FAMLog
Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Ubuntuのサポート
August 30, 2021
Linux版のClaris FileMaker Server 19.3.1ではUbuntuがサポートされるようになっています。
現時点ではUbuntu 20.04 LTSはサポートされておらず、Ubuntu Server 18.04 LTSがサポートされています。Ubuntu 18.04 LTS Desktopは、FileMaker Server 19.3と互換性がありますが、完全には検証されていないとのことです。実際に運用する場合にはUbuntu Server 18.04 LTSの利用が推奨されます。
RAMの最低要件はmacOS版やWindows Server版と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが500GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server for LinuxがサポートするLinuxディストリビューションが変更(FAMLog)、Ubuntu 18.04 LTSの標準サポート終了予定日(FAMLog)
2021年4月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
April 19, 2021
2021年4月17日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:「kintoneのデータをオフライン環境でも活用できるClaris FileMaker」(PDF形式/ファイルサイズ:約3.5MB)
「kintone-and-FileMaker-for-offline-network-202104.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
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セッションのデモでは、Claris FileMaker Goを用いて、kintone REST API経由でkintoneから建物設備データを取得し、オフライン環境下で使用するという想定でNFCタグの読み取り機能を用いてレコードを検索・表示、検査データを入力した後に報告書PDFファイルを作成し、ネットワーク接続環境に戻ってからkintoneにデータを書き戻す、といったことができることを紹介しました。
■関連リンク
・kintone(サイボウズ)
・FileMakerユーザーの視点から見たkintoneの良いところ(松尾篤のnote)
・kintone無料お試し申し込み(サイボウズ)
・cybozu developer network(サイボウズ)
・kintone Café
・kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました!(kintone Café)
・2021年3月「kintone Café 神奈川 Vol.7」発表資料(FAMLog)
・日本郵船が FileMaker と iPad を活用し、2,000 項目におよぶ船内機器のチェックリストを電子化(Claris International Inc.)
・Claris FileMaker 無料評価版のダウンロード(Claris International Inc.)
(2022年3月17日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
2021年3月「kintone Café 神奈川 Vol.7」発表資料
March 29, 2021
2021年3月26日に行われた「kintone Café 神奈川 Vol.7」で担当したセッションの資料を公開しました。
・ダウンロード:オフライン環境でもkintoneのデータを活用する方法(PDF形式/ファイルサイズ:約970KB)
「kintone-and-FileMaker-for-offline-network.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
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kintone Café 神奈川 Vol.7のテーマは、「kintoneに向いている業務/業種、そうでない業務/業種」でした。
セッションのデモでは、Claris FileMaker Goを用いて、kintone REST API経由でkintoneから建物設備データを取得し、オフライン環境下で使用するという想定でNFCタグの読み取り機能を用いてレコードを検索・表示、検査データを入力した後に報告書PDFファイルを作成し、ネットワーク接続環境に戻ってからkintoneにデータを書き戻す、といったことができることを紹介しました。
■関連リンク
・kintone Café
・kintone Café 神奈川
・kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました!(kintone Café)
・kintone Café 神奈川 Vol.7(kintoneに向いている業種・そうでない業務)に登壇しました(スモールスタートコンサルティング)
・ kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました(合同会社アクアビット)
(2022年3月18日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
Claris FileMaker Goと[ズームの設定]スクリプトステップ
January 20, 2021
Claris FileMaker Proの[ズームの設定]スクリプトステップは、画面上の表示倍率を設定する際に使用します。
[ズームの設定]スクリプトステップで設定できる設定できる縮小率は100%、75%、50%または25%で、設定できる拡大率は150%、200%、300%または400%です。ただし、Claris FileMaker Goの場合には最大倍率は200%という仕様になっています。
なお、[ズームの設定]スクリプトステップの[ロック]オプションを使用すると、利用者が表示倍率を変更できなくなります。[ロック]オプションを使うことで、FileMaker Goでダブルタップやピンチアウト、ピンチインによる画面の拡大縮小をできないように設定できます。
[関連]Get(ウインドウのズームレベル)関数(FAMLog)
macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1とPHP
January 14, 2021
macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverに同梱されているPHPの利用が非推奨という扱いになっています。
Windows版Claris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverのインストール時にPHPがインストールされなくなっており、別途PHPをダウンロードして手動でインストールする必要があります。macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1ではFileMaker Serverのインストール時にPHPは引き続きインストールされますが、将来のバージョンではWindows版と同様の扱いになる可能性があります。
なお、Linux版Claris FileMaker Server 19およびClaris FileMaker CloudについてはPHPを使用したカスタムWeb公開機能はサポートされていません。
[関連]Windows版Claris FileMaker Server 19.2.1とPHP(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.2.1 アップデータが公開
December 17, 2020
Claris FileMaker Pro 19.2.1 アップデータが公開されています。
FileMaker Pro 19.2.1では、fmpluginという名称で始まる拡張アクセス権を使用することで、あるファイル内で呼び出されたプラグインが別のファイルにアクセスできるかどうかを制御できるようになっています。
プレビュー機能として搭載されているFileMaker Pro Quick start experienceの機能も同時に強化され、バージョン19.2.1では[Use advanced tools]環境設定を無効にする必要がなくなっています。なお、このプレビュー機能はmacOSでオペレーティングシステムの言語が英語に設定されている場合のみ使用することができます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:Quick start experience(FAMLog)
CentOS Linuxの開発方針が変更
December 09, 2020
CentOS Projectが重大な開発方針の変更を発表し、現行のCentOS Linux 8は2021年末をもって開発を終了し、今後はCentOS Streamの開発に注力するという案内を出しています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションです。今回の発表により、CentOS Linux 8は2021年12月31日にサポートが終了する予定に変更されています。
なお、CentOS Linux 7についてはRed Hat Enterprise Linux 7のライフサイクルにあわせて公開を進めるとのことで、CentOS Linux 7は2024年6月30日にサポートが終了する予定となっています。
[関連]CentOS Project shifts focus to CentOS Stream(The CentOS Project)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:「アペックスブルー」テーマ
October 16, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、「アペックスブルー」という名称のレイアウトテーマが新たに追加されています。
バージョン19.1.2では、新しいテーマのアペックスブルーが新規カスタム Appのデフォルトテーマになっています。また、バージョン19.1.2で追加されたアドオンでもアペックスブルーのテーマが使用されています。
レイアウトのテーマはFileMaker Proを使用して簡単に変更できます。テーマを変更する際には、FileMaker Proのレイアウトモードで[レイアウト]メニューの[テーマの変更...]を選択します。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:新しいアドオン(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2はFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続不可
October 07, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2は、FileMaker Cloud for AWSでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン1.18のFileMaker Cloud for AWSに接続できない場合があることがClaris ナレッジベースで案内されています。
FileMaker Pro 19.1.2を用いて、FileMaker Cloud for AWS 1.18に接続しようとすると、 「<ホスト名>.fmi.filemaker-cloud.com 上の共有ファイルを表示する権限がありません。」というエラーメッセージが表示されます。なお、filemaker-cloud.comドメインを使わずに、カスタムSSLサーバー証明書を利用している場合には問題なく接続することが可能です。
上述の問題はFileMaker Pro 19.1.2特有の問題であり、FileMaker Cloud for AWS 1.18にホストされているファイルを開くには回避策としてFileMaker Pro 19.0.1を使用する方法が案内されています。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 は FileMaker Cloud for AWS 1.18 ホストに接続できない(Claris ナレッジベース)
(2020/10/28追記:FileMaker Pro 19.1.2でFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続できない問題はFileMaker Pro 19.1.3で修正されました。)
Claris FileMaker Pro 19とYearName関数
September 09, 2020
Claris FileMaker ProのYearName関数は、日付の和暦を指定された書式で返します。
日付フィールドの値が「2020/09/09」の場合、YearName(日付フィールド; 2)は「R2」を返します。日付フィールドの値が「1868/09/07」およびそれ以前の場合には、YearName(日付フィールド; 2)はバージョン18では「A.D.1868」を返していましたが、バージョン19では「1868 CE」を返すように挙動が変更されています。
Claris FileMaker 19では、A.D.(Anno Domini)という表記がCE(Common Era)に変更されて、年の後に付加されるようになっています。そのため、バージョン18以前とバージョン19を併用する場合には注意が必要です。
[関連]FileMaker ProとFileMaker Pro AdvancedのYearName関数(FAMLog)