FAMLog
Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が開始
August 02, 2021
Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が2021年7月下旬に開始されています。
FileMaker Server 19.3.2では、Claris FileMaker Admin APIもしくはfmsadminコマンドを用いて、Claris FileMaker Data APIでオブジェクトデータを要求する際に利用するストリーミングURLのセキュリティ設定を確認および変更できるようになっています。
macOSおよびLinux版のFileMaker Server 19.3.1においてFileMaker Data APIで[プラグインファイルのインストール]スクリプトステップを呼び出す際にエラーが発生していた問題が修正されているだけでなく、さまざまな問題も修正されています。詳細についてはClaris FileMaker Server 19.3.2 リリースノートを参照するようにしてください。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.3.2の提供が開始
July 21, 2021
Claris FileMaker Pro 19.3.2の提供が開始されています。
Windows版FileMaker Pro 19.3.2では、バージョン19.3.1で共有データベースに接続したときにインタラクティブオブジェクトフィールドにPDFファイルが表示されなかった問題が修正されています。PDFファイルがホストからストリーミングされなくなった代わりに、ユーザーのローカルコンピューター上のテンポラリフォルダにダウンロードされてインタラクティブオブジェクトフィールドに表示されるように挙動が変更されているとのことです。
一方、macOS版FileMaker Pro 19.3.2では、Appleシリコン搭載Mac上でFileMaker Proを起動するとエラーメッセージ「不明エラー: -1」が表示されて続行できなくなる場合がある問題や、FileMaker Proをバージョン19.3.1に更新した後にクイックスタートエクスペリエンスを開始すると空白の画面またはエラーメッセージが表示されて環境によって反応しない場合がある問題が修正されています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.3.2 リリースノート(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Pro 19.2.2の新機能:バージョン19.2.2で追加された関数一覧
March 23, 2021
Claris FileMaker Pro 19.2.2では新しい関数が追加され、インストールされているプラグインの属性を含むJSONオブジェクトを返す関数やアドオン開発者向けの関数が新設されています。
バージョン19.2.2で追加された関数一覧は次の通りです。
・Get(インストールされた FM プラグインの JSON)
・GetAddonInfo
・GetLayoutObjectOwnerInfo
・LayoutObjectUUID
GetAddonInfo、GetLayoutObjectOwnerInfoおよびLayoutObjectUUID関数は、アドオン開発者向けの関数として用意されています。Claris FileMaker Pro 19 ヘルプによると、LayoutObjectUUID関数は、[Web ビューアの設定]ダイアログボックスの[Web アドレス]ボックスにおける計算式でのみ使用できるとのことです。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.2.2 アップデータが公開(FAMLog)
(2021/03/24追記:「なお、LayoutObjectUUID関数は、[Web ビューアの設定]ダイアログボックスの[Web アドレス]ボックスにおける計算式でのみ使用できます。」を「Claris FileMaker Pro 19 ヘルプによると、LayoutObjectUUID関数は、[Web ビューアの設定]ダイアログボックスの[Web アドレス]ボックスにおける計算式でのみ使用できるとのことです。」に変更しました。)
Get(アクティブポータル行番号)関数
January 22, 2021
Claris FileMaker ProのGet(アクティブポータル行番号)関数は、フォーカスが含まれているポータル行を表す番号を返します。現在のファイルで複数のウインドウが開いている場合、一番手前にあるウインドウの結果のみが返されます。
Claris FileMaker Proにおけるポータルは、レコードを各行に1つずつ一覧表示するレイアウトオブジェクトです。ポータルを使用すると関連テーブルまたは現テーブルのレコードを表示できます。
Get(アクティブポータル行番号)関数は、ポータル行にフォーカスがない場合には「0」を返します。また、特定のポータル行を選択せずに、かつ特定のポータル行内でオブジェクトをアクティブにせずにポータルに移動した場合も「0」を返します。
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:新しいアドオン
October 15, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、9つのJavaScriptアドオンが新たに組み込まれるようになっています。
バージョン19.1.2で追加されたアドオンは次の通りです。
・カレンダー
・カレンダーヒートマップ
・カンバン
・アクティビティタイムライン
・簡易グラフ
・写真ギャラリー
・バーコードジェネレータ
・リッチテキストエディタ
・タイマー
アドオン機能はバージョン19で追加されました。レイアウトモードに切り替えた後、オブジェクトパネルの[アドオン]タブにある[+]ボタンをクリックし、アドオンを選択した後に[選択]をクリックすることで、アドオンをインストールすることができます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19の新機能:アドオン(FAMLog)、FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19の新機能:アドオン
October 08, 2020
Claris FileMaker Pro 19ではアドオン機能が新たに追加されています。
バージョン19で追加されたアドオン機能は、バージョン17から利用できるようになっていたアドオンテーブル含め、カスタム Appのあらゆるコンポーネント(レイアウト、スクリプト、レイアウトオブジェクト、テーブルなど)をカスタム Appに追加して、その機能を拡張できるようにするものです。
なお、アドオン作成の際に利用する[名前を付けてアドオンパッケージとして保存]スクリプトステップは、バージョン19が登場した時点では詳細な仕様が記載されたドキュメントが用意されていなかったため、プレビュー機能として提供されています。
[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:アドオンテーブル(FAMLog)、FileMaker Pro 19 のアドオン機能と [名前を付けてアドオンパッケージとして保存] スクリプトステップについて(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Pro 19とClaris FileMaker Go 19の新機能:機械学習モデルの実行
September 10, 2020
macOS版のClaris FileMaker Pro 19およびClaris FileMaker Go 19では、デバイス上で機械学習モデルを実行して、画像認識やオブジェクト検出などを行えるようになっています。
バージョン19で追加された[機械学習モデルを構成]スクリプトステップを使ってCore ML(機械学習)モデルをロードした後、バージョン19で追加されたComputeModel関数を使うことで、モデル評価結果を含むJSONオブジェクトを取得できます。
なお、Claris FileMaker 19はモデルを訓練する機能を備えていません。Core ML形式のモデルを別途用意する必要があります。
[関連]Claris FileMaker Pro 19 リリースノート(Claris ナレッジベース)、Core ML(Apple)
Claris FileMaker Pro 19の新機能:ボタンバーセグメント状態スタイルのコピー&ペースト
September 08, 2020
Claris FileMaker Pro 19では、ボタンバーセグメント状態スタイルをコピーして、別の状態および他のボタンバーセグメントにペーストできるようになっています。
ボタンバーには、ボタンアイコンとテキストラベルで構成される個々のボタンを表すセグメントが含まれています。バージョン19では、レイアウトモードでボタンバーを選択している状態で、インスペクタの[外観]タブにおいてボタンバーセグメント状態スタイルをコピーおよびペーストすることができます。
なお、ボタンバーはFileMaker Pro 14で追加されたレイアウトオブジェクトです。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:ボタンバー(FAMLog)
FMDataAPI Ver.21が公開
August 24, 2020
新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン21を公開しています。
FMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.21では、ポータルオブジェクト上にない関連フィールドを処理する際の不具合が修正されています。
なお、FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。
Claris FileMaker Pro 19の新機能:macOSにおけるHigh Efficiency Image File形式のサポート
August 04, 2020
macOS版のClaris FileMaker Pro 19では、オブジェクトフィールドのデータでサポートされるファイル形式としてHEIF(High Efficiency Image File)形式が新たに追加されています。
Claris FileMaker Pro 19では、HEIF形式の画像をオブジェクトフィールドおよびレイアウトに挿入して、macOS、iOSおよびiPadOSで表示することができます。
なお、オブジェクトフィールドに画像ファイルを挿入するには、ブラウズモードで画像ファイルをオブジェクトフィールドにドラッグするか、もしくはブラウズモードでオブジェクトフィールドをクリックした後に[挿入]メニュー>[ピクチャ...]を選択してファイルを選択します。
[関連]オブジェクトフィールドのデータの操作(Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ)