FAMLog
Apache HTTP Serverで使用中のマルチプロセッシングモジュールを確認する
March 09, 2018
Apache HTTP Serverで使用中のマルチプロセッシングモジュール(MPM)を確認する方法の1つにhttpdコマンドを使用する方法があります。
httpdコマンドで-lオプションを使用することで、マルチプロセッシングモジュールを含め、サーバーにコンパイルで組み込まれたモジュールすべてを列挙することができます。
[使用例]
$ httpd -l
Compiled in modules:
core.c
mod_so.c
http_core.c
prefork.c
macOS High Sierra 10.13.3では上記のように表示され、preforkマルチプロセッシングモジュールを利用していることが分かります。
[関連]Apache HTTP Server 2.2の改善点 (3)(FAMLog)
CakePHP 2.10.8が公開
February 27, 2018
CakePHP 2.10.8が公開されています。
CakePHP 2.10.8は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、encryptおよびdecryptメソッドでMcrypt拡張モジュールの代わりにOpenSSL拡張モジュールを使用するように設定できるようになっています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。
PHP 7.2.0が公開
December 04, 2017
「PHP 7.2.0」が公開されています。
モダンな暗号ライブラリであるSodiumがPHPコアモジュールに含まれるようになり、パスワードハッシュAPIにArgon2が追加された他、object型の導入や抽象メソッドのオーバーライドなど、PHP 7.2には数多くの改善点や新機能が含まれています。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.2に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
ScriptMaster 5が公開
June 15, 2017
360Worksが無償で利用可能なFileMakerプラグインであるScriptMasterの新バージョン「ScriptMaster 5」を2017年5月に公開しています。
ScriptMasterは、Javaプラットフォーム用のスクリプト言語であるGroovyを使用してScriptMasterのモジュールを記述することにより、FileMaker Proでさまざまな機能拡張を行うことができるプラグインです。バージョン5では、JRE(Java Runtime Environment)を同梱することで、別途Javaをインストールする必要がなくなっています。また、FileMaker Cloudにも対応しています。
現時点でのScriptMasterの最新バージョンはバージョン5.05です。FileMakerプラグインの生成、クリップボードへのアクセス、およびFileMakerのSQLエンジンへのアクセスができるAdvanced版の価格は年間95ドルです。
Apache Tomcat JK Connector 1.2.42が公開
October 11, 2016
WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「Apache Tomcat JK Connector 1.2.42」が2016年10月上旬に公開されています。
Apache Tomcat JK Connector 1.2.42では、バッファーオーバーフローが発生する可能性のあるセキュリティ脆弱性(CVE-2016-6808)が修正されています。
なお、Mac版のFileMaker Server 7からFileMaker Server 11まではApache Tomcat JK Connector 1.2をベースにしたものがWebサーバーモジュールで使用されていましたが、Mac版のFileMaker Server 12以降ではApache Tomcat JK Connector 1.2の代わりにmod_proxy_ajpが利用されるようになっています。
Apache HTTP Server 2.4.23が公開
July 08, 2016
「Apache HTTP Server 2.4.23」が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.23は、Apache HTTP Server 2.4系統の最新版です。バージョン2.4.23では、HTTP/2利用時にX.509クライアント証明書の認証処理が正常に機能しない脆弱性が修正されています。その他、新しいモジュールが2つ(mod_proxy_http2とmod_proxy_hcheck)追加されています。
Apache HTTP Server 2.0系統はすでに保守が終了しており、今後はApache 2.4系統もしくはApache 2.2系統の利用が強く推奨されます。
[関連]JVNVU#97485903: Apache HTTPD の HTTP/2 通信における X.509 クライアント証明書の認証処理の問題(Japan Vulnerability Notes)
PHP 5.6.14とPHP 5.5.30が公開
October 06, 2015
「PHP 5.6.14」と「PHP 5.5.30」が公開されています。
PHP 5.6.14とPHP 5.5.30ではphar拡張モジュールにおける2点のセキュリティ脆弱性が修正されています。PHP 5.4系統の保守は今年の9月中旬に終了したため、バージョン5.6系統もしくはバージョン5.5系統にアップグレードする必要があります。
なお、PHPはバージョン7系統の開発も進められており、現在「PHP 7.0.0 RC 4」が公開されている状況です。
Apache Tomcat JK Connector 1.2.41が公開
September 01, 2015
WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「Apache Tomcat JK Connector 1.2.41」が2015年8月中旬に公開されています。
JK 1.2.41はJK 1.2系統の最新版Tomcatコネクターです。バージョン1.2.41では、JkUnmountディレクティブで指定したルールが無視されることで情報漏洩につながってしまう可能性のあるセキュリティ脆弱性(CVE-2014-8111)が修正されています。
なお、Mac版のFileMaker Server 7からFileMaker Server 11まではJK 1.2をベースにしたものがWebサーバーモジュールで使用されていましたが、Mac版のFileMaker Server 12およびFileMaker Server 13ではJK 1.2の代わりにmod_proxy_ajpが利用されていました。OS X版FileMaker Server 14ではmod_proxy_ajpは組み込まれているものの内部的には特に利用されなくなっているようです。
(2016/10/11追記:OS X版FileMaker Server 14でmod_proxy_ajpを利用している箇所があったため、「Mac版のFileMaker Server 12およびFileMaker Server 13ではJK 1.2の代わりにmod_proxy_ajpが利用されていました。OS X版FileMaker Server 14ではmod_proxy_ajpは組み込まれているものの内部的には特に利用されなくなっているようです。」を「Mac版のFileMaker Server 12以降ではJK 1.2の代わりにmod_proxy_ajpが利用されるようになっています。」に変更・修正しました。)
CakePHP 3.0.0が公開
March 26, 2015
PHP用のWebアプリケーションフレームワーク「CakePHP 3.0.0」が公開されています。
ORMが一新されたCakePHP 3.0.0は、動作にPHP 5.4.16以上が必須となり、mbstringおよびintl拡張モジュールが必要です。旧バージョンからバージョンアップを行う際には、移行ガイドで各種変更点を確認して移行作業を行わなければならず注意が必要です。
なお、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)は現時点ではCakePHP 3に対応していません。
ScriptMaster 4.32が公開
January 15, 2015
360WorksがFileMakerプラグインであるScriptMasterの新バージョン「ScriptMaster 4.32」を2014年12月中旬に公開しています。
ScriptMasterは、Javaプラットフォーム用のスクリプト言語であるGroovyを使用してScriptMasterのモジュールを記述することにより、FileMaker Proでさまざまな機能拡張を行うことができるプラグインです。
バージョン4.32では、FileMaker Server 13で利用可能な[サーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップおよび64bit環境での運用に全面的に対応し、Windows Server 2012がサポートされるようになっています。