assistantは、Mac版では通常下記のフォルダにインストールされます。

/Applications/FileMaker Server 7/Web Publishing Tools

Site Assistantを使用するには、Web公開エンジンでXSLTを使用したカスタムWeb公開が有効になっている必要があります。使用前に確認すべき点は下記の通りです。

・XSLTを使用したカスタムWeb公開の拡張アクセス権(キーワードは「fmxslt」)がデータベースに設定されている
・適切なアクセス権セットが使用されるようにデータベースが設定されている
・データベースがFileMaker Serverによってホストされて開かれている
・WebサーバーおよびFileMaker Server Web公開エンジンが実行されている
・Web公開エンジンでXSLT公開が有効になっていて、XSLTスタイルシートを使用およびテストできる状態である

Tag: FileMaker

FileMaker CDML Converter

November 15, 2004

FileMaker Server 7 Advancedには「FileMaker CDML Converter」というツールも含まれています。

CDML Converterは、既存のCDMLフォーマットファイルをWeb公開エンジンと互換性があるXSLTスタイルシートに変換する場合に使用します。

変換作業にあたっては、CDMLフォーマットファイルが入っている変換元のフォルダ、および生成するXSLTスタイルシートファイルを入れる変換先のフォルダを選択し、ファイルのテキストエンコードを指定します。

意図通りに動作させるためには、変換後のXSLTスタイルシートファイルをさらに編集する必要があるでしょう。

Tag: FileMaker

製品版FileMaker Server 7の利用前に評価版をアンインストール

September 29, 2004

評価版のFileMaker Server 7をインストールしたことがある場合には、製品版をインストールする前に、評価版のFileMaker Server 7をアンインストールしておく必要があります

Mac OS XでFileMaker Server 7をアンインストールするには、FileMaker Server Adminを利用して、FileMaker ServerとFileMaker Server Helperデーモンを停止させた上で、「/Library/FileMaker Server 7/」フォルダと「/Applications/FileMaker Server 7/」フォルダをゴミ箱に移動します。

このとき「/Library/FileMaker Server 7/Data/」以下にあるデータベースファイル等は、誤って削除しないように別の場所に移動させておくことが重要です。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 7をインストールする時に行われる処理

September 28, 2004

Mac OS XでFileMaker Server 7をインストールすると、関連ファイルがインストールされる以外に、下記の処理が行われます。

・fmserverという名前のユーザーとfmsadminという名前のグループが作成される

・FileMaker Server 7をインストールしたユーザーアカウントは自動的にfmsadminグループに追加される

FileMaker Serverに必要なファイルは、FileMaker Server Adminやマニュアル、StartupItemsなどを除くと、「/Library/FileMaker Server 7/」以下にまとめられています。

「/Library/FileMaker Server 7/」フォルダは、fmserverユーザーとfmsadminグループによって所有されています。FileMaker Serverデーモンおよびfmsadminグループに属するユーザーは、このフォルダに対して読み書きが可能となっています。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 7のデフォルトデータベースフォルダ

September 13, 2004

Mac版FileMaker Server 7では、ホストするデータベースファイルを以下のフォルダ内に通常配置します。

/Library/FileMaker Server 7/Data/Databases/

ホストするデータベースはFileMaker 7のフォーマットのファイルに限られます。

Mac OS Xでは、上記のデータベースフォルダとサブフォルダは、「fmsadmin」グループが所有する必要があります。また、データベースフォルダ内に配置されたデータベースは、グループが読み書き可能であることが重要です。

[関連]FileMaker Server 8のデフォルトデータベースフォルダ

(2006/06/07追記:関連リンクを追加しました。)

Tag: FileMaker

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