FAMLog
FileMaker Server 7でシステム起動時の自動起動をサポート
August 19, 2004
Mac OS X版のFileMaker Serverはこれまでシステム起動時の自動起動はサポートされていませんでしたが、FileMaker Server 7ではインストールするときに、システム起動時にFileMaker Serverを自動的に起動するか選択できるようになっています。
FileMaker Serverの起動方法を「自動」にして、システム起動時に自動起動するようにすると、下記のディレクトリが作成されて、起動用スクリプトが配置されます。
/Library/StartupItems/FileMakerServer
/Library/StartupItems/FileMakerServerHelper
これらの起動項目により、以下の場所にあるFileMaker ServerとFileMaker Server Helperが自動起動されます。
/Library/FileMaker Server 7/Tools/fmserverd
/Library/FileMaker Server 7/Tools/fmserver_helperd
なお、インストール時に起動方法を「手動」とした場合は、FileMaker Server Helperのみ自動起動されるようになっていて、FileMaker Serverは自動起動されません。
FileMaker Server 7でライブバックアップに対応
August 18, 2004
FileMaker Server 7では新たにライブバックアップに対応しています。ホスト中のデータベースもメンテナンスでき、ファイルが使用中でもバックアップできます。
バックアップの際には、データベースはアクティブな状態なままFileMaker Serverによってコピーされ、ユーザーは引き続き変更を加えることができます。コピーが完了すると、データベースは一時停止され、バックアップファイルが最新のデータベースと同期されてから再開されます。
なお、FileMaker Serverでスケジュールされているデータベースのバックアップおよびスクリプトは、OSのスリープ状態の間は実行されません。
FileMaker Server Adminでできること
August 17, 2004
FileMaker Server 7では、旧バージョンで使用されていたクライアントリモート管理プラグインがFileMaker Server Adminに置き換えられており、FileMaker Server Adminを使うと以下の操作を行うことができます(FileMaker Server 7 管理者ガイドより)。
・FileMaker Serverのプロパティを設定する
・FileMaker Proデータベースファイルを開いて(ホストして)、ネットワーク上のクライアントが利用できるようにする
・各データベースにアクセスしているクライアントの数など、ホストされているファイルの情報を表示する
・接続しているクライアントにメッセージを送信する
・ホストされたFileMaker Proデータベースを閉じて、クライアントが利用できないようにする
・ホストされたすべてのデータベースから、選択したクライアントの接続を解除する
・ホストされたデータベースを一時停止または再開する
・ホストされたデータベースをバックアップするためのタスクスケジュールを作成する
・システムイベントとイベントログを表示する
・FileMaker Serverを起動または停止する
FileMaker Server Admin
August 16, 2004
FileMaker Server 7は、FileMaker ServerおよびFileMaker Server Adminの2つのソフトウェアで構成されます。
FileMaker Server Adminはバージョン7で新たに追加されたソフトウェアで、Mac OS Xでは個別のアプリケーションとなっています。このソフトウェアを利用すると、FileMaker Server 7の設定・管理、ホストされたデータベースとクライアントの操作・監視、および使用状況情報の確認を行うことができます。
FileMaker Server Adminは、通常はFileMaker Server 7が実行されているコンピュータと同じコンピュータで実行します。ただし、FileMaker Serverがリモート管理を許可するように設定されている場合には、FileMaker Server Adminを利用してFileMaker Server 7をネットワーク経由で管理することも可能です。
FileMaker Server 7でネットワーク共有SSL暗号化に対応
August 13, 2004
FileMaker Server 7では、FileMaker Pro 7とFileMaker Server 7の間で転送されるデータをSSLによって暗号化できるようになっています。
この機能を利用するには、FileMaker Server Administration ソフトウェアを使って「FileMaker Server への接続を保護する」設定を有効にし、FileMaker Serverを再起動します。
なお、FileMaker Pro 7のみではこの機能は利用できません。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
APPLE-SA-2004-08-09 Mac OS X 10.3.5
August 12, 2004
Mac OS X v10.3.5にはセキュリティ脆弱性を修正するアップデートが含まれていて、libpngとSafariおよびTCP/IP Networkingにおける実装上の問題が修正されます。
Safariでは前へ/次へボタンを使用する移動によってフォームデータが再送信される場合がある問題、TCP/IP Networkingでは悪意を持って組み立てられたIPフラグメントでシステムリソースを過多に使用可能であることにより通常のネットワークオペレーションが妨害される問題に対処されています。libpngについてはSecurity Update 2004-08-09と同じ内容です。
10.3.5アップデートは、システム環境設定のソフトウェア・アップデートもしくはAppleのWebサイトから入手することができます。
Security Update 2004-08-09
August 11, 2004
AppleからSecurity Update 2004-08-09がリリースされました。Mac OS X (Server) v10.3.4、Mac OS X (Server) v10.2.8用のセキュリティアップデートが用意されています。
このセキュリティアップデートではlibpng(Portable Network Graphics)がアップデートされており、悪意あるPNG形式の画像がアプリケーションをクラッシュさせて任意のコードが実行される可能性がある問題に対処されています。なお、Mac OS X 10.3.5 Updateにはこの修正内容が含まれています。
libpngはMac OS XのCoreGraphicsおよびAppKitフレームワークで使われていて、これらのフレームワークを利用してPNG画像を使用するアプリケーションに影響するものです。
Mac OS X 10.3.5 Update
August 10, 2004
AppleからMac OS X 10.3.5 Updateがリリースされました。
Mac OS X v10.3.5ではNTFSフォーマットのボリュームへの対応強化、Bluetooth対応機器との互換性の改良、FireWireおよびUSBデバイスとの互換性の強化などが図られています。
Mailやイメージキャプチャなどのアプリケーションがアップデートされていて、以前に単体で実施された最新のセキュリティアップデートも含まれています。
FileMaker Server 7が販売開始
August 09, 2004
FileMaker 7の共有データベースソリューションを効率的に管理できるサーバーソフトウェア「FileMaker Server 7」の販売が本日より開始されました。価格は税込135,450円です。
ファイルメーカー社のサイトからはFileMaker Server 7の評価版をダウンロードできるようになっています。
さらに、FileMaker Server 7のデータシートPDFもファイルメーカー社のサイトから入手できます。
(2007/01/03追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
ファイルメーカーProによるシステム構築 for Windows & Mac
August 06, 2004
「ファイルメーカーProによるシステム構築 for Windows & Mac」はファイルメーカーPro 6およびそのファミリー製品を使ったソリューションやシステム構築上のテクニックが紹介されている書籍です。
ファイルメーカーProでWeb公開を行う際にセキュリティ上配慮すべき点についても詳しく解説されており、CDMLを利用したWeb公開を行うにあたってあらかじめ読んでおきたい内容が詰まっています。
FAQやトラブルシューティングが一問一答形式で掲載されていることで、より実践的な情報が網羅されています。