FAMLog
Ruby 2.1.2、Ruby 2.0.0-p481およびRuby 1.9.3-p547が公開
May 23, 2014
「Ruby 2.1.2」と「Ruby 2.0.0-p481」が2014年5月上旬に公開され、「Ruby 1.9.3-p547」が2014年5月中旬に公開されています。
Ruby 2.1.2、Ruby 2.0.0-p481およびRuby 1.9.3-p547には、多数のバグ修正が含まれており、古いOpenSSLを使用する環境(例えばUbuntu 10.04 LTSなど)において発生していた問題が修正されています。また、バージョン2.1.2では、Ruby 2.1.1に含まれていたHash#rejectの不具合が修正されています。
なお、2015年2月24日に保守が終了する予定であるRuby 1.9.3は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として何らかのセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態です。
INTER-Mediator 4.4が公開
May 22, 2014
新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 4.4」を公開しています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。
バージョン4.4では、同一フィールドを複数の要素に展開しているときに自動で値が更新されるようになり、ローカルコンテキストでCookieの代わりにsessionStorageを使用するように変更されるなど、数多くの機能追加や改善そして不具合の修正が行われています。
CakePHP 2.4.10とCakePHP 2.5.1が公開
May 21, 2014
CakePHP 2.4.10とCakePHP 2.5.1が公開されています。
CakePHP 2.5では、Cache::remember()やCompletionShell、Security::encrypt()、Security::decrypt()の追加やMemcachedサポートの改善が行われています。その他にも数多くの機能追加や改善が行われており、バージョン2.4系統からバージョンアップを行う際には移行ガイドで変更点を確認しておくことが推奨されます。
なお、CakePHP 2.4.10でバージョン2.4系統における不具合の修正は最後となり、今後CakePHP 2.4系統はセキュリティ関連の修正のみ行われる予定です。
APPLE-SA-2014-05-16-1 iTunes 11.2.1
May 20, 2014
Appleから「iTunes 11.2.1」の配布が開始されています。
セキュリティ脆弱性の修正を含むiTunes 11.2がWindowsおよびOS X向けに2014年5月中旬に公開されていましたが、OS X版iTunes 11.2の不具合および脆弱性を修正するためにiTunes 11.2.1が急遽公開された次第です。
OS X用iTunes 11.2では、iCloudの設定で「Mac を探す」を有効にしていた場合に、/Usersおよび/Users/Sharedディレクトリが表示されない不具合が存在していました。さらに、これらのディレクトリが誰にでも書き込めるように権限が変更されてしまう脆弱性も存在していました。OS X用のiTunes 11.2.1ではこれらの問題が修正されているとのことです。
APPLE-SA-2014-05-15-1 OS X Mavericks v10.9.3
May 19, 2014
AppleからOS X Mavericks v10.9.3が公開されています。
OS X Mavericks v10.9.3では、Mac Pro (Late 2013)および15インチRetinaディスプレイモデルのMacBook Pro (Late 2013)での4Kディスプレイサポートが強化され、USB接続を使用したMacおよびiOSデバイス間の連絡先およびカレンダーの同期機能が追加されています。その他、IPsecを使用したVPN接続の信頼性も向上しています。
なお、バージョン10.9.3には、すでに公開済みのSafari 7.0.3およびSecurity Update 2014-002の内容も含まれています。
[関連]APPLE-SA-2014-04-01-1 Safari 6.1.3 and Safari 7.0.3(FAMLog)、APPLE-SA-2014-04-22-1 Security Update 2014-002(FAMLog)
ClamXav 2.6.3が公開
May 16, 2014
OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 2.6.3」が公開されています。
バージョン2.6.3では、同梱されているClamAVがアップデートされ、ClamAVの最新安定版であるバージョン0.98.3が搭載されるようになっています。
ClamXavはバージョン2.5でOS X Mavericksに対応しており、ClamXavのWebサイトで配布されているバージョン2.6.3はMac OS X v10.6以降に対応しています。
FileMaker Pro 13 基礎講座 for Win/Mac
May 15, 2014
FileMaker Pro 13の基礎や操作方法を解説した書籍「FileMaker Pro 13 基礎講座 for Win/Mac」が2014年3月に発売されています。
この書籍は「FileMaker Pro 12 基礎講座 for Win/Mac」のバージョン13対応版です。
FileMaker Proの初心者および中級者向けに、FileMaker Pro 13の基礎や基本操作、機能などについて解説されており、FileMaker Go 13の活用方法についても触れられています。
定価:1,900円(税別)
サイズ:B5変型
ページ数: 274
著者:小山 香織
出版社:オーム社
ISBN:978-4-274-06943-7[Amazon.co.jpで購入...]
[関連]フルカラーでわかりやすい実用書!『FileMaker Pro 13 基礎講座 for Win/Mac』が発売!(オーム社開発部)
小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド
May 14, 2014
業務の効率化に関心のある中小企業の担当者向けにFileMaker製品を利用したデータベースの作成および運用方法を解説した書籍「小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド」が2014年3月に発売されています。
この書籍では、実際の社内業務に合わせた効率的なデータベースの制作に必要な考え方を紹介した上で、実務で使えるデータベースの作成と運用方法について解説されています。
FileMaker製品の基礎的な使い方やテクニック集についても触れられており、FileMaker Pro 13/12/11/10に対応した内容となっています。
定価:2,800円(税別)
サイズ:B5変型
ページ数: 304
著者:富田 宏昭
出版社:翔泳社
ISBN:978-4798133362[Amazon.co.jpで購入...]
[関連]「小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド」が発売されます(株式会社キクミミ)
(2017/04/13追記:リンク先のURLを変更しました。)
OS X版FileMaker Pro 13に含まれるOpenSSLのバージョンを確認する
May 13, 2014
OS X版のFileMaker Pro 13およびFileMaker Pro 13 Advancedに同梱されているOpenSSLのバージョンを確認する方法の1つにdefaultsコマンドを使用する方法があります。
FileMaker Pro 13.0v3がインストールされているOS X Mavericks v10.9.2ではバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ defaults read "/Applications/FileMaker Pro 13 Advanced/FileMaker Pro Advanced.app/Contents/Frameworks/OpenSSL.framework/Versions/A/Resources/Info" CFBundleVersion
(実際には1行で入力します)
[実行結果]
1.0.1g
FileMaker Pro 13.0v1および13.0v2ではOpenSSL 1.0.1eが使用されていますが、FileMaker Pro 13v3 アップデータを適用するとOpenSSLのバージョンが1.0.1gに更新されます。OpenSSL 1.0.1eにはHeartbleed問題に起因する脆弱性が存在するため、FileMaker Pro 13v3 アップデータの適用が強く推奨されます。
[関連]OS X版FileMaker Server 13に含まれるOpenSSLのバージョンを確認する(FAMLog)、FileMaker Pro 13v3 アップデータとFileMaker Go 13.0.4が公開(FAMLog)
(2017年5月17日追記:「上記の方法でOpenSSLのバージョンを調べられるのはFileMaker Pro 15までです。」と一時記載していましたが、FileMaker Pro 16でも同様の方法で確認可能でした。)
PHP 5.4.28とPHP 5.5.12が公開
May 12, 2014
「PHP 5.4.28」と「PHP 5.5.12」が公開されています。
PHP 5.4.28とPHP 5.5.12では不具合の修正が行われている他、FPM(FastCGI Process Manager)におけるデフォルト設定の状態で権限上昇が可能なセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、PHPはバージョン5.6系統の開発も進められており、現在「PHP 5.6.0beta2」が公開されている状況です。