FAMLog
FileMaker Master Book 初級編・中級編(バージョン19対応)
July 08, 2020
Claris FileMaker 19に対応した公式トレーニング教材である「FileMaker Master Book」の初級編と中級編が2020年7月上旬に改訂され、無料でダウンロードできるようになっています。
FileMaker Master BookはClaris FileMakerの公式トレーニング教材です。初級編は、Claris FileMaker Proによるカスタム Appの作成について学ぶことを目的としており、まったく初めて作業を行う方からカスタム Appを複数人で共有利用する初歩を知りたい方までを対象としています。中級編は、ネットワーク上で複数人が利用するカスタム Appの作成について学ぶことを目的としています。
なお、FileMaker Master Book 上級編のバージョン19対応版は今秋公開予定であるとのことです。
macOS版Claris FileMaker Server 19の動作環境
July 07, 2020
macOS版のClaris FileMaker Server 19はmacOS Catalina 10.15とmacOS Mojave 10.14をサポートしています。
macOS High Sierra 10.13はサポートされておらず、RAMの最低要件はバージョン18と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが500GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。
バージョン15以前ではFileMaker WebDirectのクライアント数が7以上の場合にはサーバーを2台構成にすることが推奨されていましたが、バージョン19ではバージョン16以降と同様にClaris FileMaker WebDirectのクライアント数が101以上の場合にサーバーを複数台構成にすることが推奨されています。ただし、接続数の上限は、ハードウェアの構成やカスタム Appのデザイン、ライセンス、サブスクリプションなどによって制限される可能性があります。
[関連]macOS版FileMaker Server 18の動作環境(FAMLog)
curl 7.71.1が公開
July 06, 2020
curl 7.71.1が2020年7月上旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。バージョン7.71.1では不具合の修正が行われており、セキュリティ修正は含まれていません。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker 19の[URL から挿入]スクリプトステップでは、--cert-type、--cert(-E)、--key-type、--key、--passおよび--version(-V)オプションが新たに利用できるようになっています。
Claris FileMaker Server 19のClaris FileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー
July 03, 2020
Claris FileMaker Server 19では、Claris FileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーが一部変更されています。
Claris FileMaker Server 19のFileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーは次の通りです。
・macOSの場合:Safari 13.x以上、Google Chrome 80以上
・Windowsの場合:Google Chrome 80以上、Microsoft Edge 44、新しいMicrosoft Edge 80
・iOSの場合:iOS 13.x以上のMobile Safari
・Androidの場合:Android 7.x上のGoogle Chrome 80以上
バージョン19では、Internet Explorer 11、Safari 12およびiOS 12のMobile Safariがサポート対象外となり、Safariはバージョン13以上、Google Chromeはバージョン80以上、Microsoft Edgeのバージョン44および新しいMicrosoft Edgeのバージョン80に対応しています。
[関連]FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー(FAMLog)、Claris FileMaker 19 動作環境(FileMaker)
FileMaker Cloud for AWSの最終バージョンはFileMaker Cloud for AWS 1.18
July 02, 2020
FileMaker Cloud 1.xと呼ばれていたFileMaker Cloud for AWS 1.x シリーズは今後廃止予定であり、FileMaker Cloud for AWS 1.18がFileMaker Cloud for AWS 1.xの最終バージョンとなります。
以前はFileMaker Cloud for AWS 1.19がFileMaker Cloud for AWS 1.xの最終バージョンになる予定であると案内されていましたが、Claris FileMaker 19が発売された際にFileMaker Cloud for AWS 1.19は登場しませんでした。
AWS MarketplaceにおけるFileMaker Cloud for AWSの販売は2021年1月4日に終了し、FileMaker Cloud for AWSの全バージョンに関するサポートは2022年1月1日に終了する予定となっています。現在FileMaker Cloud for AWSを利用している場合には、将来的にはClaris International Inc.が直接販売するクラウドサービスであるClaris FileMaker Cloudへの移行、もしくはオンプレミス向けサーバー製品であるClaris FileMaker Serverへの移行を検討する必要がある状況です。
[関連]FileMaker 19 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)
バージョン17以前のFileMaker Pro AdvancedとFileMaker GoはClaris FileMaker Server 19に接続不可
July 01, 2020
FileMaker Pro 16、FileMaker Pro 16 Advanced、FileMaker Pro 17 Advanced、FileMaker Go 16およびFileMaker Go 17は、Claris FileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン19のClaris FileMaker Serverには接続できません。
Claris FileMaker Server 19に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているClaris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Goのバージョンはバージョン18以降となっています。Claris FileMaker Pro 19のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン17以前のClaris FileMakerからClaris FileMaker Server 19に接続することはできないので要注意です。
なお、FileMaker 17 プラットフォームとFileMaker 16 プラットフォームのテクニカルサポートは2020年9月18日をもって終了する予定となっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)、提供中の製品と互換性(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Server 19でサポートされるクライアントアプリケーション
June 30, 2020
Claris FileMaker Server 19でサポートされているクライアントアプリケーションには、以下のものがあります。
・Claris FileMaker Pro 19およびFileMaker Pro 18 Advanced
・Claris FileMaker Go(バージョン19および18)
・iOS App SDK(バージョン19および18)を使用して作成されたアプリケーション
・Claris FileMaker WebDirect、カスタムWeb公開 with PHP、およびカスタムWeb公開 with XMLを使用したFileMaker Server Web 公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebユーザー
・Claris FileMaker Data APIを使用して共有ソリューションのデータにアクセスするWebサービスまたはアプリケーション
・FileMaker クライアントドライバを使用するODBCおよびJDBCクライアント
FileMaker 17 プラットフォーム発売時にFileMaker ユーザライセンスプログラムが導入されており、FileMaker ボリュームライセンスプログラムは2018年5月にFileMaker ユーザライセンスプログラムに移行されているので、FileMaker 16以前からClaris FileMaker 19にバージョンアップする際には注意が必要です。
なお、Claris FileMaker Server 19では、FileMaker Server 18以前と同様、カスタムWeb公開(CWP)利用時は同時接続ライセンスであっても接続はカウントされません。
[関連]Claris FileMaker 19 動作環境(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 18でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)
LibreSSL 3.1.3が公開
June 29, 2020
LibreSSL 3.1.3が2020年6月中旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。2020年4月に開発版として公開されたLibreSSL 3.1.0ではクライアント側でTLS 1.3がサポートされていて、2020年5月に公開されたバージョン3.1.1でバージョン3.1系統が安定版として配布されるようになっていました。
LibreSSL 3.1.3では、AddTrust External CA Rootの有効期限が切れたことがきっかけとなって明らかになった問題への対応が行われています。
Apache Tomcat 8.5.56とApache Tomcat 9.0.36が公開
June 26, 2020
Apache Tomcat 8.5.56とApache Tomcat 9.0.36が2020年6月上旬に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.56およびApache Tomcat 9.0.36では、HTTP/2プロトコルの処理においてリソース制御が適切に行われておらず、遠隔の第三者によってサービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性がある脆弱性(CVE-2020-11996)が修正されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.36です。なお、FileMaker Server 19.0.1やFileMaker Server 18.0.4ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 8.5.46が使用されています。
[関連]JVNVU#99474519: Apache Tomcat におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 8 vulnerabilities(Apache Tomcat)
curl 7.71.0が公開
June 25, 2020
curl 7.71.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.71.0では2点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker 19の[URL から挿入]スクリプトステップでは、--cert-type、--cert(-E)、--key-type、--key、--passおよび--version(-V)オプションが新たに利用できるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 19 - [URL から挿入] スクリプトステップの新しい cURL オプション(Claris ナレッジベース)