FAMLog
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:macOSでPhotoshopイメージ形式のサポートが復活
October 18, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、オブジェクトフィールドのデータでサポートされるファイル形式としてmacOSでPhotoshopイメージ形式のサポートが復活しています。
Photoshopイメージ形式はFileMaker Pro 17 Advancedでサポートされなくなっていましたが、バージョン18ではオブジェクトフィールドにファイルを挿入する際にピクチャとしてPhotoshopイメージ形式のファイルを挿入できるようになっています。
なお、オブジェクトフィールドにファイルを挿入するには、ブラウズモードでオブジェクトフィールドをクリックした後、[挿入]メニュー>[ピクチャ...]を選択して、ファイルを選択します。ファイル選択後、フィールドにピクチャが表示されます。
[関連]オブジェクトフィールドのデータの操作(FileMaker Pro 18 Advanced ヘルプ)
FileMaker Pro 17.0.7 Advanced アップデータが公開
May 31, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 17.0.7 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン17.0.7では、日本の新元号である「令和」がサポートされるようになったバージョン17.0.5およびバージョン17.0.6でYearName関数がテキストではなく日付として結果を返していた問題が修正されています。なお、日付フィールドの値が「1989/1/8」である場合、バージョン17.0.4以前ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)1」を返していましたが、バージョン17.0.5以降ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)元」を返すように仕様が変更されているので注意が必要です。
バージョン17.0.7にアップデートするには、FileMaker Pro 17 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。
[関連]FileMaker Pro 17.0.5 Advanced アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Pro 17.0.5 AdvancedとYearName関数(FAMLog)
FileMaker Pro 17.0.5 AdvancedとYearName関数
May 10, 2019
FileMaker ProおよびFileMaker Pro AdvancedのYearName関数は、日付の和暦を指定された書式で返します。
日本の新しい年号である「令和」がサポートされているFileMaker Pro 17.0.5 Advanced以降では、YearName関数で形式の引数を1にした場合、戻り値で改元の年を「元」で返すように挙動が変更されています。日付フィールドの値が「1989/1/8」である場合、バージョン17.0.4以前ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)1」を返していましたが、バージョン17.0.5およびバージョン17.0.6ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)元」を返すように仕様が変更されています。
上記以外に、バージョン17.0.4以前ではGetAsNumber(YearName(Date (1; 8 ; 1989); 1))は「1」を返していましたが、バージョン17.0.5およびバージョン17.0.6ではGetAsNumber(YearName(Date (1; 8 ; 1989); 1))は「726110」を返すように挙動が変更されており、YearName関数がテキストではなく日付として結果を返すようになっているので注意が必要です。
[関連]FileMaker ProとFileMaker Pro AdvancedのYearName関数(FAMLog)、FileMaker Pro 17.0.6 Advanced アップデータが公開(FAMLog)、YearName 関数の戻り値から和暦の数字のみを参照する方法(FileMaker ナレッジベース)
(2019/05/31追加:YearName関数がテキストではなく日付として結果を返す問題についてはFileMaker Pro 17.0.7 Advancedで修正されています。)
XMLPasteの動作環境
April 15, 2019
FileMaker Pro Advancedのテーブルやフィールド、スクリプト、スクリプトステップ、レイアウトオブジェクト、カスタム関数、テーマなどに関する情報をXMLテキストとして出力できるコマンドラインツールであるXMLPasteは、macOSとWindowsの両プラットフォームで利用できます。
XMLPasteの動作環境は、OS X Yosemite v10.10.5以降(macOS Mojave 10.14.4で動作確認済み)もしくはWindows 7以降(Windows 10で動作確認済み)です。macOSではターミナルアプリケーション、WindowsではコマンドプロンプトやPowerShell等を使用してクリップボードデータの内容を表示することができます。
XMLPasteは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。Go言語で実装されており、ライセンスはMITライセンスです。
[関連]XMLPaste 1.0.0を公開(FAMLog)
XMLPasteのバージョン確認方法
April 12, 2019
XMLPasteのバージョンを確認するには、xmlpasteコマンドで-vオプションもしくは--versionオプションを使用します。
現時点(2019年4月時点)におけるXMLPasteの最新版はバージョン1.0.0であり、macOSではXMLPasteのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはxmlpaste.exeを利用します。
[実行例]
$ xmlpaste --version
XMLPaste 1.0.0
XMLPasteは、FileMaker Pro Advancedのテーブルやフィールド、スクリプト、スクリプトステップ、レイアウトオブジェクト、カスタム関数、テーマなどに関する情報をUTF-8のXMLテキストとしてペーストできるコマンドラインツールです。XMLテキストを編集した上でFileMaker Pro Advancedに戻ってペーストする機能は備えていません。
[関連]XMLPaste 1.0.0を公開(FAMLog)
XMLPaste 1.0.0を公開
April 05, 2019
FileMaker Pro Advancedのテーブルやフィールド、スクリプト、スクリプトステップ、レイアウトオブジェクト、カスタム関数、テーマなどに関する情報をUTF-8のXMLテキストとしてペーストできるコマンドラインツール「XMLPaste」を公開しました。
使い方は、FileMaker Pro AdvancedもしくはFileMaker Proで対応するデータ形式のオブジェクトをコピーした後、Windowsの場合にはコマンドプロンプトやPowerShell、macOSの場合にはターミナルアプリケーションでXMLPasteを実行するだけです。macOSをご利用の場合には「xmlpaste-1.0.0-macos.zip」を、64bit版のWindowsをご利用の場合には「xmlpaste-1.0.0-windows-x64.zip」を、32bit版のWindowsをご利用の場合には「xmlpaste-1.0.0-windows-x32.zip」をダウンロードしてください。
XMLPasteは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。Go言語で実装されており、ライセンスはMITライセンスです。
[関連]FileMaker Proのクリップボードデータを出力できるコマンドラインツール「XMLPaste」を公開(株式会社エミック)
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:アドオンテーブル
March 07, 2019
FileMaker Pro 17 Advancedでは、[ポータル設定]ダイアログボックスでアドオンテーブルを追加できるようになり、さまざまなタイプの一般的な関連情報を記録・表示する機能を手軽に拡張できます。
アドオンテーブルを利用することで、あらかじめ定義されたフィールドのセットを含むテーブルをデータベースに追加でき、追加した新規テーブルと現在のテーブルの間にリレーションシップが自動的に作成されるほか、レイアウト上で使用されるスクリプトが追加されます。
アドオンテーブルを追加するには、レイアウトモードでポータルオブジェクトを作成した後、[ポータル設定]ダイアログボックスの[レコードを表示:]で[新規アドオンテーブル...]を選択します。なお、レイアウトは主キーフィールドのあるテーブルを元にしている必要があります。
[関連]FileMaker Pro Advanced の使いやすさの強化(FAMLog)
FileMaker ProとFileMaker Pro AdvancedのYearName関数
January 22, 2019
FileMaker ProおよびFileMaker Pro AdvancedのYearName関数は、日付の和暦を指定された書式で返します。
日付フィールドの値が「2018/1/22」の場合、YearName(日付フィールド; 0)やYearName(日付フィールド; "")は「平成31」を、YearName(日付フィールド; 1)は「(平)31」を、YearName(日付フィールド; 2)は「H31」を返します。
FileMakerプラットフォームの新元号対応予定については、FileMaker ナレッジベースで対応スケジュールが発表されています。FileMaker ナレッジベースでの案内内容によると、FileMaker 15以降であれば準備完了次第アップデータが公開されますが、サポートが終了しているFileMaker 14以前が新元号をサポートする予定はないとのことです。
[関連]FileMaker プラットフォームの新元号対応予定(FAMLog)
FileMaker Pro 17 Advancedでコピーしたカスタムメニュー情報は他のアプリケーションにXMLとしてペースト可能
January 10, 2019
FileMaker Pro 17 Advancedではカスタムメニューのコピーと貼り付けが可能になりましたが、FileMaker Pro 17 Advancedでコピーしたカスタムメニュー情報は他のアプリケーションにXMLのテキストとして貼り付けて表示することが可能です。
FileMaker Pro Advancedでテーブルやフィールド、スクリプト、スクリプトステップ、カスタム関数、レイアウトオブジェクト、値一覧やテーマをコピーした場合は、クリップボードの内容をXMLに変換できるサードパーティのアプリケーションもしくはプラグインを使わないと他のアプリケーションにXMLを貼り付けることができませんが、バージョン17でコピー&ペーストがサポートされるようになったカスタムメニューについては他のアプリケーションに直接XMLを貼り付けられるようになっています。
なお、サードパーティのアプリケーションでXMLを編集してから、編集済みのXMLをコピーしてFileMaker Pro Advancedに再度貼り付けることでカスタムメニューを作成する方法は公式には推奨やサポートはされていません。
[関連]FileMaker Pro Advanced でのカスタムメニューのコピーと貼り付けのサポート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:カスタムメニューのコピー&ペースト(FAMLog)
FileMaker Go 17の新機能:オートコンプリート
January 07, 2019
FileMaker Go 17では、オートコンプリート機能が新たにサポートされるようになっています。オートコンプリートはFileMaker Go 16以前のバージョンでは使用できませんでした。
FileMaker Pro Advancedにはオートコンプリートオプションがあり、このオプション設定を有効にすると、ブラウズモードまたは検索モードで値を入力する際に、以前にフィールドに入力された内容または値一覧の値に基づき候補が表示されます。この機能を使用することで、データをより速く、より正確に入力することができるようになっています。
なお、FileMaker Go 17をiPhoneで利用した場合には、オートコンプリートを有効にしたフィールド内にあるアイコンをタップすることで、候補の一覧とキーボードを切り替えることができるようになっています。
[関連]FileMaker Go 17 - オートコンプリート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 8の新機能:オートコンプリート(FAMLog)