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Claris FileMaker Server 19.1.2とFileMaker Server for Linuxがリリース

October 29, 2020

Claris FileMaker Server 19.1.2がリリースされています。

FileMaker Server 19.1.2ではCentOS Linux 7 (2003)が正式にサポートされ、FileMaker Server for Linuxを利用できるようになっています。FileMaker Server for LinuxではOData APIおよびAD FS(Active Directory Federation Services)がサポートされていますが、カスタムWeb公開はサポートされていません。既知の問題も確認されているので、詳しくはClaris FileMaker Server 19.1.2 リリースノートを参照するようにしてください。

なお、FileMaker Server 19.1.2はフルインストーラーとして入手できます。バージョン18または19からFileMaker Server 19.1.2にアップグレードする場合、インストーラーによってフルインストールが実行されます。ユーザのデータ、設定および構成はほぼそのまま保存され、現在のインストールをアンインストールする必要がなくなっているとのことです。

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19.1.2はFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続不可

October 07, 2020

Claris FileMaker Pro 19.1.2は、FileMaker Cloud for AWSでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン1.18のFileMaker Cloud for AWSに接続できない場合があることがClaris ナレッジベースで案内されています。

FileMaker Pro 19.1.2を用いて、FileMaker Cloud for AWS 1.18に接続しようとすると、 「<ホスト名>.fmi.filemaker-cloud.com 上の共有ファイルを表示する権限がありません。」というエラーメッセージが表示されます。なお、filemaker-cloud.comドメインを使わずに、カスタムSSLサーバー証明書を利用している場合には問題なく接続することが可能です。

上述の問題はFileMaker Pro 19.1.2特有の問題であり、FileMaker Cloud for AWS 1.18にホストされているファイルを開くには回避策としてFileMaker Pro 19.0.1を使用する方法が案内されています。

[関連]FileMaker Pro 19.1.2 は FileMaker Cloud for AWS 1.18 ホストに接続できない(Claris ナレッジベース)

(2020/10/28追記:FileMaker Pro 19.1.2でFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続できない問題はFileMaker Pro 19.1.3で修正されました。)

Tag: FileMaker

fmcsadmin 1.1.0の動作環境

August 20, 2020

Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現する、Claris FileMaker Admin APIを用いて実装したコマンドラインツールであるfmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsプラットフォームで利用できます。

fmcsadmin 1.1.0の動作環境は、CentOS Linux 7以降、macOS High Sierra 10.13.6以降およびWindows 10です。2020年6月に公開したfmcsadmin 1.1.0では、Appleの公証に対応したmacOS用インストーラーを新たに用意することで、正式にmacOS Catalina 10.15に対応しました。

なお、fmcsadminのバージョン1.1.0では、Claris FileMaker Server 19を利用している場合に、暗号化されているデータベースファイルを開く際に自動的に開かれるようにするための暗号化パスワードを保存する機能(fmsadminコマンドのopenコマンドで利用できる--savekeyオプションと同等の機能)に対応しています。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:[URL から挿入]スクリプトステップ

May 15, 2020

FileMaker Pro 18 Advancedでは、[URL から挿入]スクリプトステップでサポートされるプロトコルにsmb、smtp、smtps、ldapおよびldapsが追加され、SMTPを使用した電子メールの送信がサポートされるようになっています。

バージョン18では、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションに--mail-auth、--mail-fromおよび--mail-rcptオプションが新たに追加され、SMTPを使用した電子メールの送信が[URL から挿入]スクリプトステップでサポートされるようになっています。HTML形式で電子メールを送信することも可能です。

その他にも、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで--no-compressedオプションがサポートされるようになっていたり、curlがエラーを返してターゲットがテキストフィールドまたはテキスト変数である場合に返されたデータがターゲットに格納されるように挙動が一部変更されていたりします。

[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの改善点:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション(FAMLog)、FileMaker Pro 16の新機能:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション(FAMLog)、FileMaker Pro 14の改善点:[URL から挿入]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)

Tag: FileMaker

2020年2月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料

February 18, 2020

2020年2月15日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。

・ダウンロード:「SSL暗号化通信を利用したネットワークセキュリティの向上(2020年版)」(PDF形式/ファイルサイズ:約7.6MB)

「SSLforFMNetwork2020.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
f8102ef9b123daa196574fec35fd471e346d5fd2ac0271cdeb00fc675c4920c2

■関連リンク

FileMaker ネットワークセキュリティとSSL - 概要(FileMaker ナレッジベース)

FileMaker Server 17 および 18 でのセキュリティ設定(FileMaker ナレッジベース)

CERTIFICATE IMPORTコマンドで読み込み可能なファイル形式(FAMLog)

FileMaker Pro 15の改善点:セキュリティ事前警告(FAMLog)

FileMaker Go 15の改善点:セキュリティ事前警告(FAMLog)

FileMaker Server 15の改善点:中間CA証明書のインポート(FAMLog)

FileMaker Server 15の新機能:CERTIFICATE IMPORTコマンドの--intermediateCAオプション(FAMLog)

FileMaker 15の新機能:SSL接続でワイルドカードSSLサーバー証明書とサブジェクトの別名に対応(FAMLog)

FileMaker Pro エラーコード番号1634(FAMLog)



(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)

Tag: FileMaker

Get(エラー処理状態)関数

February 10, 2020

FileMaker Pro Advancedの「Get(エラー処理状態)関数」は、[エラー処理]スクリプトステップのスクリプトステップオプションが[オン]の場合は「1」(真)を、それ以外の場合は「0」(偽)を返します。

スクリプトステップオプションを[オン]にして[エラー処理]スクリプトステップを使用すると、FileMaker Pro Advancedの警告メッセージや一部のダイアログボックスが表示されないようにすることができます。逆に、スクリプトステップオプションが[オフ]の場合には、警告メッセージが表示されるようになります。

なお、Get(エラー処理状態)関数はバージョン7で追加された関数です。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:署名されていないプラグインの通知

November 26, 2019

FileMaker Pro 18 Advancedでは、プラグインが開発者によってデジタル署名されていない場合に通知するように仕様が変更されています。

FileMaker Pro 18 Advancedは、プラグインが有効になっている場合、プラグインのインストール時や起動するたびにプラグインを読み込もうとしますが、有効にしたプラグインにデジタル署名が付いていない場合には警告ダイアログボックスが表示されるようになっています。

なお、警告ダイアログボックスにおいて、[常にこのプラグインをロードする]を選択してから[プラグインをロード]をクリックすると、FileMaker Pro Advancedはプラグインを読み込んで許可された一覧に追加し、以後警告ダイアログボックスが表示されなくなります。

[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)

(2020/05/21追記:関連情報として、FileMaker Pro 18 Advancedでプラグインによるインストールまたはロードが実行されない場合に、Get(最終外部エラー詳細)関数がエラーの詳細情報を返すようになっています。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加されたスクリプトステップ一覧

July 01, 2019

FileMaker Pro 18 Advancedでは、次のスクリプトステップが新しく追加されています。

・データファイルを閉じる
・データファイルを作成
・ファイルを削除
・データファイルの位置を取得
・ファイルの存在を取得
・ファイルサイズを取得
・データファイルを開く
・お気に入りを開く
・データファイルから読み取る
・ファイルの名前変更
・名前を付けて XML として保存
・データファイルの位置を設定
・エラーログ設定
・データファイルに書き込む

外部データファイルの読み取りや書き込みを行うスクリプトを作成して、ログファイルを作成したり、任意の形式でデータをエクスポートすることなどが可能になります。

なお、バージョン17での[マイ App を開く]スクリプトステップはバージョン18では[お気に入りを開く]スクリプトステップに、旧バージョンでの[FileMaker Server にアップロード]スクリプトステップはバージョン18では[ホストにアップロードを開く]スクリプトステップに変更されています。

[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:バージョン17で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker カンファレンス 2018のFMC2Go スケジューラーが公開

November 02, 2018

ファイルメーカー社が、FileMaker カンファレンス 2018用の「FMC2Go スケジューラー」の提供を開始しています。

FMC2Go スケジューラーは、2018年11月7日(水)から11月9日(金)まで開催されるFileMaker カンファレンス 2018のスケジュールをバージョン17のFileMaker GoやFileMaker Pro Advancedで確認できるデータベースです。

FMC2Go スケジューラーは、ロックを解除(もっと見る>Developer ツール>この App のロックを解除)することでスクリプトやレイアウトの中身を解析することも可能となっています。

[関連]「FileMaker カンファレンス 2018」のご案内(FAMLog)、「INTER-Mediator Meet-up 2018」開催のお知らせ(FAMLog)

Tag: FileMaker

FMDataAPI Ver.12が公開

July 31, 2018

新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン12を公開しています。

FMDataAPI Ver.11ではスクリプトの結果とエラーを返すことができるようになった他、グローバルフィールド値を設定できるように修正されています。また、FMDataAPI Ver.12ではGet(UUID 番号)関数で取得した値を正常に処理できなかった不具合が修正されています。

FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能でしたが、バージョン17では正式版として利用できるようになっています。なお、FileMaker Server 16のFileMaker Data API (Trial)は2018年9月27日が試用期限となっています。

[関連]FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)

Tag: FileMaker

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