FAMLog
FileMaker Server 15の新機能:CERTIFICATE IMPORTコマンドの--intermediateCAオプション
October 07, 2016
FileMaker Server 15では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理する際に使用するfmsadminコマンドにおいて、CERTIFICATE IMPORTコマンドで--intermediateCAオプションを新たに利用できるようになっています。
CERTIFICATE IMPORTコマンドの--intermediateCAオプションで、SSLサーバー証明書とプライベートキーをインポートする際に、中間CA証明書のファイルパスを指定することで中間CA証明書をインポートできます。
[使用例]
$ fmsadmin certificate import <path to certificate> --keyfile <path to private key> --keyfilepass <the password for the private key> --intermediateCA <path to intermediate certificate>
FileMaker Server 15ではAdmin Consoleを使用して中間CA証明書をインポートできるようになっていますが、FileMaker Serverを2台構成で展開してSSL暗号化通信を有効にする際にはfmsadminコマンドを利用する必要が出てきます。
[関連]FileMaker Server 15の改善点:中間CA証明書のインポート(FAMLog)、Securing a two-machine deployment with SSL(FileMaker Knowledge Base)
第29回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
October 05, 2016
2016年10月16日(日)午前10時より「第29回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、FMAngular、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/29
FileMaker Pro 15の新機能:ソフトウェア更新の簡略化
October 04, 2016
FileMaker Pro 15では、FileMaker Pro自体がアップデータをダウンロードし、アップデート処理を実行できるようになっています。
旧バージョンのFileMaker ProおよびFileMaker Pro Advancedでは、新たなバージョンの製品を利用できるようになると、アプリケーションからその旨が通知されていましたが、ダウンロードすべき適切なアップデータを自分で見つける必要がありました。
バージョン15ではその必要がなくなり、ボタンをクリックするだけで、製品自体が自動的にアップデータをダウンロードおよびインストールするように更新処理が簡略化されています。
[関連]FileMaker Pro クライアントの自動更新(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 15.0.2 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Pro 15.0.2 アップデータが公開
October 03, 2016
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 15.0.2 および FileMaker Pro 15.0.2 Advanced アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 15またはFileMaker Pro 15 Advancedをバージョン15.0.2に更新するものです。バージョン15.0.1から15.0.2にアップデートするには、FileMaker Pro 15.0.1またはFileMaker Pro 15.0.1 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。
バージョン15.0.2では、macOS Sierraが新たにサポートされるようになった他、不具合が多数修正されています。
FileMaker Server 15.0.2 アップデータが公開
September 30, 2016
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 15.0.2 アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、バージョン15.0.1のFileMaker Server 15をバージョン15.0.2に更新するものです。macOS Sierra v10.12を新たにサポートしたFileMaker Server 15.0.2には、セキュリティ更新、サードパーティ製コンポーネントの更新および不具合の修正が含まれ、JavaについてはJava 8 Update 101に更新されます。
なお、オペレーティングシステムをアップグレードする際には、FileMaker Serverをアンインストールしてからオペレーティングシステムをアップグレードし、その後アップデータではなくFileMaker Server 15.0.2 インストーラを使用する必要があります。
[関連]ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 15.0.2(FileMaker ナレッジベース)、Java 8 Update 101およびJava 8 Update 102が公開(FAMLog)
FileMaker CloudのオペレーティングシステムはCentOS
September 29, 2016
FileMaker CloudのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。
Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker CloudではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud 1.15.0で利用するCentOSのバージョンはCentOS Linux 7.2.1511と明記されています。
10年以上前にRed Hat Linuxで動作するファイルメーカー Server 5.5が販売されていましたが、その製品を除きLinux版のFileMaker Serverは存在していませんでした。FileMaker CloudはFileMaker Serverと異なる製品ですが、Linux上で動作するFileMakerプラットフォームが登場したことはサーバー管理者にとって朗報と言えます。
[関連]FileMaker Cloud Technical Specifications(FileMaker)
(2016/09/30追記:「FileMaker CloudではLinuxのみサポート」という記述を「Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker CloudではLinuxのみサポート」に変更しました。)
FileMaker Cloudが発表
September 28, 2016
FileMaker, Inc.が、クラウドサービス「FileMaker Cloud」を発表しています。
FileMaker Cloudは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するクラウドサービスです。2016年9月現在、米国およびカナダでのみ利用可能となっており、日本では使用できません。現時点でFileMaker Cloudを利用できるAWSのリージョンは、米国東部(バージニア北部)リージョンおよび米国西部(オレゴン) リージョンです。
FileMaker Serverで実装されている機能のうちサポートされていない機能がありますが、AWSおよびLinux上で動作する、クラウドでの利用に特化したサーバー製品が新たに登場したと言えます。
[関連]FileMaker Cloudから今後のFileMakerベースのWeb開発を考える(Blog by msyk)
FileMaker Go 15でサポートされるデバイスの一覧
September 13, 2016
FileMaker Go 15はiOS 9.3またはそれ以降のバージョンが実行されているiOSデバイスと互換性がありますが、FileMaker Go 15でサポートされるデバイスは次の通りです。
・iPad Pro(12.9インチ)、iPad Pro(9.7インチ)
・iPad Air 2、iPad Air
・iPad(第4世代)
・iPad mini 4、iPad mini 3
・iPad mini 2
・iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus
・iPhone SE
・iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5
・iPod touch(第6世代)
iOS 9に対応していないデバイスや、第2世代および第3世代のiPad、iPhone 4s、第5世代のiPod touchはサポート対象外のデバイスとなっています。
[関連]FileMaker Go 15 の動作環境(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 15の新機能:バージョン15で追加された関数一覧
September 09, 2016
FileMaker Pro 15では新しい関数が追加され、iBeaconとiOSデバイスへの近接の一覧を返す関数が新設されています。
バージョン15で追加された関数一覧は次の通りです。
・RangeBeacons
iBeaconは、モバイルアプリに物理的なビーコンからの信号を受信させ、そのビーコンに適切に反応させるAppleの技術です。RangeBeacons関数はFileMaker Go 15で利用することができ、商品が販売されている場所に近づいたときの商品説明情報を自動的に表示させる用途やセルフガイドツアーなどに使用できます。
[関連]FileMaker Pro 15 - 新しい計算関数 - RangeBeacons(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加された関数一覧(FAMLog)
INTER-Mediator 5.5でPHP 7に対応予定
September 06, 2016
INTER-Mediatorは2016年9月6日現在PHP 7をサポートしていませんが、次期バージョンのINTER-Mediator 5.5でPHP 7をサポートする予定です。
現時点でのPHPの最新バージョンは、2016年8月に公開されたバージョン7.0.10です。PHPはバージョン7.1系統の開発も進められており、現在バージョン7.1.0 Release Candidate 1が公開されている状況です。
なお、PHP 7への対応と同時にPHP 5.2系統のサポートを廃止する可能性がありましたが、INTER-Mediator 5.5ではPHP 5.2系統を引き続きサポートする見込みです。