FAMLog
Claris FileMaker Server 19.1.2のサポート終了予定月
May 06, 2022
Claris FileMaker Server 19.1.2は2022年10月にサポートが終了する予定となっています。
2022年5月6日現在、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverの最新バージョンはそれぞれバージョン19.4.2です。FileMaker Pro 19.1.2は2022年9月に、FileMaker Pro 19.1.3とFileMaker Server 19.1.2は2022年10月にサポートが終了する予定となっています。そのため、2022年11月以降においてサポートされるFileMaker製品はバージョン19.2.1以降となります。
FileMaker製品のサポートポリシーは2019年末頃から変更されており、提供開始日から2年経過すると当該バージョンのサポートを終了するようになっています。
[関連]Claris の新しいサポートポリシー(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Server 19.0.1のサポート終了予定月(FAMLog)
Claris FileMaker カスタム App 専用アイコン & ピクトグラム素材が更新
April 26, 2022
Claris FileMaker カスタム App 専用アイコン & ピクトグラム素材である「Iconnector 2」の提供が開始されています。
Claris FileMaker Pro 19.1以降を利用しているユーザーであれば無料でアイコンをダウンロードできます。FileMaker Proに用意されている標準のアイコン素材に加えて合計124(塗りつぶし有無、色違い等を含めると合計133)の業種・システムに対応するファイルアイコンや、合計300(塗りつぶし有無、色違い等を含めると合計495)のボタンアイコンを利⽤することができます。
なお、今回公開されたファイルに含まれるアイコンおよびピクトグラムはClaris FileMaker ソフトウェア上でのみ利用することができ、Claris FileMaker プラットフォーム以外では使用できません。
[関連]FileMaker App 専用 アイコン & ピクトグラム 素材が公開(FAMLog)
Get(対象レコード数)関数
April 20, 2022
Claris FileMaker ProのGet(対象レコード数)関数は、現在の対象レコード数を返す関数です。
データを検索する際にアクティブにしたテーブル内のレコードセットが対象レコードであり、現在のデータベースファイルで複数のウインドウが開いている場合、対象レコード数の値は一番手前にあるウインドウの結果のみが返されます。
Get(対象レコード数)関数はバージョン7以降で利用できる関数ですが、Get関数はバージョン6以前ではステータス関数であったため、当該関数は実質的にバージョン6以前から存在していた関数であると言えます。
[関連]FileMaker Pro 7 では、ステータス関数が Get 関数に変換される(Claris ナレッジベース)
Spring4Shellの脆弱性(CVE-2022-22965)とClaris FileMaker
April 12, 2022
Spring Frameworkの脆弱性(CVE-2022-22965)とClaris FileMakerに関する情報がClaris ナレッジベースで公開されています。
Spring Frameworkにおける不適切なデータバインディング処理による任意コード実行の脆弱性(CVE-2022-22965)は、脆弱性の通称としてSpring4ShellまたはSpringShellが用いられています。遠隔から攻撃者が任意のコードを実行できる当該脆弱性はすでに攻撃に広く利用されている状況になっています。
Claris ナレッジベースの記事によると、該当するフレームワークを使用していないClaris FileMakerはSpring4Shell(CVE-2022-22965)の影響を受けないとのことです。
[関連]Claris FileMaker 製品と Spring4Shell の脆弱性(Claris ナレッジベース)、JVNVU#94675398: Spring Frameworkにおける不適切なデータバインディング処理による任意コード実行の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
Apache HTTP Server 2.4.53が公開
March 15, 2022
Apache HTTP Server 2.4.53が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.53では、HTTP Request Smuggling攻撃が可能になる脆弱性(CVE-2022-22720)や、mod_sedにおける整数オーバーフローまたはラップアラウンドおよび境界外書き込みの脆弱性(CVE-2022-23943)などが修正されています。
なお、Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアであり、macOS版およびLinux版のClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されています。
[関連]JVNVU#99602154: Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Q&A: Apache Server をバージョン 2.4.51 にアップグレード後、FileMaker Server へのファイルのアップロードが失敗する、もしくは遅くなる(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Server 19.0.1のサポート終了予定月
March 09, 2022
Claris FileMaker Server 19.0.1は2022年5月にサポートが終了する予定となっています。
2022年3月9日現在、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverの最新バージョンはそれぞれバージョン19.4.2です。FileMaker Pro 19.0.1とFileMaker Server 19.0.1は2022年5月にサポートが終了する予定となっており、2022年6月以降においてサポートされるFileMaker製品はバージョン19.1.2以降となります。
FileMaker製品のサポートポリシーは2019年末頃から変更されており、提供開始日から2年経過すると当該バージョンのサポートを終了する予定であることが以前に案内されていました。
[関連]Claris の新しいサポートポリシー(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 18のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.4.1の新機能:セッション識別子の表示および記録
February 15, 2022
Claris FileMaker Server 19.4.1では、Claris FileMaker Pro 19.4.1で追加された[セッション識別子の設定]スクリプトステップとGet(セッション識別子)関数が新たにサポートされています。
[セッション識別子の設定]スクリプトステップが実行されている場合、バージョン19.4.1以降のFileMaker Server Admin Consoleでは、[データベース]ページにユーザ名の代わりにセッション識別子が表示されるようになっています。
セッション識別子はFileMaker Server Admin Consoleやfmsadminコマンド、Claris FileMaker Admin API等で確認可能で、Access.logに[セッション識別子の設定]スクリプトステップがセッション識別子をある値から別の値に変更した日時が記録されるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.1の新機能:[セッション識別子の設定]スクリプトステップ(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19.4.1の新機能:Get(セッション識別子)関数(FAMLog)、セッション識別子の設定 スクリプトステップによるクライアントセッションの識別(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Pro 19.4.1の新機能:[セッション識別子の設定]スクリプトステップ
February 09, 2022
Claris FileMaker Pro 19.4.1では、[セッション識別子の設定]スクリプトステップが新たに追加されています。
Claris FileMaker Server 19.4.1からは、接続識別子がユーザ名からセッション識別子に変更されており、[セッション識別子の設定]スクリプトステップを使用するとユーザにセッション識別子を設定することができます。セッション識別子を変更することで管理者に追加の情報を提供できますが、適切にクライアントセッションを識別できるようにするには、一意のセッション識別子を割り当てるように設計および調整する必要があります。
なお、バージョン19.4.1以降のFileMaker Serverにおいて、セッション識別子は、FileMaker Server Admin Consoleやfmsadminコマンド、およびFileMaker Serverのログで確認することができます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.1 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.4.1の提供が開始(FAMLog)、セッション識別子の設定 スクリプトステップによるクライアントセッションの識別(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Go 19.4.2の提供が開始
December 17, 2021
Claris FileMaker Go 19.4.2の提供が開始されています。
FileMaker Go 19.4.2では、Claris FileMaker ServerにECC P-384 SSL証明書が使用されている場合に完全修飾ドメイン名を使用してカスタム Appに安全に接続できない問題が修正されています。
なお、FileMaker Go 18の提供終了予定日が2022年5月31日に変更されていますが、FileMaker 18 プラットフォームは2021年6月にメーカーサポートが終了しました。セキュリティアップデートは最新版のみにしか提供されないことや、予告なく早期にFileMaker Go 18の配布が終了する可能性もあるため、Claris FileMaker製品をバージョン19以降にバージョンアップすることが強く推奨されます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.2の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.4.2の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.4.2の提供が開始
December 16, 2021
Claris FileMaker Server 19.4.2の提供が開始されています。
バージョン19.4.2では、ECC P-384 SSL証明書が使用されている場合にClaris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Goで完全修飾ドメイン名を使用してカスタム Appに安全に接続できない問題や、[サーバー上のスクリプト実行]を呼び出したときに実行中のスクリプトが[セッション識別子の設定]スクリプトステップでセッション識別子を変更した場合にAdmin Consoleでスクリプトセッションの接続を解除できない問題などが修正されています。
なお、FileMaker Server 19.4.1以降ではmacOS Mojave 10.14がサポートされなくなっているので要注意です。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.2の提供が開始(FAMLog)