FAMLog
Claris FileMaker 19に対応したホスティングサービス「FMプランネクストシリーズ」
November 24, 2020
Claris FileMaker 19に対応したホスティングサービスであるFMプランネクストシリーズの受付を2020年11月19日より開始しました。
Claris FileMaker Server 19の運用環境を利用できるFMプランネクストシリーズは、FMプランベーシック[月額19,800円(税別)]、FMプランネクストプラス[月額29,800円(税別)]およびFMプランネクストプロ[月額45,000円(税別)]の3つのプランから構成されます。各プランでは新たに登場したClaris FileMaker Server for Linuxを利用してデータベースサーバーを運用しますが、同サービスのサーバー上で稼働させるFileMaker Serverのライセンスが別途必要になります。
上位プランのFMプランネクストプラスおよびFMプランネクストプロでは、オープンソースのファイルサーバーであるNextcloud Filesを新たにご利用いただけるようにしました。FileMakerデータベースファイル以外のファイルを複数人で共有するだけでなく、同期クライアントソフトウェアを利用することで複数の端末でファイルを確認することも可能です。
(2021/04/13追記:各月額料金の末尾に「(税別)」を追記しました。)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:AD FSでの認証
November 20, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、Claris FileMaker Server for Linuxで共有されるカスタム AppでAD FS(Active Directory Federation Services)を用いて認証できるようになっています。
Claris FileMaker Server for Linux以外に、Windows ServerでAD FSサーバーを別途構築する必要がありますが、AD FSによるシングルサインオンで共有データベースにサインインできるように設定することが可能になっています。
なお、[セキュリティの管理]ダイアログボックスでは、AD FSで認証する外部サーバーアカウントアクセスエントリを作成できるようになっています。
[関連]Linux版Claris FileMaker Server 19.1.2の新機能:AD FSを利用した外部認証(FAMLog)、「FileMaker UG 全国合同オンラインミーティング 2020」発表資料(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップの[結果を JSON として書式設定]オプション
October 27, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップで[結果を JSON として書式設定]オプションを使用できるようになっています。
バージョン19で追加された[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップを使用することで、NFC(Near Field Communication/近距離無線通信)タグをスキャンまたはスキャンを停止することができます。スキャン後に任意のスクリプトを実行させることができますが、[結果を JSON として書式設定]オプションを有効にするには0以外の値を指定します。値が0または指定されていない場合、バージョン19.0と同様に値の一覧が複数行で返されます。
なお、[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップはClaris FileMaker Go 19でのみ利用できますが、[結果を JSON として書式設定]オプションを使用する場合にはFileMaker Goをバージョン19.1.2以降にアップデートする必要があります。
[関連]Claris FileMaker Go 19の新機能:NFCタグのスキャン(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.1.2が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19の新機能:macOSにおけるドラッグ操作でのインストール
July 31, 2020
macOS版のClaris FileMaker Pro 19ではドラッグ操作でアプリケーションをインストールできるようになっています。
macOS版FileMaker Pro 18 Advancedのディスクイメージファイル(.dmgファイル)にはインストールプログラムが含まれていて、FileMaker Pro 18 Advancedをインストールするにはインストールプログラムを使用する必要がありました。バージョン19では、インストール方法がこれまでのバージョンと異なり、アプリケーションをアプリケーションフォルダにドラッグすることでClaris FileMaker Proがインストールされます。
なお、Claris FileMaker Pro 19では、ライセンス情報を入力する際、パッケージ版を購入した場合にはライセンスキーを入力し、パッケージ版以外の場合にはライセンス証明書をインストールします。
iOS App SDK 18の新機能:OAuth 2.0のサポート
May 18, 2020
iOS App SDK 18では、OAuth 2.0が新たにサポートされ、AmazonやGoogle、Microsoft Azureのアカウント認証情報を使用してFileMakerベースのカスタムAppにログインできるようになっています。
iOS App SDK 18.0.3ではFileMaker IDにも対応しています。FileMaker Cloud 2.18では、バージョン18.0.3以降のFileMaker Pro AdvancedやFileMaker Go 18.0.3、FileMaker WebDirect以外に、iOS App SDK 18.0.3を使用して作成されたiOSアプリケーションもクライアントとしてサポートされています。
なお、App Storeで配布するAppを作成するためにiOS App SDKを利用することは推奨されていません。推奨されている配布方法についてはClaris コミュニティ内のページで確認するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:OAuth 2.0のサポート(FAMLog)、FileMaker Go 18.0.3が公開(FAMLog)
Get(ユーザによる強制終了許可状態)関数
March 19, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(ユーザによる強制終了許可状態)関数」は、[ユーザによる強制終了を許可]スクリプトステップのスクリプトステップオプションが[オン]の場合は「1」(真)を、それ以外の場合は「0」(偽)を返します。
[ユーザによる強制終了を許可]スクリプトステップは、実行中のスクリプトをユーザーが停止することを許可または禁止するスクリプトステップです。デフォルトでは、Escキー(Windows)またはコマンドキーとピリオドキー(macOS)を押すことにより、ユーザーがスクリプトを停止することができます。ユーザーがスクリプトを終了できないようにするには、スクリプトステップオプションを[オフ]にして[ユーザによる強制終了を許可]スクリプトステップを使用します。
なお、Get(ユーザによる強制終了許可状態)関数はバージョン7で追加された関数です。
Get(検索条件除外状態)関数
March 16, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(検索条件除外状態)関数」は、現在の検索条件で[除外]が選択されている場合は「1」(真)を、それ以外の場合は「0」(偽)を返します。
Get(検索条件除外状態)関数はバージョン8で追加された関数です。検索モードにおいて現在の検索条件でレイアウトバーの[除外]が選択されている場合に「1」を返します。
また、検索モードで[レコードを対象外に]スクリプトステップを使用すると、検索時にレイアウトバーの[除外]が選択されている場合と同様、検索条件が除外条件となります。これによりスクリプトでNOT検索を実現できます。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)、[レコードを対象外に]スクリプトステップ(FAMLog)
Get(テキスト定規表示)関数
March 12, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(テキスト定規表示)関数」は、テキスト定規が表示されている場合は「1」(真)を、それ以外の場合は「0」(偽)を返します。
定規を表示または非表示にするには、[表示]メニューの[定規]を選択するか、[テキスト定規の表示切り替え]スクリプトステップを使用します。定規が使用する単位を変更するには、定規を右クリックして表示されるメニューから単位を選択するか、レイアウトモードで水平定規と垂直定規が交わる左上の角をクリックします。
なお、Get(テキスト定規表示)関数はバージョン8で追加された関数です。FileMaker WebDirectではこの関数はサポートされないため「0」を返します。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数(FAMLog)
Get(エラー処理状態)関数
February 10, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(エラー処理状態)関数」は、[エラー処理]スクリプトステップのスクリプトステップオプションが[オン]の場合は「1」(真)を、それ以外の場合は「0」(偽)を返します。
スクリプトステップオプションを[オン]にして[エラー処理]スクリプトステップを使用すると、FileMaker Pro Advancedの警告メッセージや一部のダイアログボックスが表示されないようにすることができます。逆に、スクリプトステップオプションが[オフ]の場合には、警告メッセージが表示されるようになります。
なお、Get(エラー処理状態)関数はバージョン7で追加された関数です。
Get(スクリプトアニメーション状態)関数
February 04, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(スクリプトアニメーション状態)関数」は、現在実行されているスクリプトでアニメーションが有効になっている場合は「1」(真)を、それ以外の場合は「0」(偽)を返します。
デフォルトでは、現在実行されているスクリプトでアニメーションは無効になっています。現在のスクリプトで[レイアウトオブジェクトアニメーション設定]スクリプトステップを使用してアニメーションを有効にするように設定されている場合は、「1」を返します。
なお、Get(スクリプトアニメーション状態)関数はバージョン13で追加された関数です。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:バージョン13で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)、FileMaker Pro 13の新機能:バージョン13で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker Pro 14で名称が変更されたスクリプトステップ(FAMLog)