FAMLog
Claris FileMaker 19とApple M1
February 01, 2021
Claris FileMaker Pro 19.1.3以降はRosetta 2によりApple M1チップとの互換性があるとClaris ナレッジベースで案内されています。
Claris FileMaker Pro 19をApple M1チップ搭載のMac上ではじめて起動する際にはバイナリコードの変換に10秒から20秒要しますが、変換が完了すればその後は起動に時間がかかることはありません。
Claris FileMaker Server 19.2.1についてはRosetta 2によりApple M1チップ上で動作が検証されていて互換性がありますが、PHPが動作しない点やターミナルアプリケーションを使ってFileMaker Serverを停止させることができない問題などが確認されています(2021年1月現在)。
[関連]FileMaker 製品と macOS Big Sur および Apple M1 との互換性(Claris ナレッジベース)
Cyberduck 7.8.2が公開
January 29, 2021
各種クラウドストレージやファイルサーバーに接続できるクライアントソフトウェアであるCyberduck 7.8.2が公開されています。
CyberduckはSFTPクライアントソフトウェアとしても利用することができますが、Cyberduck 7.8.2ではmacOS Big Surで起動するとmacOS Big Sur向けに最適化されたアプリケーションアイコンが表示されるようになっています。
CyberduckのライセンスはGPLであり、macOS版についてはOS X Mavericks v10.9以降、Windows版についてはWindows 7以降で動作します。
Claris FileMaker Server 19.2.1のWeb公開エンジンとJava
January 26, 2021
macOS版およびWindows Server版のClaris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverをインストールする前にJavaもしくはOpenJDKをインストールした上でJAVA_HOME環境変数を設定することで追加の操作なしでWeb公開エンジンを有効にできるようになっています。
FileMaker Server 18.0.2以降では、Web公開エンジンを使用する前にFileMaker Server Admin Console経由でJavaもしくはOpenJDKを手動でアップロードおよびインストールする必要がありました。FileMaker Server 19.2では、JAVA_HOME環境変数を読み取ることにより、すでにインストールされているJavaもしくはOpenJDKを自動的に検出できるようになっています。
なお、FileMaker Server for LinuxではOpenJDKがデフォルトでインストールされて使用されるようになっており、追加の設定は特に必要ありません。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)、macOS および Windows 上で Web 公開をしようする場合の、JAVA_HOME 環境変数の活用について(Claris ナレッジベース)
AdoptOpenJDK 8u282およびAdoptOpenJDK 11.0.10が公開
January 25, 2021
AdoptOpenJDK 8u282およびAdoptOpenJDK 11.0.10が公開されています。
AdoptOpenJDK 8u282およびAdoptOpenJDK 11.0.10では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。2019年2月にOracle社によるJava 8のパブリック・アップデートが終了したことに伴い、Javaのセキュリティアップデートを行う際には、Oracle Java SE SubscriptionをOracle社から購入する、もしくはオープンソースの実装であるOpenJDKに移行する必要があります。
Claris ナレッジベースの記事では、Oracle JREをアンインストールしてAdoptOpenJDKに移行する手順が記載されていますが、Claris FileMaker Serverのバージョンや使用しているオペレーティングシステムによって移行手順が異なります。OpenJDKへの移行方法の詳細についてはClaris ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server と Java - 概要(Claris ナレッジベース)
macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1とPHP
January 14, 2021
macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverに同梱されているPHPの利用が非推奨という扱いになっています。
Windows版Claris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverのインストール時にPHPがインストールされなくなっており、別途PHPをダウンロードして手動でインストールする必要があります。macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1ではFileMaker Serverのインストール時にPHPは引き続きインストールされますが、将来のバージョンではWindows版と同様の扱いになる可能性があります。
なお、Linux版Claris FileMaker Server 19およびClaris FileMaker CloudについてはPHPを使用したカスタムWeb公開機能はサポートされていません。
[関連]Windows版Claris FileMaker Server 19.2.1とPHP(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)
Claris Engage Japan 2020のセッション録画が公開
January 13, 2021
2020年11月から12月にかけてオンラインで開催されたClaris Engage Japan 2020のセッション録画が2021年1月上旬になってから公開されています。
オンラインで開催されたClaris Engage Japan 2020では50以上のセッションが動画で配信されましたが、Claris コミュニティ上で公開されたページにおいて2020のタブをクリックして録画リストからセッション録画を選ぶことができます。
なお、Claris Engage Japan 2020では、ソフトウェア開発で役立つ手法や習慣などをシステムの運用管理に応用する考え方であるInfrastructure as Code(IaC)について紹介しましたが、そのセッション録画も公開されています。まだご覧いただいていない方はよろしければご視聴ください。
[関連]「Claris Engage Japan 2020」のご案内(FAMLog)
CentOS Linux 7のサポート終了予定日
December 28, 2020
CentOS Linux 7は2024年6月30日にサポートが終了する予定となっています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、現時点におけるCentOS Linuxの最新バージョンはCentOS Linux 8 (2011)です。ただし、2020年12月にCentOS Linuxの開発方針が変更され、2029年5月末にサポートが終了する予定だったCentOS Linux 8は2021年12月末にサポートが終了する予定に変更されました。
CentOS Linux 7についてはRed Hat Enterprise Linux 7のライフサイクルにあわせて公開を進めるとのことで、現時点でFileMaker Server for Linuxがサポート対象としているCentOS Linux 7は今月変更された開発方針の影響は受けない模様です。
[関連]CentOS Linuxの開発方針が変更(FAMLog)、CentOS Linux 8のサポート終了予定日(FAMLog)
CentOS Linux 8のサポート終了予定日
December 15, 2020
CentOS Linux 8は2021年12月31日にサポートが終了する予定となっています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションです。2020年12月にCentOS Linuxの開発方針が変更され、2029年5月末にサポートが終了する予定だったCentOS Linux 8は2021年12月末にサポートが終了する予定に変更されました。
なお、CentOS Linux 7についてはRed Hat Enterprise Linux 7のライフサイクルにあわせて公開を進めるとのことで、現時点でFileMaker Server for Linuxがサポート対象としているCentOS Linux 7は2024年6月30日にサポートが終了する予定となっています。
[関連]CentOS Linuxの開発方針が変更(FAMLog)
FMウェブもくもく会 Vol.4開催のお知らせ
December 11, 2020
2020年12月20日(日)午前10時より「FMウェブもくもく会 Vol.4」を開催します。
カスタムWeb勉強会は今年6月からFMウェブもくもく会としてリニューアルしました。FMウェブもくもく会は、Claris FileMakerとWebに関してもくもくがやがや一緒に勉強していく会です。隔月でFileMakerもくもく会が開催される日の午前中に開催し、当面はオンラインで開催します。
詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://fmweb-mokumokukai.connpass.com/event/198883/
CentOS Linuxの開発方針が変更
December 09, 2020
CentOS Projectが重大な開発方針の変更を発表し、現行のCentOS Linux 8は2021年末をもって開発を終了し、今後はCentOS Streamの開発に注力するという案内を出しています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションです。今回の発表により、CentOS Linux 8は2021年12月31日にサポートが終了する予定に変更されています。
なお、CentOS Linux 7についてはRed Hat Enterprise Linux 7のライフサイクルにあわせて公開を進めるとのことで、CentOS Linux 7は2024年6月30日にサポートが終了する予定となっています。
[関連]CentOS Project shifts focus to CentOS Stream(The CentOS Project)