FAMLog


インスタントWeb公開とWebビューアに関する考慮事項 (1)

November 17, 2006

Webビューアを含むFileMakerデータベースを、インスタントWeb公開機能で利用する場合には、いくつか考慮しなければならない点があります。

FileMaker Pro 8.5の新機能であるWebビューアは、インスタントWeb公開でも利用できますが、FileMaker Proをクライアントとして使用した場合と比べて、その動作が異なる場合があります。また、クライアントとして使用するWebブラウザーによっても異なる動作をする可能性があります。

例えば、インスタントWeb公開機能では、インスタントWeb公開で公開されたWebビューアの内容はサポートされません。WebビューアのURLのパスが「/fmi/iwp」である場合や「/fmi/iwp/」で始まる場合には、WebページはWebビューアで表示されません。

Tag: FileMaker

Get(システムプラットフォーム)関数

November 16, 2006

FileMaker Proの「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。

バージョン7および8では、この関数の戻り値は下記のようになります。

・「-1」:現在のプラットフォームがMac OS Xの場合
・「-2」:現在のプラットフォームがWindows 2000またはWindows XPの場合

UniversalアプリケーションとなったMac版のFileMaker Pro 8.5では、IntelベースMacで動作させた場合の戻り値は通常「1」に、PowerPCベースMacで動作させた場合は戻り値が「-1」になるように変更されています。

ただし、IntelベースMacのRosetta上でFileMaker Pro 8.5を動作させた場合には、PowerPCベースMacの場合と同様に戻り値は「-1」になります。

[関連]Get(システムプラットフォーム)関数とWindows Vista(FAMLog)

(2007/07/28追記:関連記事へのリンクを追加しました。)

Tag: FileMaker

インスタントWeb公開とゲストアカウントによる自動ログイン

November 14, 2006

FileMaker 8およびFileMaker 8.5のインスタントWeb公開機能において、ゲストアカウントがインスタントWeb公開拡張アクセス権を持つ唯一のアカウントである場合を除き、Webユーザーがゲストアカウントで自動的にログインすることはありません。

逆に言えば、インスタントWeb公開において、ゲストアカウントを使って自動ログインできるようにするためには、ゲストアカウントのみインスタントWeb公開拡張アクセス権が有効となるようにデータベース側で設定しておけばよい、ということになります。このように設定すると、ログインページは表示されません。

バージョン8でインスタントWeb公開機能の認証方法がフォームベース認証に変更されましたが、それだけでなく上記についてもFileMaker 7と動作が異なっているので、バージョン7からバージョンアップする際には注意が必要です。

[関連]Login-in with FM8 - FileMaker Forums

(2007/03/08追記:関連記事へのリンクを追加しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 8.5 基礎講座 for Win/Mac

November 07, 2006

FileMaker Pro 8.5の基本操作や新機能を解説した書籍「FileMaker Pro 8.5 基礎講座 for Win/Mac」が発売されています。

この書籍は、「FileMaker Pro 8 基礎講座 for Win/Mac」のバージョン8.5対応版であり、新たにWebビューアに関する章が追加されています。

FileMaker Proの操作を通してリレーショナルデータベースの概念やデータベースの基礎を理解できるように構成され、初級者から中級者を対象とした内容となっています。

定価:2,310円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 352
著者:小山 香織
出版社:オーム社
ISBN:4-274-06669-X[Amazon.co.jpで購入...

Tag: FileMaker

FileMaker Pro すいすい

November 06, 2006

秀潤社からFileMaker Pro 8の初級者および中級者向け解説書「FileMaker Pro すいすい」が発売されています。

この書籍は、オールカラーで目的別にFileMaker Proによるデータベース作成のヒントと実例が解説されていて、付属CD-ROMには「サンプルファイル」および「紹介状作成システム」のデータベースが含まれています。さらに、補足としてバージョン8.5の新機能についても紹介されています。

定価:4,620円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 412
著者:河上 聡
出版社:秀潤社
ISBN:4-87962-344-X[Amazon.co.jpで購入...

Tag: FileMaker

FileMaker 8.5 インスタントWeb公開で利用できるWebブラウザー

October 31, 2006

FileMaker Pro 8.5、FileMaker Pro 8.5 AdvancedおよびFileMaker Server 8.0v4 AdvancedのインスタントWeb公開機能で公開されているデータベースにアクセスできるWebブラウザーとして、以下のWebブラウザーがサポートされています。

・Windowsの場合:Microsoft Internet Explorer 6.0、Firefox 1.0および1.5

・Macの場合:Safari 1.1(Mac OS X v10.2)、Safari 1.2、1.3(Mac OS X v10.3)、Safari 2.0(Mac OS X v10.4)、Firefox 1.0および1.5

バージョン8のインスタントWeb公開機能と比較すると、Firefox 1.5が新たにサポート対象に加わっています。

[関連]FileMaker 8 インスタントWeb公開で利用できるWebブラウザー(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 8.5の改善点:RelationInfo関数

October 30, 2006

FileMaker Pro 8.5では、RelationInfo関数が一部機能追加および改善されています。

この関数は、定義済みのリレーションシップに関する情報を取得する関数ですが、バージョン8.5では取得できる情報が増えると共に、戻り値の各行の先頭に「Source:」「Table:」「Options:」といった文字列が追加されるようになり、取得できる値の種類が分かりやすいように戻り値の書式が整理されています。

バージョン8.5でRelationInfo関数を使用すると、次のような結果が返されます。

(戻り値の書式)
Source:[データベースファイル名]
Table:[リレーションシップグラフ上のテーブル名]
Options:[設定されたリレーションシップのオプション]
[定義済みのリレーションシップの一覧(1行あたり1つ)]

(戻り値の例)
Source:人事
Table:所属
Options:Delete Create
所属::ID = 従業員::所属ID

Tag: FileMaker

FileMaker Server 8.0v4 Advanced Universal License Upgrade CD

October 27, 2006

FileMaker Server 8 Advancedの正規登録ユーザーで、手元にバージョン8.0v4のCDがない場合には、「FileMaker Server 8.0v4 Advanced Universal License Upgrade CD」を購入することで、IntelベースMacで動作可能なFileMaker Server 8 Advancedを入手できます。

このUniversal License Upgrade CDは、FileMaker Server 8 Advancedの正規登録ユーザーを対象に、FileMaker Customer Centerを通じて税込5,775円にて提供されます。同様に、FileMaker Server 8の正規登録ユーザーを対象にした「FileMaker Server 8.0v4 Universal License Upgrade CD」も同Centerから税込5,775円で購入可能です。

電話あるいはファックスにてUniversal License Upgrade CDの申込書をFileMaker Customer Centerに請求することができ、所定の手順で該当する製品の「Universal License Upgrade CD」を購入することができるとのことです。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 8.5 Advancedで外部関数プラグインAPIがIntel搭載Macに対応

October 20, 2006

FileMaker Pro 8.5 Advancedには、PowerPCベースMacとIntelベースMacの両方で動作するようにアップデートされたサンプルプラグインが付属し、同時に外部関数プラグインAPIがIntel搭載Macに対応しています。

FileMaker Pro Advancedにはバージョン8のときからXcode用のプロジェクトファイルが同梱されていますが、バージョン8.5で同プロジェクトファイルおよび関連ライブラリが更新され、新たにIntel搭載Macに対応したFileMakerプラグインを開発できるようになっています。

なお、プラグイン開発の参考資料の1つに、製品に付属する「FileMaker Pro 8 Advanced デベロップメントガイド」があり、この文書の第5章がFileMakerプラグインの開発に関する内容となっています。

[関連]FileMaker Pro 8 AdvancedでXcodeによるプラグイン開発が可能に(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 8.5をRosetta上で動作させる

October 12, 2006

IntelベースMacにおいてFileMaker Pro 8.5(もしくはFileMaker Pro 8.5 Advanced)をRosetta上で動作させるには、Finderの情報ウインドウにおいて[Rosetta を使って開く]にチェックを入れます。

具体的な手順としては、FileMaker Proをあらかじめ終了させておき、FinderでFileMaker Proアプリケーションを選択している状態で、[ファイル]メニューの[情報を見る]を選択します。IntelベースMacの場合、情報ウインドウ内に[Rosetta を使って開く]チェックボックスが表示されるので、それにチェックをつけてからFileMaker Pro 8.5を起動すれば、Rosetta上で動作させることができます。

IntelベースMac上でFileMaker Pro 8.5を動作させる際、PowerPCベースMac用のFileMakerプラグインは通常利用できませんが、上記の方法によりPowerPCベースMac用プラグインを利用することも可能です。ただし、Universalアプリケーションの恩恵が受けられなくなるので、動作速度は遅くなります。

[関連]FileMaker Pro 8.5の新機能:Universalアプリケーション(FAMLog)

Tag: FileMaker

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