FAMLog
FileMaker Server 18.0.3 アップデータが公開
October 09, 2019
FileMaker Server 18.0.3 アップデータが公開されています。
macOS Catalina 10.15のサポートが含まれているFileMaker Server 18.0.3では、macOSにおいてホストマシンの再起動後にApache Web サービス(httpd)が自動的に開始しないことがある問題や、Windows Server版のFileMaker Server 18.0.2においてコマンドラインインターフェース(CLI)を使用して証明書署名要求(CSR)を生成することができなかった問題などが修正されています。
なお、FileMaker Server 18.0.2以降では、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっています。Web関連のサービスを使用するにはOpenJDKまたはOracle JREのいずれかをインストールもしくはいずれかの利用を選択する必要があるため、FileMaker Serverのアップデート方法やOpenJDKのインストール方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18.0.2 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker 製品と macOS Catalina 10.15 との互換性(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:ファイルへの参照の使用に完全アクセス権をデフォルトで要求
September 06, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、新規作成ファイルにおいてそのファイルへの参照を使用するために[完全アクセス]アクセス権セットを要求するオプションがデフォルトで有効になっています。
バージョン18で新規に作成されたファイルでは[このファイルへの参照の使用に完全アクセス権を要求する]オプションがデフォルトで有効になり、他のFileMakerファイルからデータやスキーマにアクセスできないようになります。このオプションは既存のファイルでは変更されません。
また、バージョン18で新規に作成されたファイルでは、[詳細セキュリティ設定]ダイアログボックスの[ファイルアクセス]一覧に表示されるそのファイル自体への参照が含まれています。これにより、[ファイルアクセス]一覧に参照を手動で追加することなく、このファイルのデータソースがそれ自体を参照でき、コピーされたファイルまたはクローンファイルが相互に連携できるようになっています。
[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 11の新機能:ファイルセキュリティの改善(FAMLog)
FAMLog News Archive:第86回 2019年秋号
September 04, 2019
■FileMaker Server 18.0.2 アップデータが公開(2019年7月)
FileMaker Server 18.0.2 アップデータが2019年7月に公開されました。バージョン18.0.2では、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっています。
[関連]FileMaker Server 18.0.2 アップデータが公開(FAMLog)
■FileMaker, Inc.がClaris International Inc.に社名を変更(2019年8月)
FileMaker, Inc.が2019年8月にClaris International Inc.(クラリス インターナショナル インク)に社名を変更しました。同時に、Stamplay社を買収したことも発表されており、Claris社はStamplayのサービスを統合した新サービスであるClaris Connectの提供を今後開始する予定であるとのことです。
[関連]FileMaker, Inc.がClaris International Inc.に社名を変更(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:完全アクセスのないアカウントを管理するアクセス権
September 03, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、完全アクセスのないアカウントを管理するアクセス権が新たに導入されています。
バージョン18の[アクセス権セットの編集]ダイアログボックスには[完全アクセスのないアカウントを管理]という設定項目が追加されています。[完全アクセスのないアカウントを管理]アクセス権が割り当てられているアカウントである場合には、[完全アクセス]アクセス権セットが付与されていなくても、アカウントアクセス管理や既存のアクセス権セットの割り当てを実行できるようになります。
ただし、[完全アクセス]アクセス権セットが割り当てられているアカウントの有効化・無効化や、[完全アクセス]アクセス権セットを任意のアカウントに割り当てることはできません。
[関連]FileMaker Pro Advanced の [セキュリティの管理] ダイアログボックスの変更(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Master Book 中級編(バージョン18対応)
August 09, 2019
FileMaker 18に対応したトレーニング教材「FileMaker Master Book 中級編」が無料でダウンロードできるようになり、冊子版の販売も開始されています。
本書は、FileMaker Pro Advancedでカスタム Appを作成したことがある方が「ネットワーク上で共有されて、複数人が利用するカスタム Appの作成について学ぶこと」を目的としています。FileMaker Master Bookは、中級編だけでなく、6月に発売済みの初級編および今後発売予定の上級編からなる全3部構成となっています。
FileMaker Master Book 中級編の冊子版はFileMaker Storeでは2,800円(税別)で販売されていますが、PDF版であれば無料でPDFファイルをダウンロードできます。
[関連]FileMaker Master Book 初級編(バージョン18対応)(FAMLog)
FileMaker Server 18.0.2はJavaを非同梱
August 01, 2019
FileMaker Server 18.0.2では、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっています。
FileMaker Server 18.0.2を新規にインストールした場合、カスタムWeb公開もしくはFileMaker WebDirectを使用するにはOracle JREまたはOpenJDKのいずれかをインストールする必要があります。なお、Oracle JREを利用する場合にはOracle Java SE Subscriptionをオラクル社から購入する必要があります。
バージョン18.0.2ではAdmin ConsoleでWeb公開エンジンを起動しようとすると、[Java Runtime Environment の使用]ダイアログボックスが表示されるようになっており、Oracle JREまたはOpenJDKのいずれかを一度選択する必要があります。後から使用するJREを変更する手順については特に明記されていないので、JREの選択手順やOpenJDKのインストール方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18.0.2 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 18.0.2 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Pro 18.0.2 Advanced アップデータが公開
July 30, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 18.0.2 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン18.0.2では、ライセンス証明書のパスにASCII以外の文字が含まれている場合にFileMaker Pro Advanced インストーラがライセンス証明書を見つけることができない問題や、特定の状況で[レコードのインポート]スクリプトステップのデータソースとしてXMLデータが指定された場合にアプリケーションが予期せず終了する問題などが修正されています。
FileMaker Pro Advanced 18.0.2ではOpenSSL 1.1.1を使用するようになっており、これにより、SHA(SHA-0)ハッシュアルゴリズムがサポートされなくなっています。CryptAuthCode、CryptDigest、CryptGenerateSignatureおよびCryptVerifySignature関数のアルゴリズム引数にSHAを設定すると、返り値として「?」が返されるようになっています。
FileMaker Server 18.0.2 アップデータが公開
July 26, 2019
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 18.0.2 アップデータ」を公開しています。
OpenSSLがバージョン1.1.1に更新されたFileMaker Server 18.0.2では、macOSにおいて特定の状況でHTTPサーバープロセスの再起動が必要となる処理を実行した後にHTTPサーバープロセスが開始しない問題や、Windows Serverにおいてライセンス証明書のパスにASCII以外の文字が含まれている場合にFileMaker Server インストーラがライセンス証明書を見つけることができない問題などが修正されています。
なお、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっており、Web関連のサービスを使用するにはOpenJDKまたはOracle JREのいずれかをインストールもしくはいずれかの利用を選択する必要があります。FileMaker Serverのアップデート方法やOpenJDKのインストール方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18.0.2 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17 および 18 でのセキュリティ設定(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Server 18の新機能:スペイン語をサポート
July 22, 2019
FileMaker Server 18では、スペイン語が新たにサポートされています。
FileMaker Server 17でサポートされる言語は、日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語およびスウェーデン語でしたが、FileMaker 18 プラットフォームではスウェーデン語版のFileMaker Serverは提供されなくなっています。
結果として、FileMaker Server 18でサポートされる言語は、日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語およびスペイン語の6言語となっています。
[関連]FileMaker Server 18 技術仕様(FileMaker)、FileMaker 18 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(FileMaker ナレッジベース)
AdoptOpenJDK 8 update 222が公開
July 18, 2019
AdoptOpenJDK 8 update 222(jdk8u222-b10)が公開されています。
AdoptOpenJDK 8 update 222では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。2019年2月にOracle社によるJava 8の商用向け公式サポートが終了したことに伴い、Javaのセキュリティアップデートを行う際には、Oracle Java SE SubscriptionをOracle社から購入する、もしくはオープンソースの実装であるOpenJDK 8に移行する必要が出てきます。
FileMaker ナレッジベースの記事では、Oracle JREをアンインストールしてAdoptOpenJDK 8に移行する手順が記載されていますが、手動で行う手順が含まれているだけでなく、FileMaker Serverを再起動する必要があります。そのため、AdoptOpenJDKに移行する場合にはテストを十分に行った上で作業することが推奨されます。
[関連]FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する(FAMLog)