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Technical Brief of FileMaker 7 Web Publishing

April 13, 2004

大事なドキュメントを見落としていました。FileMaker 7でのWeb公開に関する技術概要を説明したPDFファイルがFileMaker, Inc.のWebサイトで先月から配布されていました。

このPDFファイルのタイトルは「How to benefit from powerful new Web Publishing capabilities」です。主にFileMaker Server 7 AdvancedでのWeb公開や、FileMaker 7 製品ラインでのインスタントWeb公開の概要について説明されています。

英語のドキュメントですが、他にも何点かFileMaker 7に関するドキュメントが公開されていますので、時間があるときにでもチェックしてみてはいかがでしょうか。

Tag: FileMaker

Apache HTTP Server (2)

April 12, 2004

現在、Apache HTTP Serverは2種類の安定バージョンが提供されています。

1つはApache 1.3系列です。現時点での最新バージョンは1.3.29であり、近日中に1.3.30がリリースされる予定になっています。Mac OS XおよびMac OS X Serverに付属しているApacheはこちらのバージョンです。

もう1つは、マルチスレッド、マルチプロトコル、IPv6に対応したApache 2.0系列です。2002年4月5日にリリースされたApache 2.0.35がApache 2.0初の正式リリース版であり、現時点での最新バージョンは2.0.49です。

なお、Mac OS X Server v10.3にはApache 1.3とApache 2.0の両方がインストールされていますが、GUIでサーバー管理ができるのはApache 1.3のみです。

Tag: Apache

Apache HTTP Server

April 11, 2004

Apache HTTP Serverはインターネット上で最も利用されているWebサーバーであり、NCSA HTTPd 1.3のソースコードやアイデアをベースにしたオープンソースのソフトウェアです。

Apacheは「A PAtCHy server(パッチだらけのサーバー)」であり、その名称はいくつかの既存のコードや一連のパッチファイルをベースにしていることに由来しています。

パフォーマンスに優れ、信頼性があり、モジュールを追加することにより機能拡張できる仕組みを備えています。必要に応じてモジュールを追加あるいは削除することにより、効率の良い、高機能なWebサーバーを構成することができます。

(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: Apache

Mac版FileMaker Server 7の動作環境

April 10, 2004

Mac版のFileMaker Server 7およびFileMaker Server 7 Advancedは、Mac OS XだけでなくMac OS X Server(v10.3、v10.2.8)ももちろんサポートしています。

CPU、RAM容量についてはFileMaker Pro 7より要求される水準が高く、PowerPC G4 500MHz以上、RAMは256MB以上が要求されます。

クライアント数が50以上になる場合には、PowerPC G4 1GHz以上、RAMは512MB以上(1GB以上を推奨)、そしてMac OS X Serverが必要というようになっています。

Mac版のServer 7 Advancedでは、Web公開のためにApache HTTP Serverを利用します。Mac OS X付属のApacheが有効になっていることが動作条件となっているので、公式にサポートしているApacheのバージョンは1.3系列であることが予想されます。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 7の動作環境

April 09, 2004

以前に発表があった通り、FileMaker 7の製品ラインではMac OS 8.6およびMac OS 9はサポートされていません。

FileMaker 7 新製品ラインのMac版はMac OS X用に開発されており、Mac版FileMaker Pro 7、FileMaker Developer 7の動作環境はMac OS X v10.2.8以降となっています。

Windows版FileMaker Pro 7、FileMaker Developer 7の動作環境は、Windows 2000(Service Pack 4)もしくはWindows XP(Service Pack 1)となっており、Windows 98やWindows Meなどが対象外となっています。

必要となるCPUやRAM容量についても、バージョン6のときと比べてスペックの高いものが要求されます。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 7 Preview

April 08, 2004

FileMaker, Inc.のWebサイトで評価用の「FileMaker Server 7 Preview」について案内がされています。今月中に配布が開始されるそうです。

上記のPreview版は評価・フィードバックを目的として配布されるものであり、実際の製品版ではありません。FileMaker Server 7は今年の初夏に出荷される予定になっています(日本語版の発売時期は未定)。

今回のPreview版はFileMaker Server 7 AdvancedのPreviewではありませんので、残念ながら新しいWeb公開機能を試してみることはできません。Server 7 Advancedについては、Preview版を公開するという記述は見当たらないので、やはり実際の製品版を待つしかないのでしょう。

(2006/01/03追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

UnlimitedからServer Advancedへ

April 07, 2004

ファイルメーカーPro UnlimitedはWeb公開のためのサーバー製品であり、ファイルメーカーPro用のサーバーとしての役割はありません。ファイルメーカーPro用のサーバーには、ファイルメーカー Serverという製品があります。

FileMaker Server 7 Advancedは、ファイルメーカーPro Unlimitedの機能とファイルメーカー Serverの機能を組み合わせた製品と捉えることができ、Unlimitedがさらに進化したものと考えてよいでしょう。

さらに、Webからは同時100接続をサポートするとのことですので、同時接続数20程度が限界だったファイルメーカーPro 6 Unlimitedに比べると、Server 7 Advancedは飛躍的な進化を遂げています。

(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)

Tag: FileMaker

ファイルメーカーPro Unlimited

April 06, 2004

ファイルメーカーPro 4.0でWeb公開機能が追加されましたが、バージョン5からは本格的なWeb公開のための製品としてファイルメーカーPro Unlimitedが登場しました。

Unlimitedには「Web サーバーコネクタ」が同梱され、これによりApacheやIISといったWebサーバーとWebコンパニオンを連携させて利用することができます。WebコンパニオンはWebサーバーとしての性能は低かったのですが、他のWebサーバーと連携することでパフォーマンスの向上やSSLサポートが実現されました。

通常版のファイルメーカーPro(5、5.5、6)でもインスタントWebとカスタムWebの両方のWeb公開機能を使うことができますが、仕様そしてライセンス面から不特定多数にWeb公開するためにはUnlimited版が必要になりました。

FileMaker 7の製品ラインでは従来のUnlimitedに相当する製品はなくなっていますが、FileMaker Server 7 AdvancedがFileMaker Pro 6 Unlimitedをリプレースするものとして、FileMaker Server 7の上位バージョンという位置づけになっています。

(2007/01/02追記:「Web コンパニオン」を「Webコンパニオン」に修正しました。)

Tag: FileMaker

CDMLからXSLTへ

April 05, 2004

FileMaker Server 7 AdvancedではCDMLがサポートされなくなりましたが、カスタムWebに相当する機能はXSLTで記述することになるようです。

CDMLからXSLTへの移行ツールがServer 7 Advancedに付属するようですが、どの程度まで実際に移行をしてくれるものなのか現時点では不明です。

上記のような不安要素がありますが、FileMaker Server 7 Advancedは100までのWeb接続と250までのFileMaker Proの接続をサポートするとのことですので、性能面ではかなり期待できます。

実際の評価は販売開始を待つしかありませんが、とても待ち遠しいものです。

Tag: FileMaker

CDML

April 04, 2004

CDMLはClaris Dynamic Markup Languageの略です。

ファイルメーカーPro 4〜6のカスタムWeb用のマークアップ言語であり、ファイルメーカーProのデータベースと連動して動的にWebページを生成することができます。

HTMLとCDMLタグを含むフォーマットファイルを作成して、Web公開に必要な設定を行うことにより、Webブラウザーを介してファイルメーカーProに特定の処理を行わせたり、ファイルメーカーProにあるデータを検索・表示させたりすることなどができます。ファイルメーカーProのWeb公開と言えば、CDMLを使ったカスタムWebが定番でした。

ところでなぜClarisなのかと言うと、ファイルメーカー社はもともとクラリス社だったからです。一時期FDML(FileMaker Dynamic Markup Language)と改称されたこともあったのですが、いつの間にかCDMLに戻っていました。このことからもCDMLはいつかはサポートされなくなる予定だったのかもしれません。

Tag: FileMaker

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