FAMLog


INTER-Mediator 4.4が公開

May 22, 2014

新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 4.4」を公開しています。

INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。

バージョン4.4では、同一フィールドを複数の要素に展開しているときに自動で値が更新されるようになり、ローカルコンテキストでCookieの代わりにsessionStorageを使用するように変更されるなど、数多くの機能追加や改善そして不具合の修正が行われています。

Tag: FileMaker

Ruby 2.1.0が公開

December 30, 2013

Ruby 2.1系列の安定版である「Ruby 2.1.0」が公開されています。

Ruby 2.1.0では、Ruby 2.0系列との深刻な非互換もなく、速度の向上を含めた多くの改善が行われています。言語面での変更としては、デフォルト値を指定せずにキーワード引数を利用できるようになっています。Ruby 1.8.7やRuby 1.9.2、Ruby 1.9.3からRuby 2.1.0へ移行する場合には、非互換がいくつか存在するので注意が必要です。

なお、Ruby 1.8.7とRuby 1.9.2に対するセキュリティパッチのサポートが2014年6月まで行なわれることになったことが2013年12月中旬に発表されています。

Tag: Ruby

INTER-Mediator 3.11が公開

December 02, 2013

新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.11」を公開しています。

INTER-Mediator 3.11では、1点のセキュリティ脆弱性が修正されており、PDO利用時にSQLインジェクションにつながる問題が1点修正されています。また、バージョン3.11では、「records」以外に「maxrecords」キーを定義ファイル内に記述した場合に、JavaScript側でINTERMediator.pagedSizeの値を調整することで1ページ内の表示レコード数を調整できるようになっています。

なお、特に問題がなければ、バージョン3.11がINTER-Mediator 4.0として近々公開される予定となっています。

[関連]2013年11月「INTER-Mediator勉強会2013-#2」発表資料(FAMLog)

Tag: FileMaker

Apache HTTP Server 2.2.26が公開

November 25, 2013

Apache HTTP Server 2.2.26が公開されています。

Apache 2.2.26では、Apache 2.4系統以降でサポートされた楕円曲線暗号(ECC)鍵と、ECDH(楕円曲線Diffie–Hellman)による鍵交換がApache 2.2系列のmod_sslにもバックポートされ、Apache 2.2.25のmod_davでSubversion等が正常に動作しないことがあった問題等が修正されています。

なお、バージョン2.2.26では、CRIME攻撃対策のため、mod_sslで利用できるSSLCompressionディレクティブのデフォルト値がoffに変更されています。

[関連]Apache HTTP Server 2.2.26 がリリースされました(日本 Apache ユーザー会)

Tag: Apache

FileMaker Go 12.0.8が公開

September 19, 2013

FileMaker Go 12がバージョン12.0.8にアップデートされています。バージョン12.0.8では、いくつかの問題が修正された他、iOS 7に関連する互換性の問題が解決されています。

FileMaker Go 12.0.8におけるGet ( 持続 ID )関数の戻り値は、iOS 6では今までと同様MACアドレスベースの値を返しますが、iOS 7ではidentifierForVendorに基づく値を返すようになりました。Get ( 持続 ID )関数を使用していてiOS 7に更新する場合には、今回公開されたFileMaker Go 12.0.8に更新する必要がありますが、Get ( 持続 ID )関数の戻り値はiOS 7では値が変わるのでその点に留意する必要があります。また、identifierForVendorは場合によって変わるケースがあるのでその点も考慮しなければいけません。

iOS 7での挙動の違いは、Get ( システムNICアドレス )関数やGet ( 持続 ID )関数の使い方によっては深刻な状況(セキュリティ問題)を引き起こす可能性があるので要注意です。

[関連]iOS 7ではGet ( システムNICアドレス )関数が非推奨に(FAMLog)、iOS 7で Get (持続ID) と Get (システムNICアドレス) を使用したときの動作の違い(Claris ナレッジベース)

(2021/02/07:一部の関連記事を変更・更新しました。)

Tag: FileMaker

iOS 7ではGet ( システムNICアドレス )関数が非推奨に

September 18, 2013

iOS 7ではMACアドレスを端末の特定用途に取得・利用できなくなるため、FileMakerのGet ( システムNICアドレス )関数はiOS 7で非推奨になります。

iOS 7でFileMaker Goを使用した場合にGet ( システムNICアドレス )関数はすべての端末で「02:00:00:00:00:00」を返すようになります。さらに、FileMaker Go 12.0.7およびそれ以前では、iOS 7の環境下でGet ( 持続 ID )関数の戻り値はすべての端末で同じ値(8D05FB2A7CDC7D29F52C251CC4D9C17F)を返します。これはGet ( 持続 ID )関数の戻り値となるハッシュ値がiOSではMACアドレスをベースに生成されていたことに起因します。

このようなiOS 7での挙動の違いは、Get ( システムNICアドレス )関数やGet ( 持続 ID )関数の使い方によってはセキュリティ問題等を引き起こす可能性があるので要注意です。

[関連]iOS 7で Get (持続ID) と Get (システムNICアドレス) を使用したときの動作の違い(FileMaker ナレッジベース)、iOS 7に対応したFileMaker Go 12.0.8が公開(FMGo情報局)、「FileMaker UG 全国合同オフラインミーティング 2012」発表資料(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker 12のLocation関数とiOS 6

September 06, 2013

FileMaker 12で追加されたLocation関数を利用すると、FileMaker Go 12で現在の位置情報を元に緯度と経度の情報を取得できます。

GPSや携帯電話通信網、Wi-Fiから入手できる位置情報を取得するには、FileMaker Go 12を実行しているiOSデバイスにおいて位置情報サービスが有効になっている必要があります。位置情報を取得できない場合、Location関数の戻り値は空の文字列になります。また、FileMaker Pro 12で実行した場合も空の文字列を返します。

Location関数のヘルプには経度と緯度をカンマ区切りのテキスト文字列で返すと記載されていますが、iOS 6では経度と緯度に加えて水平精度も含まれ、戻り値の取り扱いには注意が必要です。

[関連]Location 関数は iOS 6 環境下で 3 つの値を返す(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

INTER-Mediator 3.6が公開

July 05, 2013

新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.6」を公開しています。

バージョン3.6では、FileMaker Server利用時にチェックボックスセットがWebページ上で実現できるようになった他、ログのJavaScriptコンソール出力がサポートされています。

チェックボックスセットの利用方法はシンプルで、HTMLでテキストフィールドと結びついたチェックボックスを複数作ることで、value属性値がフィールドに入る値になります。なお、リレーションシップの動作は、FileMakerとは異なり普通に条件判断するだけであり、チェックボックスセットのフィールドとのリレーションシップはINTER-Mediatorでは未対応という扱いになっています。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 12の新機能:fmsadmin BACKUPコマンドの-kオプション

June 03, 2013

FileMaker Server 12では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理する際に使用するfmsadminコマンドにおいて、BACKUPコマンドで-k(--keep)オプションを新たに利用できるようになっています。

BACKUPコマンドの-k(--keep)オプションでは、保存するバックアップの最大数を指定します。指定された保存先のフォルダにタイムスタンプ付きのサブフォルダ(例:2013-06-03_2240)が作成され、最大数に達すると古いフォルダが削除されていきます。

[使用例]
$ fmsadmin backup -k 3
$ fmsadmin backup --keep 0

値に0を指定した場合、タイムスタンプ付きのサブフォルダは作成されず、バックアップファイルが指定された保存先のフォルダ内に直接配置されます。

Tag: FileMaker

Apache HTTP Server 2.4.4とApache HTTP Server 2.2.24が公開

March 04, 2013

Apache HTTP Server 2.4.4とApache HTTP Server 2.2.24が公開されています。

Apache 2.4.4とApache 2.2.24にはセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。mod_info、mod_status、mod_imagemap、mod_ldapおよびmod_proxy_ftpにおいて出力されるHTMLでホスト名が適切にエスケープされないために発生していたXSS脆弱性と、mod_proxy_managerの管理インターフェースに存在したXSS脆弱性が修正されています。

なお、バージョン2.4.4では、mod_sslで利用できるSSLCompressionディレクティブのデフォルト値がoffに変更されています。

Tag: Apache

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