FAMLog
FileMaker Pro 8はFileMaker Pro 7のファイルフォーマットを踏襲
October 07, 2005
FileMaker Pro 8のデータファイルフォーマットは、バージョン7のファイルフォーマットを踏襲しています。同じファイルフォーマットであるため、FileMaker Pro 8はFileMaker 7のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、FileMaker Pro 8では新しい関数や機能が数多く追加されているため、FileMaker Pro 8の新機能を利用して作成されたデータベースファイルをFileMaker Pro 7(もしくはFileMaker Developer 7)で開いた場合には、該当部分が正常に動作しないことが推測されます。
FileMaker Pro 8で開いたり、作成したデータベースファイルを、FileMaker Pro 7を使ってレイアウトやデータベース定義に関連する部分を変更しないことが推奨されるでしょう。
ModSecurity 1.9RC1
October 06, 2005
Webサーバーへの侵入の検知および防御を目的としたApacheのモジュール「ModSecurity 1.9RC1」がリリースされています。
ModSecurity 1.9RC1は、バージョン1.9系列正式版の最初の候補版であり、従来のバージョンと比較して数多くの点において改良が加えられたものとなっています。
ModSecurity 1.9の正式版は2005年10月31日頃にリリースされる予定になっているそうです。
Mac版GN-Byte
September 28, 2005
株式会社ジーネクストが、FileMaker 7以降で利用できなくなったバイト関数群を外部関数として利用することを可能にするFileMakerプラグイン「GN-Byte」のMac版を2005年9月26日から無償で配布しています。
GN-Byteは、FileMaker 7以降で利用できなくなったLeftb、Rightb、Lengthb、Middleb、PositionbおよびReplacebの各関数を、外部関数として利用できるようにするプラグインです。
今回新たにMac版が提供されるようになりましたが、同時にWindows版もFileMaker 7ネイティブ版に対応したものが配布されています。
FileMaker Server 8 Advanced Development License
September 21, 2005
米国では、FileMaker Developer 7にFileMaker Server 7 Advancedの開発・テスト用ライセンスが付属していましたが、FileMaker Developer 7の後継にあたるFileMaker Pro 8 AdvancedにはFileMaker Server Advancedの開発・テスト用ライセンスが含まれなくなっています。
FileMaker Server 8 Advanced Development Licenseは、FileMaker Pro 8 Advancedには含まれず、FileMaker Server 8 Advancedが出荷され次第、FileMaker Solutions Alliance(FSA)のメンバーにのみ提供されるように変更されています。
なお、このDevelopment Licenseについては日本のファイルメーカー社からはこれまで特に案内されていませんので、Development Licenseの提供が今後日本でも行われるかについては現在も不明のままです。
(2006/01/13追記:日本のFSAメンバーにも上記の開発ライセンスが提供されることになりました。)
APPLE-SA-2005-09-13 Java Security Update
September 16, 2005
Mac OS X v10.3.9を対象とした「Java Security Update」がAppleからリリースされています。
Java 1.3.1 and 1.4.2 Release 2がMac OS X v10.4以降向けのものであるのに対し、今回リリースされたJava Security UpdateはMac OS X v10.3.9向けのものです。
このアップデートによりセキュリティ上の問題(CAN-2005-2527、CAN-2005-2530およびCAN-2005-2738)が修正されると共に、Java 1.4.2はバージョン1.4.2_09に、Java 1.3.1はバージョン1.3.1_16に更新されます。
FileMaker Pro 8の動作環境
September 02, 2005
Mac版FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedの動作環境は、Mac OS X v10.3.9もしくはMac OS X v10.4となっています。
FileMaker Pro 7では128MBのRAMが動作に必要でしたが、バージョン8では256MB以上のRAMが要求されるようになっていて、さらにMac OS X v10.2.8が動作環境の対象から外されています。
Windows版FileMaker Pro 8およびFileMaker Pro 8 Advancedの動作環境は、Windows 2000(Service Pack 4)もしくはWindows XP(Service Pack 2)となっていますが、Pentium III 500MHz以上のプロセッサーと256MB以上のRAMが要求されるようになっています。
FileMaker 8 製品ライン発表
August 30, 2005
FileMaker, Inc.が「FileMaker Pro 8」を始めとするFileMaker 8 製品ラインを発表しています(日本語訳)。
米国では「FileMaker Pro 8」および「FileMaker Pro 8 Advanced」(旧称FileMaker Developer)の販売がすでに開始されており、FileMaker 8 製品ラインの残りの製品である「FileMaker Server 8」、「FileMaker Server 8 Advanced」および「FileMaker Mobile 8」は本年秋に出荷される予定となっています。
ただし、FileMaker 8 製品ラインの各製品について、日本市場での発売、仕様、価格等については現在のところ未定であり、後日報道発表およびファイルメーカー社のWebサイトで詳細が案内されるとのことです。
デュアルCPUでWeb公開エンジンが応答しなくなる
August 19, 2005
FileMaker Server 7 Advancedにおいて、マシンがデュアルCPU構成もしくはWindowsプラットフォームでハイパースレッディングが有効になっていると、Web公開エンジンが応答しなくなったり、突然予期せぬエラーが発生することがあることについて説明した記事がFileMaker Knowledge Baseで掲載されています。
Windowsプラットフォームでハイパースレッディングを有効にしている場合は、ハイパースレッディングを無効にしてマシンを再起動することで、問題が解決する可能性があるとのことです。
Mac OS Xの場合は、一時的にシングルCPUとして機能させる方法もありますが、この方法は実際に運用する場合には勧められるものではありません。当面はデュアルCPUマシンでの使用は避ける必要がありそうです。
(関連資料)Web 公開エンジンが応答しなくなる(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)
(2006/02/14追記:FileMaker Server 8 Advancedでは上記の問題は解決されています。)
FX.php 4.0
August 15, 2005
PHPからFileMakerのデータベース処理を可能にするクラス「FX.php」のバージョン4.0がリリースされています。
FX.php 4.0では新居雅行氏が作成した日本語対応部分(FX_charset)が統合され、FX.phpだけで入出力部分のエンコードを指定できるようになっています。これによりFX_charsetを別途使用する必要がなくなりました。
その他にも、FX.phpのデータセットの理解に役立つ「FX Parser」というユーティリティが付属するようになり、新たにODBCのサポートが追加されるなど、数多くの機能が追加されています。
FileMaker 7のセキュリティ改善点 (1)
August 01, 2005
FileMaker 7は、バージョン6およびそれ以前と比較して、セキュリティ面で多くの点が改善されています。
アカウントとパスワードを組み合わせてデータベースを保護できるようになった他、FileMaker Pro 7では1つのファイル内で複数のテーブルがサポートされるようになったため、1組のアカウントとアクセス権セットで、単一のファイルに複数のテーブルが含まれるデータベースを保護できます。
1つのファイルの中に複数のテーブルを入れるように設計すれば、複数のファイルを使用したときと違って、ファイルごとにアカウントやアクセス権セットを作成する必要がなくなります。