FAMLog
カスタムWeb公開エンジン
November 05, 2004
FileMaker Server 7 AdvancedのWeb公開エンジンには、FileMakerデータベースをXMLデータに変換して、HTTPを利用して出力する機能があります。XMLリクエストを受け取った場合はXMLデータを生成しますが、このような機能は主に「Web公開コア」が担当しています。
Web公開エンジンを構成するもう1つのソフトウェア「カスタムWeb公開エンジン」は、WebサーバーおよびWeb公開コアと通信して、主にXSLTプロセッサーとして機能し、サーバーサイドでのXSLTスタイルシートの処理がサポートされています。
カスタムWeb公開エンジンはXSLTリクエストを受け取った場合に、Web公開コアに対してXMLリクエストを送ってFileMakerデータベースのXMLデータを取得し、XSLTスタイルシートを使用してXMLデータからHTMLページ、XMLドキュメントあるいはテキストに変換、生成することができます。
カスタムWeb公開エンジンからの出力は、WebサーバーによってWebユーザーのブラウザーに提供されます。
FileMaker Server 7v2 アップデータ
October 28, 2004
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 7v2 アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Server 7およびFileMaker Server 7 Advanced向けのもので、FileMaker Server 7.0v1もしくは7.0v1aをFileMaker Server 7.0v2にアップデートします。安定性やパフォーマンスの向上、外部認証のセキュリティの強化が含まれているとのことですが、より詳細な情報については不明です。
FileMaker Server 7をFileMaker Pro 7v3およびFileMaker Developer 7v3と組み合せて日本語を使用する場合には、必ずFileMaker Server 7v2にアップデートする必要があります。
また、FileMaker Server 7v2で公開しているデータベースにアクセスするFileMaker ProおよびFileMaker Developerは、バージョン7v3に統一して使用する必要があります。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Server 7 AdvancedのVLA販売開始
October 18, 2004
ファイルメーカー社が、ファイルメーカー SLP(Software Licensing Program)のもと、「FileMaker Server 7 Advanced」のVLA(ボリュームライセンスアグリーメント)を2004年10月18日から発売すると発表しています。VLAでは10ライセンス以上から一括購入できますが、FileMaker Server 7 Advancedの1ライセンスあたりの税込価格は26万9,587.5円となっています。
ファイルメーカー SLPには、購入数量や購入方法に応じ、下記の3種類のライセンスプログラムがあります。
・LP(ライセンスパック)
・VLA(ボリュームライセンスアグリーメント)
・Box Set(ボックスセットライセンスアグリーメント)
VLAは、企業・団体・教育機関などで10ライセンス以上の導入ニーズに柔軟に対応する、LP(ライセンスパック)よりも有利な一括購入用ボリューム割引プログラムです。
[関連]Box SetがSLA(サイトライセンスアグリーメント)に名称変更(FAMLog)
(2006/09/28追記:Box Setは2006年9月にSLA(サイトライセンスアグリーメント)に名称変更されました。また、2006年9月時点ではLP(ライセンスパック)はファイルメーカーSLPには含まれなくなっています。あわせて関連記事へのリンクを追加しました。)
(2006/09/28追記:リンク先のWebページがなくなっていたため「FileMaker Server 7 Advanced」のリンクを削除しました。)
Apple Remote Desktop 2.1
October 15, 2004
アップルから「Apple Remote Desktop 2.1 Admin」と「Apple Remote Desktop 2.1 Client」がリリースされています。
Apple Remote Desktop 2.1の改良点は下記の通りです。
・リモートコンピュータの制御・監視時のフルスクリーンモードに対応
・複数モニタを使用した、リモートコンピュータの制御・監視に対応
・リモートコンピュータの制御時のマウスのスクロールホイール、右クリックに対応
・再起動が必要なパッケージのためのコンピュータの再起動が可能
・UNIXコマンド送信時の出力レポート機能を改良
・ハードウェア、ソフトウェアのレポートのプリント機能を改良
・リモートデータ収集機能の改良
・ネットワーク化されたホームディレクトリ内のファイルについてのコピー機能を改良
・管理アプリケーションでのカラム並べ替え機能を改良
Apple Remote Desktop 2.1 ClientはApple Remote Desktop 2.1 Adminからのみ管理することができるもので、管理用ソフトウェアであるApple Remote Desktop 2.1 AdminにアップデートするためにはApple Remote Desktop 2があらかじめインストールされている必要があります。
FileMaker Server Web公開エンジン
October 14, 2004
FileMaker Server 7 Advancedには「FileMaker Server Web公開エンジン」(以下、Web公開エンジン)と呼ばれるソフトウェアコンポーネントのセットが含まれます。
Web公開エンジンを使用することにより、FileMaker Server 7 Advancedでは下記の方法でFileMakerデータベースのWeb公開が可能となります。
・XML(Extensible Markup Language)を使用したカスタムWeb公開
・XSLT(Extensible Stylesheet Language Transformations)を使用したカスタムWeb公開
・インスタントWeb公開
公開されるデータベースはFileMaker Serverでホストされ、旧バージョンのようにカスタムWeb公開を利用するためにFileMaker Pro(FileMaker Pro Unlimited)がインストールまたは実行されている必要はありません。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
FileMaker Pro 7で索引の再構築
October 08, 2004
バージョン7v2および7v2より前のバージョンからバージョン7v3にアップデートすると、索引を再構築する必要がありますが、FileMaker Pro 7で索引を再構築する場合には下記のいずれかの方法で行います。
・ファイル内のすべての索引を再構築する場合は、「データなしのコピー」でファイルを別名保存して、新しく保存したファイルに、元のファイルからデータをインポートする。
・各フィールドごとに索引を再構築する場合は、フィールド定義のオプションの「データの格納」において、「索引設定」をオフ、「必要時に索引を自動設定」にチェックをつけて、フィールドごとにこの操作を繰り返す。
詳しい手順については、バージョン7v3アップデータの付属文書「FM アップデートお読みください.pdf」に記載されています。
FileMaker Pro 7v3 & FileMaker Developer 7v3
October 07, 2004
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 7v3 アップデータ」と「FileMaker Developer 7v3 アップデータ」を配布しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 7.0v1、7.0v1aもしくは7.0v2のプログラムをFileMaker Pro 7.0v3に、FileMaker Developer 7.0v1、7.0v1aもしくは7.0v2のプログラムをFileMaker Developer 7.0v3にアップデートするものです。
バージョン7v3では日本語の索引設定に変更が加えられたため、バージョン7v1またはv2にて作成されたファイル内のテキストフィールドにおいて日本語で索引が作成されている場合には、その索引を再構築する必要があります。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
Apache HTTP Server 2.0.52
September 30, 2004
Apache HTTP Server 2.0.52がリリースされています。Apache 2.0.51のみに存在したセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。
Apache 2.0.51にはSatisfyディレクティブの処理に欠陥があり(CAN-2004-0811)、アクセス制御機能が正常に機能せずに、アクセスを許可してしまう脆弱性がありました。この脆弱性はバージョン2.0.52で修正されています。
製品版FileMaker Server 7の利用前に評価版をアンインストール
September 29, 2004
評価版のFileMaker Server 7をインストールしたことがある場合には、製品版をインストールする前に、評価版のFileMaker Server 7をアンインストールしておく必要があります。
Mac OS XでFileMaker Server 7をアンインストールするには、FileMaker Server Adminを利用して、FileMaker ServerとFileMaker Server Helperデーモンを停止させた上で、「/Library/FileMaker Server 7/」フォルダと「/Applications/FileMaker Server 7/」フォルダをゴミ箱に移動します。
このとき「/Library/FileMaker Server 7/Data/」以下にあるデータベースファイル等は、誤って削除しないように別の場所に移動させておくことが重要です。
ファイルメーカーPro Unlimited登録ユーザー向け特別価格
September 24, 2004
FileMaker Server 7 Advancedの新規購入価格は税込303,450円ですが、ファイルメーカーPro Unlimitedの正規登録ユーザーには、期間限定でファイルメーカーPro UnlimitedからFileMaker Server 7 Advancedへの移行のための特別価格で提供されます。
ファイルメーカーPro 5.0 Unlimited、ファイルメーカーPro 5.5 UnlimitedまたはファイルメーカーPro 6 UnlimitedをFileMaker Server 7 Advancedの日本国内での発売日までに購入したユーザーで、正規ユーザーとしての登録を完了したユーザーは、特別価格税込135,450円でFileMaker Server 7 AdvancedとFileMaker Pro 7をそれぞれ1ライセンス購入することができます。
FileMaker Sever 7 Advanced発売日以降にFileMaker Customer Centerに問い合わせる必要があり、この特別価格での購入申し込み期限は2005年3月31日となっています。
(2007/01/03追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)