FAMLog


FileMaker Server 18の改善点:fmsadmin GETコマンド

October 15, 2019

FileMaker Server 18では、コマンドラインインターフェースでバックアップスケジュールのバックアップ時刻を取得するためのコマンドが追加されています。

バージョン18では、新設されたGET BACKUPTIMEコマンドでバックアップスケジュールの時刻を取得できるようになっています。

[使用例]
$ fmsadmin get backuptime 1
ID Name Start time
1  FMS  0:00

IDが1である1日1回実行される自動バックアップスケジュールだけでなく、Admin Console上で作成したバックアップスケジュールのバックアップ時刻を取得することも可能です。その際には、fmsadmin get backuptimeの後に任意のスケジュールIDを指定します。スケジュールIDを省略すると、全バックアップスケジュールのバックアップ時刻を表示します。

[関連]FileMaker Server 17の新機能:fmsadmin GETコマンド(FAMLog)、FileMaker Server 18の改善点:fmsadmin SETコマンド(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 18.0.3 アップデータが公開

October 09, 2019

FileMaker Server 18.0.3 アップデータが公開されています。

macOS Catalina 10.15のサポートが含まれているFileMaker Server 18.0.3では、macOSにおいてホストマシンの再起動後にApache Web サービス(httpd)が自動的に開始しないことがある問題や、Windows Server版のFileMaker Server 18.0.2においてコマンドラインインターフェース(CLI)を使用して証明書署名要求(CSR)を生成することができなかった問題などが修正されています。

なお、FileMaker Server 18.0.2以降では、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっています。Web関連のサービスを使用するにはOpenJDKまたはOracle JREのいずれかをインストールもしくはいずれかの利用を選択する必要があるため、FileMaker Serverのアップデート方法やOpenJDKのインストール方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。

[関連]FileMaker Server 18.0.2 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker 製品と macOS Catalina 10.15 との互換性(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 18の新機能:起動復元

August 05, 2019

FileMaker Server 18には起動復元機能が新たに追加されています。

バージョン18のFileMaker Serverでは、起動復元機能を無効にしていなければ、ハードウェアの障害またはソフトウェアの障害の後でファイルの復元に役立てることができる復元ログを作成するようになっています。ハードウェアまたはソフトウェアがクラッシュした後、ディスクの状態が正常であれば、復元ログを使用してFileMakerファイルを自動的に復元します。

なお、復元ログにはすべての共有データベースのデータが含まれており、各データベースの起動復元を個別に有効または無効にすることはできません。

[関連]起動復元についての白書(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 18の改善点:fmsadmin SETコマンド

July 02, 2019

FileMaker Server 18では、コマンドラインインターフェースでバックアップスケジュールのバックアップ時刻を変更できるようになっています。

fmsadminコマンドを使ってバックアップスケジュールの時刻を変更するには、SETコマンドを使用します。

[使用例]
$ fmsadmin set backuptime 0:00
$ fmsadmin set backuptime 1 0:00

IDが1である1日1回実行される自動バックアップスケジュールだけでなく、Admin Console上で作成したバックアップスケジュールのバックアップ時刻を変更することも可能です。その際には、fmsadmin set backuptimeの後に任意のスケジュールIDを指定します。スケジュールIDはfmsadmin get backuptimeやfmsadmin list schedules等で確認できます。

[関連]FileMaker Server 17以降で自動バックアップスケジュールの実行を停止する(FAMLog)、FileMaker Server 17の新機能:fmsadmin SETコマンド(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 17以降で自動バックアップスケジュールの実行を停止する

June 10, 2019

バージョン17以降のFileMaker Serverでは1日1回共有データベースの自動バックアップを作成するようになっていますが、通常毎日午前0時に実行される自動バックアップスケジュールの実行を停止するにはfmsadminコマンドを使用します。

[使用例]
$ fmsadmin disable schedule 1

fmsadminコマンドでサーバーの自動バックアップスケジュールの実行を停止する場合は「fmsadmin disable schedule 1」、サーバーの自動バックアップスケジュールの実行を再度有効化する場合は「fmsadmin enable schedule 1」です。

保存済みバックアップ以外のバックアップは7世代保存され、その後自動的に削除されます。自動バックアップは、Admin Consoleの[バックアップ]>[自動バックアップおよびオンデマンド]タブに一覧表示されます。なお、FileMaker Server 18では、fmsadminコマンドを使用することで、自動バックアップスケジュールの時刻を変更することが可能となっています。

[関連][自動バックアップおよびオンデマンド] タブの使用(FileMaker Server 18 ヘルプ)、FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:アドオンテーブル

March 07, 2019

FileMaker Pro 17 Advancedでは、[ポータル設定]ダイアログボックスでアドオンテーブルを追加できるようになり、さまざまなタイプの一般的な関連情報を記録・表示する機能を手軽に拡張できます。

アドオンテーブルを利用することで、あらかじめ定義されたフィールドのセットを含むテーブルをデータベースに追加でき、追加した新規テーブルと現在のテーブルの間にリレーションシップが自動的に作成されるほか、レイアウト上で使用されるスクリプトが追加されます。

アドオンテーブルを追加するには、レイアウトモードでポータルオブジェクトを作成した後、[ポータル設定]ダイアログボックスの[レコードを表示:]で[新規アドオンテーブル...]を選択します。なお、レイアウトは主キーフィールドのあるテーブルを元にしている必要があります。

[関連]FileMaker Pro Advanced の使いやすさの強化(FAMLog)

Tag: FileMaker

Java SE 8のパブリック更新終了によるFileMaker Serverへの影響について

December 27, 2018

FileMaker ServerとJava SE 8に関する情報がFileMaker ナレッジベースに掲載されています。

オラクル社がJava SE 8のパブリック更新終了を発表していましたが、個人ユーザー向けには少なくとも2020年12月まで、商用ユーザー向けには2019年1月までOracle Java SE 8の無償でのパブリック更新と自動更新の提供を継続します。

今月発表されたFileMaker ナレッジベースの記事によると、FileMaker ServerはJava SE 8を用いてFileMaker WebDirectやカスタムWeb公開(CWP)といったWebテクノロジーを実装していますが、オラクル社によるJava SE 8のパブリック更新終了に関する決定はFileMaker プラットフォームには特に影響はないと記載されています。

[関連]Java SE 8 のパブリック更新終了による FileMaker への影響について(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:デフォルトのフィールド

September 10, 2018

FileMaker Pro 17 Advancedでは、[データベースの管理]ダイアログボックスでテーブルを作成またはファイルを新規に作成する場合に、フィールドがテーブルに自動的に追加されるようになっています。

主キー、作成情報タイムスタンプ、作成者、修正情報タイムスタンプおよび修正者フィールドが通常追加されるようになっていますが、これらのフィールドは必要に応じてカスタマイズしたり事前に設定しておくことが可能です。

なお、新しいテーブルに上記のフィールドが追加されないようにするには、「DefaultFields.xml」という名称の空ファイルを次の場所に配置します。

・Windowsの場合:<ドライブ>:\ProgramData\FileMaker\Shared
・macOSの場合:/ユーザ/共有/FileMaker/Shared

Tag: FileMaker

FileMaker 17に対応した専用サーバーサービス「FMPress17」

July 05, 2018

FileMaker 17に対応した専用サーバーサービス「FMPress17」の受付を2018年7月2日より開始しました。

FMPress17は、FileMaker Server 17を利用してデータベースサーバーおよびデータベースと連動するWebサーバーを運用できるホスティングサービスであり、FileMakerのデータベースからPHPベースのWebアプリケーションを自動生成できる独自機能「FMPress Publisher」を搭載しています。FMPress17では、米国の非営利団体ISRG(Internet Security Research Group)が運営する無料のSSLサーバー証明書「Let’s Encrypt」に新たに対応しました。さらに、Webサイトの常時SSL化を行いやすくするように、これまで有料であったSSLサーバー証明書の設定費用を3万円から無料に変更しました。

FMPress17の料金は月額29,800円(税別)で、同サービスのサーバー上で稼働させるFileMaker Serverのライセンスが必要です。

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FileMaker Pro 16の改善点:設定可能なファイルキャッシュサイズの拡大

May 10, 2018

FileMaker Pro 16では、設定できるファイルキャッシュのサイズが2048MBに拡大されています。

FileMaker Proでは作業時に行った変更は自動的に記憶され、変更内容は一時的にキャッシュとしてRAM(メモリー)上に保存されます。キャッシュのサイズは、[環境設定]ダイアログボックスの[メモリ]タブにある[ファイルキャッシュの変更]で変更します。ファイルキャッシュのサイズ変更を反映させるには、FileMaker Proを一度終了してから再起動する必要があります。

バージョン15で設定できるファイルキャッシュのサイズは64MBから512MBまでの範囲でしたが、バージョン16では64MBから2048MBまでの範囲に拡大されています。

[関連]環境設定: メモリ(FileMaker Pro 16 ヘルプ)

Tag: FileMaker

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