FAMLog
リレーションで極めるファイルメーカー7
February 21, 2005
ラトルズ社から刊行される「リレーションで極めるファイルメーカー7」が2005年2月25日に発売されます。バージョン7で劇的な進化を遂げたFileMakerのリレーショナルデータベース機能に焦点をあてた書籍で、価格は税込2,940円です。
リレーションシップを活用すると、より高度な処理をシンプルに実現できますが、同書籍ではリレーショナルデータベースシステムの設計理論と構築方法を系統だてて基礎から解説しています。
[関連]リレーションで極めるファイルメーカー7:追加情報(FAMLog)
(2007/01/04追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
スクリプト実行用クエリー引数
February 18, 2005
頻繁に実行される処理を自動化したり、複数の処理を組み合わせる場合には、FileMaker ProのScriptMaker機能を使用します。ScriptMakerをカスタムWeb公開とともに使用することで、WebユーザーはFileMakerスクリプトを用いてあらかじめ定義された一連の処理を実行することができます。
FileMaker 7では約70のスクリプトステップがWeb互換としてサポートされていて、-scriptや-script.prefind、-script.presortクエリー引数を使用することにより、カスタムWeb公開でスクリプトを実行できます。
-script.prefindクエリー引数はレコードの検索およびソートの前に実行するスクリプトを指定する際に使用し、-script.presortクエリー引数はレコードの検索の後でソート前に実行するスクリプトを指定する際に使用します。
FileMaker Server 7 AdvancedはXSLT 1.0に準拠
February 16, 2005
FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開は、XSL Transformations (XSLT) 1.0およびXML Path Language (XPath) 1.0の仕様に準拠しています。
XSLTはXML文書を変換するための言語であり、XPathはXML文書の中の特定の要素を指し示す記述方法を定めた規格です。共にW3C勧告として公開されている標準仕様です。
なお、Web公開エンジンでは、XML文書の書式設定に用いられるXSL-FO(XSL Formatting Objects)はサポートされていません。
クエリーコマンドを使用する際の注意点 (4)
January 27, 2005
FileMaker Server 7 Advancedにおいて、クエリー文字列で使用されるデータベース名、レイアウト名、およびフィールド名では、大文字と小文字は区別されません。
例えば、SampleLayoutという名称のレイアウトを利用する際に、「-lay=SampleLayout」だけでなく「-lay=samplelayout」というようにもクエリー文字列内で指定することができます。
ただし、XSLTスタイルシート内の記述では、大文字と小文字が区別されるため、データベースで使用されている実際の名称に完全に一致させる必要があります。
データベースのフィールド名が「LastName」である場合には、<xsl:value-of select="fmrs:field[@name='LastName']" />というように、フィールドの名称が完全に一致するように記述しなければなりません。
クエリーコマンドを使用する際の注意点 (3)
January 25, 2005
FileMaker Server 7 Advancedでは、クエリーコマンドおよびクエリー引数の名称は、-findや-dbのように小文字で指定する必要があります。
-Findおよび-DBのように大文字を利用して指定すると、無効なコマンドと認識されて正常に処理されません。
ただし、フィールド名クエリー引数およびフィールド名.op(比較演算子)クエリー引数で使用されるフィールド名については、必ずしも小文字である必要はないようです。
しかしながら、フィールド名クエリー引数とフィールド名.opクエリー引数のフィールド名が完全に一致していない場合だと(例:id=1&ID.op=neq)、比較演算子の指定が正常に処理されないため、その点は注意する必要があります。
AutoUpdate Example for FileMaker Server 7
January 21, 2005
Troi Automatisering社が、FileMaker Server 7の自動更新機能の使用方法を紹介するためのサンプルファイルを配布しています。
FileMaker Serverの自動更新機能を利用すると、FileMaker Server上にある最新のプラグインが、FileMaker Proクライアントに自動的にインストールされるようにすることができます。
Mac版のプラグインで自動更新機能を利用するためには、プラグインファイルをtarコマンドで圧縮された形式のものを利用する必要があります。Troi Automatisering社のWebページからはサンプルファイルと共に、tarで圧縮された同社のプラグインファイルも配布されています。
処理命令
January 20, 2005
FileMaker XSLTスタイルシートにおいて<?xslt-cwp-query?>処理命令を使用することにより、XMLデータを要求するクエリーコマンドおよび引数をあらかじめ定義しておくことができます。
(使用例)
<?xslt-cwp-query params="-grammar=fmresultset&-db=dbname
<?xslt-cwp-query?>処理命令は、FileMaker Server Advanced固有の処理命令です。この処理命令を使用すると、あらかじめ定義したクエリーコマンドや引数が優先されるため、クエリーコマンドとクエリー引数の不正使用を防止することができます。
URLのクエリー文字列でクエリーコマンドや引数を指定する必要もないため、URLを短くできる利点もあります。
クエリーコマンドを使用する際の注意点 (1)
January 19, 2005
FileMakerクエリー文字列でクエリーコマンドおよび引数を使用する場合には、いくつか注意すべき点があります。
まず重要な点として、FileMakerクエリー文字列に含めるクエリーコマンドは、1つだけにする必要があります。クエリーコマンドを指定しなかったり、2種類以上のクエリーコマンドを指定すると、データベースに接続できず正常に処理されません。
XSLTスタイルシート内の<?xslt-cwp-query?>処理命令でクエリーコマンドを指定しなかった場合には、Webブラウザーでアクセスするときに、URLのクエリー文字列でクエリーコマンドを指定する必要があります。
エラー処理対策およびセキュリティ上の観点からすると、<?xslt-cwp-query?>処理命令でクエリーコマンドを指定することが推奨されるでしょう。
Xsan
January 05, 2005
アップルが、エンタープライズクラスのストレージエリアネットワーク(SAN)ファイルシステム「Xsan(エックスサン)」の出荷を開始し、2005年1月5日から1システム税込102,900円で販売されることを発表しています。
XsanはXserve G4、Xserve G5、Power Mac G4、Power Mac G5、Xserve RAIDおよびApple Fibre Channel PCI-Xカードで動作することが確認されています。
Xsanの使用にはMac OS XまたはMac OS X Serverバージョン10.3ソフトウェアがインストールされていることが必要で、XsanはBrocade、QLogicまたはEmulexなどから発売されているXsan対応ファイバーチャネルスイッチをサポートします。
FX.php 3.1
December 29, 2004
PHPからFileMaker Proのデータベースに接続するためのオープンソースのライブラリクラス「FX.php 3.1」がリリースされています。
FX.php 3.1では、FileMaker 7と共にFX.phpを使用した際に、1回のレコード追加操作で2つのレコードが作成されてしまうことがあった不具合が修正されています。
ただし、文字がコード表記される点はそのままなので、日本語での利用には注意が必要です。