FAMLog
CakePHP 2.9.4が公開
December 27, 2016
CakePHP 2.9.4が公開されています。
CakePHP 2.9.4は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースで、PHP 7.1に対応している他、CakePHP 3.3.10と同様にデバッグモードでの実行中に影響を受ける脆弱性が1点修正されています。CakePHP 2.8系統からCakePHP 2.9系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.9に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.9で動作可能な状態になっています。なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.3.10ですが、FMCakeMixはCakePHP 3に対応していないのでご注意ください。
[関連]CakePHP 2.9.4 がリリースされました(mbstring.com)
FileMaker CloudではカスタムWeb公開機能は非サポート
December 19, 2016
FileMaker CloudではカスタムWeb公開機能はサポートされていません。
Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker Cloud 1.15では、XMLを使用したカスタムWeb公開機能およびPHPを使用したカスタムWeb公開機能は2016年12月現在どちらもサポートされていません。
なお、従来からあるサーバー製品であるFileMaker ServerではカスタムWeb公開機能は引き続きサポートされており、カスタムWeb公開機能は今後廃止される機能の中には含まれていません。
[関連]Comparing FileMaker Cloud and FileMaker Server(FileMaker Knowledge Base)
Apache Tomcat 8.5.9が公開
December 15, 2016
Apache Tomcat 8.5.9が公開されています。
Apache Tomcat 8.5.9では、複数のリクエストを処理する際に同一の「Processor」が用いられ、セッションIDやレスポンス情報が漏洩する恐れがある脆弱性(CVE-2016-8745)が修正されています。この脆弱性は、Apache Tomcat 8.5系統において行われたConnectorコードのリファクタリングが原因で作りこまれたものであるとのことです。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統です。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M15 (alpha)が公開されている状況です。なお、Apache Tomcat 8.5.9と同時に公開されたApache Tomcat 9.0.0.M15 (alpha)では上記の脆弱性が修正されています。
[関連]JVNVU#97321122: Apache Tomcat に情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 8.0.41とApache Tomcat 7.0.75が公開(FAMLog)
(2017/02/01追記:関連記事へのリンクを更新・追加しました。CVE-2016-8745は、公表当初、Apache Tomcat 8.5より前のバージョンは影響を受けないとされていましたが、バージョン8.0系列以前も影響を受けることが後から判明しました。)
PHP 5.6.29とPHP 7.0.14が公開
December 09, 2016
PHP 5.6.29とPHP 7.0.14が公開されています。
PHP 5.6.29とPHP 7.0.14ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。PHP 5.5系統の保守は終了したため、バージョン5.6系統以降へのアップグレードが強く推奨される状況となっています。
下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。なお、現時点におけるPHPの最新バージョンはバージョン7.1.0です。
[関連]PHP 7.1.0が公開(FAMLog)
FileMaker ProとFileMaker Serverの無料評価期間
December 08, 2016
FileMaker ProとFileMaker Serverには無料評価期間が設けられていますが、2016年9月27日以降は無料評価版の試用期間日数が15日に変更されています。
無料評価期間中にFileMakerプラットフォームのソフトウェアをダウンロード、評価および試用できます。以前は30日間試用できましたが、現在では試用期間日数は15日となっています。
なお、FileMaker Cloudにも無料評価期間が設けられていますが、2016年12月現在、FileMaker Cloudは日本ではまだ利用できません。
[関連]FileMaker 無料評価期間(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 17 AdvancedとFileMaker Server 17の無料評価期間(FAMLog)
(2018/06/16追記:リンク先のURLを変更しました。また、バージョン17の無料評価期間に関する関連記事へのリンクを追加しました。)
macOS SierraでディスクユーティリティのRAID構成機能が復活
December 07, 2016
macOS Sierra 10.12のディスクユーティリティでは、OS X El Capitan v10.11のディスクユーティリティで削除されていたRAID構成機能を再度利用できるようになっています。
ディスクユーティリティで、[ファイル]メニューの[RAIDアシスタント...]を選択すると、RAIDアシスタントが起動するようになっています。
macOS Sierraのディスクユーティリティでは、2つ以上のディスクにデータを均等に分割する「ストライピング(RAID 0)」、2つ以上のディスクに同じデータを書き込む「ミラーリング(RAID 1)」および複数のディスクを連結して1つの大容量ディスクとして使用できるようにする「連結(JBOD)」の3種類を設定できます。なお、「連結(JBOD)」はRAIDではありません。
FileMaker Go 15の新機能:iBeaconのサポート
November 30, 2016
FileMaker Go 15ではiBeaconが新たにサポートされています。
iBeaconは、Bluetoothを使用した近距離無線通信技術です。FileMaker Go 15では、FileMaker 15で新たに導入されたRangeBeacons関数を使用することで、事前に設定したビーコン端末から受信した位置情報をもとに動作を制御できるようになっています。
なお、RangeBeacons関数は、条件に一致するiBeaconがない場合や、iOSにおける位置情報サービスの設定がオフの場合は、空の文字列が返されます。
[関連]FileMaker Pro 15の新機能:バージョン15で追加された関数一覧(FAMLog)、難聴の子どもたちにも「わくわく」を届けたい - iBeaconを使った工場見学をFileMakerのカスタムAppで実現(マイナビニュース)
CakePHP 2.9.3が公開
November 29, 2016
CakePHP 2.9.3が公開されています。
CakePHP 2.9.3は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースで、PagesControllerファイルにおけるディレクトリトラバーサルの脆弱性が修正されています。CakePHP 2.8系統からCakePHP 2.9系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.9に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.9で動作可能な状態になっています。なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.3.9ですが、FMCakeMixはCakePHP 3に対応していないのでご注意ください。
[関連]CakePHP 2.9.3 がリリースされました(mbstring.com)
FileMaker Pro 15の新機能:バージョン15で追加されたスクリプトステップ一覧
November 25, 2016
FileMaker Pro 15では、次のスクリプトステップが新しく追加されています。
・テーブルデータを削除
[テーブルデータを削除]スクリプトステップは、FileMaker ProやFileMaker Go、ランタイムソリューションでサポートされている他、FileMaker WebDirectと互換性があります。
なお、サーバーサイドスクリプトおよびカスタムWeb公開では、このスクリプトステップで[ダイアログあり]オプションを[オン]にしていても[オフ]に設定された場合と同様に実行されます。
[関連]FileMaker Pro 15の新機能:[テーブルデータを削除]スクリプトステップ(FAMLog)
Apache Tomcat 6.0.48、7.0.73、8.0.39および8.5.8ではセキュリティ脆弱性が修正済み
November 24, 2016
2016年11月に公開されたApache Tomcat 6.0.48、Apache Tomcat 7.0.73、Apache Tomcat 8.0.39およびApache Tomcat 8.5.8では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Tomcat 6.0.48、7.0.73、8.0.39および8.5.8が公開されたのは今月上旬から中旬にかけてですが、上記修正に関する情報は今月22日になってから公開されました。
なお、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedのWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 6.0系列が、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]JVNVU#92250735: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)