FAMLog
FileMaker Pro 17.0.7 Advanced アップデータが公開
May 31, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 17.0.7 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン17.0.7では、日本の新元号である「令和」がサポートされるようになったバージョン17.0.5およびバージョン17.0.6でYearName関数がテキストではなく日付として結果を返していた問題が修正されています。なお、日付フィールドの値が「1989/1/8」である場合、バージョン17.0.4以前ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)1」を返していましたが、バージョン17.0.5以降ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)元」を返すように仕様が変更されているので注意が必要です。
バージョン17.0.7にアップデートするには、FileMaker Pro 17 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。
[関連]FileMaker Pro 17.0.5 Advanced アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Pro 17.0.5 AdvancedとYearName関数(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの動作環境
May 30, 2019
macOS版FileMaker Pro 18 Advancedの動作環境は、macOS High Sierra 10.13もしくはmacOS Mojave 10.14となっており、macOS Sierra 10.12が動作環境の対象から外されています。
Windows版FileMaker Pro 18 Advancedの動作環境は、更新プログラムKB2999226を適用したWindows 7 SP1(Professional EditionおよびUltimate Edition)、更新プログラムKB2919355およびKB2999226を適用したWindows 8.1(Standard EditionおよびPro Edition)もしくはOctober 2018 Updateを適用したWindows 10(Pro EditionおよびEnterprise Edition)となっています。バージョン17と同様、Windows版では32ビットバージョンと64ビットバージョンの2つのバージョンが用意されています。
なお、Windowsでは、FileMaker Pro Advancedおよびランタイムソリューションに、Microsoft .NET Frameworkのバージョン4.6以上が必要です。
[関連]FileMaker Pro 18 Advanced リリースノート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 17 Advancedの動作環境(FAMLog)、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化(FAMLog)
FMDataAPI Ver.18が公開
May 29, 2019
新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン18を公開しています。
FMDataAPI Ver.18はFileMaker Server 18もしくはFileMaker Cloud for AWS 1.18向けのバージョンです。FMDataAPI Ver.17ではFileMaker Server 18に対応し、getMetadataメソッドやgetProductInfoメソッド、getDatabaseNamesメソッドなどが追加されています。さらに、FMDataAPI Ver.18では、getTotalCountメソッドやgetFoundCountメソッド、getReturnedCountメソッドなどが新たに追加されています。
FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能でしたが、バージョン17以降では正式版として利用できるようになっています。
[関連]FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)
FileMaker Pro 18 AdvancedはFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲
May 27, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedのデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。
同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、FileMaker Pro 18 AdvancedおよびFileMaker Go 18はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、FileMaker Pro 18 Advancedでは新しい機能や関数が追加されています。FileMaker 18の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12、13、14、15、16および17)で開いた場合には、適切に動作しない部分が出てくる場合があるので注意が必要です。
[関連]FileMaker Pro ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化(FAMLog)
第47回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
May 24, 2019
2019年8月17日(土)午前10時より「第47回カスタムWeb勉強会」を開催します。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開やFileMaker Data APIに関する、出席者全員参加型の勉強会として進めてきましたが、2018年8月から読書会形式として開催しています。
「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を読んで、参加者の間で知識を共有したり議論をしていきます。時間を決めて黙読した後、内容について議論していく予定です。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://www.famlog.jp/cwpstudy/47
(2019年6月1日はカスタムWeb勉強会を開催しません。次回の開催は2019年8月です。)
FileMaker 18 プラットフォームが登場
May 23, 2019
ファイルメーカー社が、FileMaker 18 プラットフォームを2019年5月23日から販売を開始すると発表しています。
FileMaker 18 プラットフォームのソフトウェア製品が日本国内では下記の価格にて販売され、FileMaker Go 18についてはApp Storeから無料で入手可能です。
・FileMaker Pro 18 Advanced フルバージョン:57,600円(税別)
・FileMaker Pro 18 Advanced アップグレード:22,800円(税別)
・FileMaker Pro 18 Advanced アカデミック:34,560円(税別/学生・教職員限定)
・FileMaker ユーザライセンス 5 ユーザ接続:96,000円(税別/年間利用料金の場合)
・FileMaker 同時接続ライセンス 5 同時接続:294,000円(税別/年間利用料金の場合)
・FileMaker サイトライセンス 25 シート:240,000円(税別/年間利用料金の場合)
なお、FileMaker Pro 18 Advancedでは、macOS Sierra 10.12はサポート対象外となっています。
FileMaker Server 17の新機能:セキュアデータベースフォルダ
May 22, 2019
FileMaker Server 17では、デフォルトデータベースフォルダとは別に、暗号化を強制するデータベースフォルダとしてセキュアデータベースフォルダが新設されています。
FileMaker Serverフォルダの直下にあるDataフォルダ内にあるDatabasesフォルダがデフォルトデータベースフォルダですが、そのDatabasesフォルダと同階層にあるSecureフォルダがセキュアデータベースフォルダです。
セキュアデータベースフォルダにファイルをアップロードするにはFileMaker Pro 17 Advanced以上が必要であり、セキュアデータベースフォルダはパスワードで保護された暗号化データベースファイルのみをホストします。なお、セキュアデータベースフォルダではサブフォルダはサポートされていません。
[関連]FileMaker 17 プラットフォームのその他の変更(FileMaker ナレッジベース)、データベースおよびバックアップフォルダ(FileMaker Server 17 ヘルプ)
FileMaker Server 17とHSTS(HTTP Strict Transport Security)
May 21, 2019
FileMaker Server 17では、SSLを有効にすると常にHSTS(HTTP Strict Transport Security)が有効になるように仕様が変更されています。
FileMaker Server 16では、Admin Consoleに[Web クライアントに HSTS を使用する]設定が追加され、SSL有効時にHSTSを無効化することが可能でした。バージョン17ではこの設定項目が廃止され、通信の安全性がより高まるように挙動が調整・改善されています。
FileMaker Server 17では、fmsadmin certificateコマンドを使用してHSTSの有効・無効を切り替えられるようになっています。fmsadmin certificate importを実行してSSLサーバー証明書をインポートするとHSTSが有効になり、fmsadmin certificate deleteを実行してカスタムSSL証明書を削除するとHSTSが無効化されます。
[関連]2017年6月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)、データベースサーバーのセキュリティ設定(FileMaker Server 16 ヘルプ)、FileMaker 17 プラットフォームのその他の変更(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Go 17の新機能:キーボードショートカット
May 17, 2019
FileMaker Go 17ではキーボードショートカットを使用できるようになっています。
iOSデバイスに外部キーボードを接続している場合、またはiPad ProにSmart Keyboardを接続している場合、FileMaker Goでキーボードショートカットを使用できます。一般的なコマンドのショートカットの一覧を表示するには、キーボードのcommandキーを押したままにします。
なお、一部のキーボードショートカットおよびiOS標準キーボードショートカットでは、カスタムメニューに定義したキーボードショートカットが無視されます(詳細はFileMaker Go 17 ヘルプ、およびFileMaker Go 17 デベロップメントガイドを参照)。
[関連]FileMaker Go 17 ヘルプ(FileMaker)、FileMaker Go 17 デベロップメントガイド(FileMaker)
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:アカウントのロックアウト
May 13, 2019
FileMaker Pro 17 Advancedでは、共有ファイルへのサインインに一定回数失敗すると、一時的にアカウントがロックされるようになっています。これにより、ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)や辞書攻撃からデータベースを保護することができます。
バージョン17では、FileMaker Server 17でホストされている共有ファイルへのサインインを試行して、5分間の間に、同じアカウント名に、異なるパスワードを5回試行してログインに失敗すると、そのアカウント名が5分間ロックされます。この機能ではクライアントではなくアカウントがロックされる仕様となっているので、同じクライアントから別の有効なアカウントを使ってログインすることは可能です。
なお、このアカウントのロックアウト機能は、FileMaker アカウントについてのみ有効となっています。
[関連]FileMaker 17 プラットフォームのその他の変更(FileMaker ナレッジベース)