FAMLog
FileMaker 7 インスタントWeb公開で利用できるWebブラウザー
June 15, 2004
FileMaker 7のインスタントWeb公開機能で公開されているFileMaker ProのデータベースにアクセスできるWebブラウザーとして、以下のWebブラウザーがサポートされています。
・Microsoft Internet Explorer:Windows 98、Windows NT 4.0(Service Pack 6a以降)、Windows 2000またはWindows XPの場合はバージョン6.0、Mac OS X v10.2.8の場合はバージョン5.1および5.2。
・Mac OS X v10.3.2の場合はSafari 1.1。
また、JavaScriptがWebブラウザーで使用可能になっている必要があります。
(2006/01/03追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker Pro 7で同時Web接続数が最大数に達した場合
June 11, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開では、最大5Webユーザーが同時に接続することができます。
同時接続のWebユーザーが最大数に達した場合には、それ以上のWebユーザーがデータベースにアクセスしようとすると、Webブラウザーにエラーメッセージが表示されます。
このような場合には、データベースに接続中のWebユーザーがログアウトするか、セッションがタイムアウトするまで待つか、またはデータベースからWebユーザーを接続解除する必要があります。
(2007/01/03追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
Security Update 2004-06-07
June 09, 2004
AppleからSecurity Update 2004-06-07がリリースされました。Mac OS X (Server) v10.3.4、Mac OS X (Server) v10.2.8用のセキュリティアップデートが用意されています。
このアップデートは一連のURIハンドラの問題に対処したものであり、LaunchServices、DiskImageMounter、Terminalが更新され、v10.3.4用のアップデートでは上記に加えてSafariも更新されます。
書類を開いたり、URLをクリックしたりすることによって、ある特定のアプリケーションが初めて起動する場合に、起動してよいかどうかの意思確認を求めるダイアログが表示されるようになるそうです。また、Safariの「Finder に表示」ボタンは常にFinderウインドウでファイルを表示するようになり、ファイルを開かないようになっています。
FileMaker Pro 7はインスタントWeb公開のみ
May 28, 2004
FileMaker Pro 7およびFileMaker Developer 7ではカスタムWeb公開機能はサポートされなくなっており、インスタントWeb公開のみとなっています。
FileMaker 7で公開データベースの表示方法と機能をさらに拡張したい場合には、 FileMaker Server 7 Advancedを利用する必要があります。
Server 7 Advancedでは、XMLおよびXSLTを利用することにより、Webブラウザーでのデータの表示や操作を自由に制御できるようです。
(2006/01/03追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に、「カスタム Web 公開」を「カスタムWeb公開」に記述を変更しました。)
楽走 Document
May 25, 2004
有限会社ジーネクストが、FileMaker Proにイメージ管理機能や活字OCR機能を組み込み、文書情報の総合管理システムを構築できるFileMakerプラグイン「楽走 Document(らくそうドキュメント)」を税込39,900円で2004年5月24日より発売しています。
楽走 DocumentはFileMaker 7に正式に対応を表明した日本で最初のプラグインであり、ファイルメーカーPro 5、5.5および6にも対応しています。対応OSはWindows 2000およびWindows XPとなっており、残念ながらMac版はありません。
イメージ管理機能や活字OCR機能だけでなく、ファイル操作、FTPによるファイル転送、テキスト抽出などの機能もあり、機能豊富なプラグインとなっています。
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (3)
May 14, 2004
FileMaker 7のインスタントWeb公開では、複数のステップを使用した複雑なスクリプトを実行することができるようになり、70を超えるスクリプトステップがWeb互換としてサポートされるようになっています。
これまではステップ数が多い複雑なスクリプトの実行にはかなりの制限があり、Webで利用できるスクリプトステップは20程度でした。
スクリプト編集時に「Web の互換を区別して表示」にチェックをつけると、Web互換でないスクリプトステップは淡く表示されるようになり、Webユーザーが利用可能なスクリプトであるか確認しやすくなっています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
Timestampフィールドタイプ
April 30, 2004
FileMaker Pro 7ではTimestampフィールドタイプが新しく追加されています。
これまでは日付(Date)フィールドタイプおよび時刻(Time)フィールドタイプは存在しましたが、日付と時刻を同時に扱うフィールドタイプはありませんでした。
日時情報を保存するために日付フィールドと時刻フィールドの2つのフィールドを設定する必要がありましたが、Timestampフィールドを利用すると1フィールドで日時情報を扱うことができるようになります。
リレーションシップグラフ
April 27, 2004
FileMaker Pro 7の新機能の1つにリレーションシップグラフがあります。
テーブルの相関関係がGUIで表示されるようになり、ドラッグ&ドロップで双方向のリレーションシップを設定することができるようになりました。
当初はカード型データベースであったFileMakerは、バージョン3.0でリレーション機能が追加されました。しかしながら、不自由な面も多く、リレーションのためにわざわざ計算フィールドを設定しなければならない場面がありました。FileMaker 7ではそのような必要もなくなります。
リレーショナルデータモデルが一新され、FileMaker Pro 7はいまどきのリレーショナルデータベースにもなったと言えるでしょう。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
浮動小数点数評価方法の変更
April 25, 2004
計算処理の有効桁数の増大に関連した話題として、FileMaker 7では浮動小数点数の評価方法に変更があります。
これまでは浮動小数点数の評価にOS内蔵の機能を使っていましたが、このために小数の計算で正しい結果が得られない場合がありました。例えば、ファイルメーカーPro 6では、126.96 - 119.29の計算結果は7.66999999999999となります。
FileMaker Pro 7では固定小数点演算機能が改良されており、上記のような計算もきちんと行われるようになっています。FileMaker Pro 7では、126.96 - 119.29の計算結果は7.67となります。
(2005/05/13追記:FileMaker Knowledge Baseリニューアルに伴いリンクを修正しました。)
リミットの向上 (2)
April 23, 2004
ファイルメーカーPro 6では同時に開くことができるファイル数は50までという制限がありましたが、FileMaker Pro 7ではこの制限を気にする必要がなくなりました。
さらに1ファイルにつき1テーブルという制限もなくなり、1ファイルにつき最大100万テーブルまで持たせることが可能になっています。実用面ではほぼ無制限になったと捉えてよいでしょう。
ただし、FileMaker Server 7で同時に開くことができるファイル数については最大125のままです。この点は旧バージョンのファイルメーカー Server 5.5と同じです。
[関連]FileMaker Serverでホストできるデータベースファイルの最大数(FAMLog)
(2007/01/12追記:関連記事へのリンクを追加しました。)