FAMLog
FileMaker Server 18の改善点:fmsadmin SETコマンド
July 02, 2019
FileMaker Server 18では、コマンドラインインターフェースでバックアップスケジュールのバックアップ時刻を変更できるようになっています。
fmsadminコマンドを使ってバックアップスケジュールの時刻を変更するには、SETコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin set backuptime 0:00
$ fmsadmin set backuptime 1 0:00
IDが1である1日1回実行される自動バックアップスケジュールだけでなく、Admin Console上で作成したバックアップスケジュールのバックアップ時刻を変更することも可能です。その際には、fmsadmin set backuptimeの後に任意のスケジュールIDを指定します。スケジュールIDはfmsadmin get backuptimeやfmsadmin list schedules等で確認できます。
[関連]FileMaker Server 17以降で自動バックアップスケジュールの実行を停止する(FAMLog)、FileMaker Server 17の新機能:fmsadmin SETコマンド(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加されたスクリプトステップ一覧
July 01, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、次のスクリプトステップが新しく追加されています。
・データファイルを閉じる
・データファイルを作成
・ファイルを削除
・データファイルの位置を取得
・ファイルの存在を取得
・ファイルサイズを取得
・データファイルを開く
・お気に入りを開く
・データファイルから読み取る
・ファイルの名前変更
・名前を付けて XML として保存
・データファイルの位置を設定
・エラーログ設定
・データファイルに書き込む
外部データファイルの読み取りや書き込みを行うスクリプトを作成して、ログファイルを作成したり、任意の形式でデータをエクスポートすることなどが可能になります。
なお、バージョン17での[マイ App を開く]スクリプトステップはバージョン18では[お気に入りを開く]スクリプトステップに、旧バージョンでの[FileMaker Server にアップロード]スクリプトステップはバージョン18では[ホストにアップロードを開く]スクリプトステップに変更されています。
[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:バージョン17で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)
FAMLog News Archive:第85回 2019年夏号
June 28, 2019
■FileMaker 18 プラットフォームが登場(2019年5月)
FileMaker 18 プラットフォームのソフトウェア製品が2019年5月23日に発売されました。FileMaker Go 18についてはApp Storeから無料で入手可能です。また、FileMaker Cloudから名称変更されたFileMaker Cloud for AWSの新バージョンであるFileMaker Cloud for AWS 1.18も同時に発表されています。
[関連]FileMaker 18 プラットフォームが登場(FAMLog)
■FileMaker製品の令和対応アップデータが登場(2019年4月、5月、6月)
日本の新元号である「令和」をサポートするためのFileMaker Pro AdvancedとFileMaker Serverのアップデータが2019年4月から6月にかけて公開されています。令和をサポートしているのはFileMaker Proのバージョン15.0.5およびバージョン16.0.6、FileMaker Pro Advancedのバージョン15.0.5、バージョン16.0.6、バージョン17.0.5以降(最新はバージョン17.0.7)およびバージョン18、FileMaker Serverのバージョン15.0.4、バージョン16.0.5、バージョン17.0.3以降(最新はバージョン17.0.5)およびバージョン18です。
[関連]FileMaker Pro 15.0.5 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Server 15.0.4 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Pro 16.0.6 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Server 16.0.5 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Pro 17.0.7 Advanced アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Server 17.0.5 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Master Book 初級編(バージョン18対応)
June 27, 2019
FileMaker 18に対応した「FileMaker Master Book 初級編」の販売が2019年6月中旬に開始されています。
FileMaker Master BookはFileMaker公式トレーニング教材です。初級編は、FileMaker Pro Advancedによるカスタム Appの作成について学ぶことを目的としており、まったく初めて作業を行う方からカスタム Appを複数人で共有利用する初歩を知りたい方までを対象としています。
FileMaker Master Book 初級編の冊子版はFileMaker Storeでは1,800円(税別)で販売されていますが、PDF版であれば無料でPDFファイルをダウンロードできます。
(2020/07/08追記:「FileMake Pro Advanced」を「FileMaker Pro Advanced」に変更、修正しました。)
Windows版FileMaker Server 18の動作環境
June 26, 2019
Windows版のFileMaker Server 18はWindows Server 2016 Datacenter EditionとWindows Server 2016 Standard Edition、Windows Server 2012 R2 Standard Editionをサポートしています。
Windows Server 2016 Datacenter EditionおよびStandard EditionにFileMaker Server 18をインストールする場合、デスクトップエクスペリエンスを搭載している環境が必要です。また、Windows Server 2012 R2 Standard Editionを利用する場合、更新プログラム2919355を適用済みの環境が必要です。
RAMの最低要件はバージョン17と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが100GB以上必要、そして50GB以上の空き容量が必要という条件となっています。
[関連]Windows版FileMaker Server 17の動作環境(FAMLog)、macOS版FileMaker Server 18の動作環境(FAMLog)
FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する
June 25, 2019
2019年2月にOracle社によるJava 8の商用向け公式サポートが終了したことに伴い、FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する方法に関する記事がFileMaker ナレッジベースで公開されています。
ナレッジベースの記事では、Oracle JREをアンインストールしてOpenJDK 8に移行する手順が記載されていますが、手動で行う手順が含まれているだけでなく、FileMaker Serverを再起動する必要があることから、OpenJDKに移行する場合にはテストを十分に行った上で作業することが推奨されます。また、Windowsプラットフォームでは、Oracle JREをインストールしたままにしておくと、FileMaker WebDirectの起動時にOracle JVMプロセスが開始される旨が案内されており、注意が必要です。
ナレッジベースには、FileMaker Server 18.0.1の場合に関する記事以外に、FileMaker Server 17.0.3および17.0.4(17.0.5)の場合に関する記事や、FileMaker Server 17.0.2またはそれ以前のバージョンにおけるFileMaker Serverの場合に関する記事がFileMaker 18 プラットフォーム発売前から用意されていました。
[関連]FileMaker Server 18.0.1 での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17.0.3 および 17.0.4 における Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17.0.2 またはそれ以前のバージョンにおける Java の変更(FileMaker ナレッジベース)
Apache Tomcat 8.5.42とApache Tomcat 9.0.21が公開
June 24, 2019
Apache Tomcat 8.5.42とApache Tomcat 9.0.21が2019年6月上旬に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.42およびApache Tomcat 9.0.21では、HTTP/2プロトコルの処理においてリソース制御が適切に行われておらず、遠隔の第三者によってサービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性がある脆弱性(CVE-2019-10072)が修正されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.21です。なお、FileMaker Server 18ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 8.5.34が使用されています。
[関連]JVNVU#99826833: Apache Tomcat におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 8 vulnerabilities(Apache Tomcat)
FileMaker Server 15.0.4 アップデータが公開
June 21, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 15.0.4 アップデータ」を公開しています。
FileMaker Server 15.0.4では、日本の新元号である「令和」がサポートされています。なお、OS X El Capitan v10.11はサポートされていないので、OS X El Capitanを利用している場合にはFileMaker Server 15を更新する前にオペレーティングシステムをアップデートする必要があります。
このアップデータを適用する前に、あらかじめWeb公開エンジンとデータベースサーバー、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Pro 15.0.5 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Serverの運用環境としてOS X El Capitan v10.11がサポート対象外に(FAMLog)
FileMaker Pro 15.0.5 アップデータが公開
June 20, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 15.0.5 および FileMaker Pro 15.0.5 Advanced アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 15またはFileMaker Pro 15 Advancedをバージョン15.0.5に更新するものです。バージョン15.0.5にアップデートするには、FileMaker Pro 15またはFileMaker Pro 15 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。
バージョン15.0.5では、日本の新元号である「令和」がサポートされています。また、先頭に年号文字をつけずに1桁および2桁の年が入力された場合に、FileMaker ProおよびFileMaker Pro Advancedにより4桁の西暦に変更されるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 16.0.6 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Server 16.0.5 アップデータが公開
June 19, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 16.0.5 アップデータ」を公開しています。
FileMaker Server 16.0.5では、日本の新元号である「令和」がサポートされています。なお、OS X El Capitan v10.11はサポートされていないので、OS X El Capitanを利用している場合にはFileMaker Server 16を更新する前にオペレーティングシステムをアップデートする必要があります。
このアップデータを適用する前に、あらかじめWeb公開エンジンとデータベースサーバー、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Pro 16.0.6 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Serverの運用環境としてOS X El Capitan v10.11がサポート対象外に(FAMLog)