FAMLog


FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (5)

November 29, 2004

FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開で「データベースセッション」オプションを有効にした場合、リクエスト間でグローバルフィールドの値を保持することができます。また、スクリプトで状態を変更した場合、リクエスト間で変更後の状態が維持されます。

セッションを使用するXSLTスタイルシートによって実行されるリクエストでは、スタイルシートで定義されたセッションの期間中、または他のリクエストで変更されるまで、グローバルフィールドの値が保持されます。また、リクエスト間で状態も維持されますが、例えば、「再ログイン」スクリプトステップによってアカウントを切り替えた場合、変更されたアクセス権がリクエスト間で維持されます。

データベースセッションオプション設定は最初は無効になっています。リクエスト間でグローバルフィールドの値やアカウントの状態を維持したい場合は、管理コンソールを使用して、Web公開エンジンのデータベースセッションオプションを有効にする必要があります。

(2006/03/24追記:「XSLTスタイルシートでグローバルフィールドを使用する場合やリクエスト間で状態を維持したい場合」を「リクエスト間でグローバルフィールドの値やアカウントの状態を維持したい場合」に修正しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (4)

November 26, 2004

FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開では、新たにセッション管理のための関数群が用意されています。

XSLTスタイルシートでFileMaker XSLT拡張関数のセッション関数を使用することで、Webユーザーを判別し、サーバー側でWebユーザーの情報・状態を保持できる仕組みを組み込むことが可能です。

Server 7 Advancedでは、セッションには次の2つのタイプのセッションがあります。

・Webセッション
・データベースセッション

データベースセッションの利用はオプション設定となっていて、オプションを有効にした場合と無効にした場合では、それぞれ長所と短所があります。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (3)

November 25, 2004

FileMaker Server 7 Advancedでは新しく「fmresultset」というFileMaker XML文法を利用することができます。

fmresultset文法はWeb公開エンジンでサポートされている文法で、従来からあるFMPXMLRESULT文法とFMPDSORESULT文法の両方の特徴を組み合わせて設計されたものです。XMLデータへのアクセスとFileMaker XSLTスタイルシートで使用でき、Web公開エンジンではこの文法を利用することが推奨されます。

柔軟でXSLTスタイルシートオーサリングに最適化されており、名前によるフィールドアクセスや、関連レコード(ポータル)のデータ操作をより簡単に行うことができます。また、XMLエレメント名にFileMakerの用語が使用され、集計、計算およびグローバルフィールドを識別する機能も含まれています。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (2)

November 19, 2004

FileMaker Server 7 AdvancedのWeb公開機能では、FileMaker Pro 7と同様に、データベースのアクセス権で定義されているユーザーのアカウント設定に基づいて、一元的にセキュリティを確保できるようになっています。ただし、これにより従来のWebセキュリティデータベースはサポートされなくなっています。

Web公開エンジンでは、管理コンソールで設定を行うことにより、特定のタイプのWeb公開技術のみ有効にすることができます。例えば、XSLTを使用したカスタムWeb公開機能のみ有効にして、インスタントWeb公開とXMLを使用したカスタムWeb公開機能は無効にする、といったことができます。

また、データベースファイルに対して適切な拡張アクセス権を設定することにより、個々のデータベースごとに特定のWeb公開機能のみ有効もしくは無効にすることもできます。

このようにセキュリティ面を考慮した機能追加が図られていて、様々な方法でセキュリティを高めることが可能になっています。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 7 Advanced カスタムWeb公開の新機能 (1)

November 18, 2004

FileMaker Server 7 AdvancedのカスタムWeb公開では、多くの重要な新機能が提供されています。

その1つに、FileMaker XSLTスタイルシートにおいて、XMLデータの要求時に使用するクエリーコマンド、引数および値を静的に定義しておくことで、クエリーコマンドとクエリー引数の不正使用を防止できるようになったことが挙げられます。

クエリーコマンドと引数をXSLTスタイルシートに静的に定義した場合、それらはURLクエリー文字列で指定されたクエリーコマンドや引数よりも優先されるため、セキュリティを高める効果的な方法の1つとなります。また、URLクエリー文字列を短くできるという利点もあります。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 関数・スクリプトサンプル活用辞典 Ver7対応

November 17, 2004

FileMaker Pro 7の関数とスクリプトの実例サンプルを満載した書籍「FileMaker Pro 関数・スクリプトサンプル活用辞典 Ver7対応」がソーテック社から2004年11月10日に発売されています。価格は税込2,604円です。

関数とスクリプトを組み合わせた数々のテクニックが紹介されていて、購入者向けにサンプルファイルのダウンロードサービスも用意されています。

(2007/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)

Tag: FileMaker

FMPro.jp

November 16, 2004

Webサイト、書籍、メーリングリストなどに点在するFileMaker Pro関連の情報を収集し、情報を必要とする人々が簡単に利用できる環境を提供することを目的としたWebサイト「FMPro.jp」が開設されています。

FileMakerに関する解説記事、製品レビュー、活用事例およびニュースなど、様々な内容の記事が掲載されています。

FileMakerファミリー製品によるソリューションやサービスを提供している開発者やコンサルタント、FileMakerファミリー製品を利用しているユーザーおよび導入を検討しているユーザーなど、幅広い層を対象として、様々な角度からの情報を集約し提供していくそうです。

Tag: FileMaker

FileMaker CDML Converter

November 15, 2004

FileMaker Server 7 Advancedには「FileMaker CDML Converter」というツールも含まれています。

CDML Converterは、既存のCDMLフォーマットファイルをWeb公開エンジンと互換性があるXSLTスタイルシートに変換する場合に使用します。

変換作業にあたっては、CDMLフォーマットファイルが入っている変換元のフォルダ、および生成するXSLTスタイルシートファイルを入れる変換先のフォルダを選択し、ファイルのテキストエンコードを指定します。

意図通りに動作させるためには、変換後のXSLTスタイルシートファイルをさらに編集する必要があるでしょう。

Tag: FileMaker

FileMaker Site Assistant

November 12, 2004

FileMaker Server 7 Advancedには、XSLTスタイルシートを開発するために補助的に使用できるアプリケーション「FileMaker Site Assistant」が含まれています。

Site Assistantを使うと、作成済みのFileMaker 7のデータベースからカスタムWeb公開用のXSLTスタイルシートを数ステップで生成することができ、Webサイト開発の最初のステップを手助けしてくれます。

既存のXSLTスタイルシートを編集したり、自由にページデザインを選ぶといったことはできませんが、レコードの表示・検索・編集などといった基本的な機能を実現するためのスタイルシートを作成することが可能です。

Tag: FileMaker

Web公開エンジン管理コンソール

November 11, 2004

「Web公開エンジン管理コンソール」は、Webサーバーモジュールと共に、Webサーバーにインストールされるソフトウェアコンポーネントです。

管理コンソールは、Web公開エンジンの設定・管理を行うためのWebアプリケーションであり、Webブラウザー経由で使用するものです。Web公開エンジンの一部と見なすこともできますが、FileMaker Server 7 Advancedに付属するマニュアルでは、Webサーバーモジュールとセットで扱われています。

必要に応じて、特定のIPアドレスからのみ管理コンソールへアクセスできるように制限をかけることができます。

Tag: FileMaker

このページの上へ