FAMLog
mod_dosdetector
February 06, 2007
DoS攻撃を検知するApacheモジュール「mod_dosdetector」が公開されています。
mod_dosdetectorは、Apache 2.2のモジュールとして動作し、クライアントのIPアドレスごとにアクセス頻度を測定し、設定した閾値を越えると、DoS攻撃と判定することができます。サーバー単位での単位時間当たりのアクセスを計測し、判定結果は環境変数の設定によって通知します。
mod_rewriteと共に使用されるように設計されており、ライセンスはApache Licenseです。
[関連]サーバにDoS耐性を付ける(とあるはてな社員の日記)
(2007/08/06追記:「Apache 2のモジュールとして動作」を「Apache 2.2のモジュールとして動作」に修正しました。)
FileMaker Serverでホストできるデータベースファイルの最大数
January 11, 2007
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7では、同時にホストできるデータベースファイルの最大数は125です。
FileMaker Server Adminを利用すると、ホストできるデータベースファイルの最大数を指定することも可能であり、[共有する最大のファイル数]オプションで1から125までの範囲で値を調整することができます。
なお、Mac OS X Serverではない通常版のMac OS Xでは、カーネルパラメーターを変更しない限り、同時にホストできるデータベースファイルの最大数は125ではなく100となります。
完全修飾フィールド名の各要素について (2)
December 29, 2006
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、完全修飾フィールド名の構文は次のようになっています。
[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID
「(繰り返し数)」は、繰り返しフィールドを利用する場合のみ必要であり、それ以外の場合では省略可能です。繰り返し数は数字の1から始まり、例えば、フィールド名(2)と指定した場合は、繰り返しフィールドの2番目の値を参照します。
なお、繰り返しフィールドに対して繰り返し数を指定しなかった場合は、繰り返しフィールドの最初の値が使用されます。
Evaluate関数
December 25, 2006
Evaluate関数は、FileMaker 7で追加された関数です。引数で指定した式を計算式とみなして評価します。
[構文]
Evaluate(式)
Evaluate(式; [フィールド1; フィールド2; フィールド3; ...])
引数には式(テキスト式またはテキストフィールド)だけでなく、オプションでフィールドの一覧を指定することもできます。この場合、引数で指定したフィールドのいずれかの値が変更されると、式が再評価されて結果が更新されます。
[例]
Evaluate("Get(タイムスタンプ)"; [フィールドB; フィールドC])
Evaluate関数は、応用次第でさまざまな活用が可能であり、使いこなすことができればかなり役立つ関数です。
[関連]第15回 FileMaker Fun Night! イベントレポート(Knockin' on Seven's Door)
(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
Get(システムプラットフォーム)関数
November 16, 2006
FileMaker Proの「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。
バージョン7および8では、この関数の戻り値は下記のようになります。
・「-1」:現在のプラットフォームがMac OS Xの場合
・「-2」:現在のプラットフォームがWindows 2000またはWindows XPの場合
UniversalアプリケーションとなったMac版のFileMaker Pro 8.5では、IntelベースMacで動作させた場合の戻り値は通常「1」に、PowerPCベースMacで動作させた場合は戻り値が「-1」になるように変更されています。
ただし、IntelベースMacのRosetta上でFileMaker Pro 8.5を動作させた場合には、PowerPCベースMacの場合と同様に戻り値は「-1」になります。
[関連]Get(システムプラットフォーム)関数とWindows Vista(FAMLog)
(2007/07/28追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
FileMaker Pro 8.5の改善点:RelationInfo関数
October 30, 2006
FileMaker Pro 8.5では、RelationInfo関数が一部機能追加および改善されています。
この関数は、定義済みのリレーションシップに関する情報を取得する関数ですが、バージョン8.5では取得できる情報が増えると共に、戻り値の各行の先頭に「Source:」「Table:」「Options:」といった文字列が追加されるようになり、取得できる値の種類が分かりやすいように戻り値の書式が整理されています。
バージョン8.5でRelationInfo関数を使用すると、次のような結果が返されます。
(戻り値の書式)
Source:[データベースファイル名]
Table:[リレーションシップグラフ上のテーブル名]
Options:[設定されたリレーションシップのオプション]
[定義済みのリレーションシップの一覧(1行あたり1つ)]
(戻り値の例)
Source:人事
Table:所属
Options:Delete Create
所属::ID = 従業員::所属ID
FileMaker Pro 8.5の新機能:値一覧と索引一覧でのソート順の指定
October 25, 2006
FileMaker Pro 8.5では、[値一覧に使用するフィールドの指定]ダイアログボックスと[索引一覧]ダイアログボックスにおいて、ソート順の基準とする言語を指定できる機能が追加されています。
[値一覧に使用するフィールドの指定]ダイアログボックスにおいて、ソート順の基準とする言語設定を変更すると、値一覧の値の表示順が変更されます。例えば、同ダイアログボックスで「次の条件で値をソートしなおす」にチェックをつけて、言語設定として「Unicode」を指定すると、大文字の「Z」が小文字の「a」より先に表示されるようになります。
なお、[索引一覧]ダイアログボックスにおいて、再ソートされた索引は[索引一覧]ダイアログボックスが表示されている間のみ有効です。後でこのダイアログボックスを開いたときには、ソート順は記憶されず元に戻るようになっています。
FileMaker Pro 8.5の新機能:Webビューア
September 21, 2006
FileMaker Pro 8.5では、「Webビューア」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
この機能により、FileMaker Pro 8.5およびFileMaker Pro 8.5 Advancedにおいて、FileMaker Proのレイアウト上に直接Webのページやコンテンツを表示できるオブジェクトを配置することができます。フィールドの値や計算式の結果を用いて接続先のURLを指定することもでき、Webビューアを使用して任意のWebサイトにアクセスすることができます。さらに、Webに関連する各種技術を活用することができるため、アイデア次第でさまざまな応用が可能です。
なお、Webビューアでインターネット上のコンテンツを表示させる場合には、インターネット接続が必要です。
KP-Backup 1.0.3 アップデート
September 05, 2006
株式会社キー・プランニングが「KP-Backup 1.0.3 アップデート」を公開しています。
バージョン1.0.3では、WindowsのZip圧縮ファイル名でシステムロケールの文字エンコードが使われるようになると共に、エラー通知メールがシステムロケールの文字エンコードを使用するように仕様改良されています。さらに、Windows版ファイルメーカー Server 5.5のpauseとresumeコマンドの戻り値を正しく扱うことができるように不具合が修正されています。
なお、アップデートする際には、旧バージョンのKP-Backupはアンインストールせず、アップデート用インストーラーを実行するように注意する必要があります。
fmsadminコマンドの活用 (6)
July 26, 2006
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを停止することができます。
fmsadminコマンドを使ってFileMaker Serverを停止するには、STOPコマンドを使用します。
(構文)
fmsadmin STOP [options]
(使用例)
$ fmsadmin stop
$ fmsadmin stop --grace-time 120
STOPコマンドのオプションには「-f(--force)」、「-m message(--message message)」および「-t seconds(--grace-time seconds)」を指定することができます。
-f(--force)オプションを利用すると、FileMaker Serverのシャットダウンを高速に実行します。また、接続しているクライアントに送信するテキストメッセージを指定する場合には-m(--message)オプションを利用し、クライアントの接続を強制的に解除するまでの合計の秒数を指定する場合には-t(--grace-time)オプションを利用します。
なお、-t(--grace-time)オプションは、-f(--force)オプションが使用されていない場合にのみ使用でき、デフォルト(および最小)の値は120秒となっています。