FAMLog
デュアルCPUでWeb公開エンジンが応答しなくなる
August 19, 2005
FileMaker Server 7 Advancedにおいて、マシンがデュアルCPU構成もしくはWindowsプラットフォームでハイパースレッディングが有効になっていると、Web公開エンジンが応答しなくなったり、突然予期せぬエラーが発生することがあることについて説明した記事がFileMaker Knowledge Baseで掲載されています。
Windowsプラットフォームでハイパースレッディングを有効にしている場合は、ハイパースレッディングを無効にしてマシンを再起動することで、問題が解決する可能性があるとのことです。
Mac OS Xの場合は、一時的にシングルCPUとして機能させる方法もありますが、この方法は実際に運用する場合には勧められるものではありません。当面はデュアルCPUマシンでの使用は避ける必要がありそうです。
(関連資料)Web 公開エンジンが応答しなくなる(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)
(2006/02/14追記:FileMaker Server 8 Advancedでは上記の問題は解決されています。)
Mac OS X v10.4でBonjourを無効にする
August 10, 2005
Mac OS X v10.4でBonjour(旧称Rendezvous)を無効にするには、ターミナルで次のように入力します。
sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.mDNSResponder.plist
(実際には1行で入力します)
launchctlは、Mac OS X v10.4から導入されたlaunchdを制御するためのコマンドであり、サービスの開始や停止などを行うときに使用されます。
元の状態に戻す場合には、次のように入力します。
sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.mDNSResponder.plist
(実際には1行で入力します)
[参考]macosxhints - 10.4: How to disable Bonjour
[関連]Mac OS X v10.6:mDNSResponder を無効にすると DNS も無効になる(アップル)
(2007/01/04追記:「(実際には1行で入力します)」という注釈を追加しました。)
(2010/04/02追記:リンク先のページがなくなっていた箇所があったので、その部分についてはリンクを削除しました。あわせて関連記事へのリンクを追加しました。Mac OS X v10.6ではmDNSResponderプロセスを無効にするとDNSによる名前解決ができなくなってしまうので要注意です。)
SHA-1ダイジェストを確認する方法
July 01, 2005
Mac OS XでSHA-1ダイジェストを確認するには、ターミナルで次のように入力します。
/usr/bin/openssl sha1 [ファイル名 or ファイルのフルパス名]
(例)openssl sha1 MacOSXUpdate1041.dmg
配布されているファイルが正式に配布元から提供されているものか確かめるための手段の1つとして、SHA-1ダイジェストを確認することがあります。
(2016/01/27追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
Get(アプリケーションバージョン)関数
June 21, 2005
FileMaker Pro 7の関数である「Get(アプリケーションバージョン)関数」は、FileMakerのアプリケーションの種類およびバージョン情報を示す文字列を返します。
各アプリケーションに対して返される値は、次の通りです。
・FileMaker Pro:「Pro」
・FileMaker Developer:「Developer」
・FileMaker Runtime:「Runtime」
・Web公開エンジンやWebブラウザーなど:「Web Publishing Engine」
Web公開機能経由で、Webブラウザーがこの関数を利用した場合には、「Web Publishing Engine 7.0v5」という形式で値が返されます。
(2016/01/26追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
Mac OS X Update 10.3.9
April 18, 2005
Appleから「Mac OS X Update 10.3.9」および「Mac OS X Server Update 10.3.9」がリリースされています。
Mac OS X v10.3.9の主な改良点は下記の通りです。以前に単体で実施された最新のセキュリティアップデートも含まれています。
・MacとPCが混在するネットワークでのファイル共有機能、およびディレクトリサービスの信頼性
・Mail、Safari、スティッキーズなどのアプリケーションの信頼性
・他社製アプリケーション、デバイスとの互換性
ただし、Mac OS X (Server) Update 10.3.9を適用することで、Javaが起動しなくなりFileMaker Server 7 AdvancedのWeb公開エンジンに影響を及ぼす場合がありますので、運用中のシステムにこのアップデートを適用するのはしばらく見送ったほうがいいかもしれません。
[関連]Java Update for Mac OS X 10.3.9(FAMLog)
(2005/04/19追記:アップデート適用後にJavaが動作しなくなった場合の対処法に関する記事がAppleのWebサイトで掲載されています。)
(2007/01/04追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
Web公開エンジンの停止方法
April 05, 2005
FileMaker Server 7 Advanced 7.0v3 Web公開アップデートを適用する場合には、適用前にウィルス検出ソフトウェアを無効にした上でFileMaker Server Web公開エンジンを停止する必要があります。
Mac OS XにおいてWeb公開エンジンを停止させるには、Terminalで次のように入力します。
sudo SystemStarter stop "FileMaker Web Publishing"
なお、Web公開エンジンを起動するには、Terminalで次のように入力します。
sudo SystemStarter start "FileMaker Web Publishing"
(2007/01/04追記:リンク先のURLを変更しました。)
(2008/08/29追記:Mac版FileMaker Server 9ではSystemStarterコマンドでWeb公開エンジンの起動および停止はできなくなっています。)
ファイルメーカー 6 ファミリ製品の出荷終了日
March 25, 2005
ファイルメーカー社が、ファイルメーカー 6 ファミリ製品の出荷終了日についてWebページで案内しています。
案内によると、ファイルメーカー 6 ファミリ製品が各製品の動作環境以外の動作環境には対応しないとの条件付きで、FileMaker, Inc.からの出荷終了日までファイルメーカー 6 ファミリ製品がFileMaker Web Storeを通じて提供されるとのことです。ファイルメーカー 6 ファミリ製品についてFileMaker, Inc.からの出荷終了日は以下の通りとなっています。
ファイルメーカーPro 6 Unlimited:2005年3月31日
ファイルメーカーPro 6:2005年9月15日
ファイルメーカー Developer 6:2005年9月15日
ファイルメーカー Server 5.5: 2005年9月15日
ファイルメーカー Mobile 2.1:2005年9月15日
ファイルメーカー Mobile for i-mode:2005年9月15日
(2007/01/04追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
バージョン7でサポートされなくなった引数名 (2)
January 18, 2005
FileMaker Server 7 Advancedでは、エラー処理関連やメール送信関連の変数タグもサポートされなくなっています。
下記の変数タグがCDMLのエラー処理に使用されていましたが、バージョン7ではエラーはXSLTスタイルシートで処理されます。
-error
-errnum
-errfmtfield
サポートされなくなったメール送信関連の変数タグは下記の通りで、Web公開エンジンでメールの送信を実行するには、FileMaker XSLT拡張関数を使用することになります。
-mailto
-mailfrom
-mailhost
-mailformat
-mailcc
-mailbcc
-mailsub
バージョン7でサポートされなくなった引数名 (1)
January 17, 2005
FileMaker Server 7 Advancedでは、「-password」や「-format」、「-fmtfield」、エラー処理関連およびメール送信関連の変数タグが引数名としてサポートされなくなりました。
-passwordは、-dbopenにデータベースのパスワードを指定するために使用されていました。
-formatは、CDMLフォーマットファイルまたはXML文法を指定するために使用されていました。バージョン7ではCDMLがサポートされなくなり、XSLTスタイルシートを使用するようにWeb公開の方法が変わったことにより、-format変数タグは使用する必要がなくなっています。
-fmtfieldは、データベース内のフィールドからフォーマットファイルの情報を取得するために使用されていました。
バージョン7でサポートされなくなったリクエスト名
January 14, 2005
FileMaker Server 7 Advancedでは、「-dbopen」、「-dbclose」および「-img」がリクエスト名としてサポートされなくなりました。
-dbopenおよび-dbcloseは、リモート管理機能が有効で、「Web」フォルダにあるデータベースを開くあるいは閉じるために使用されていました。
-imgは、指定されたイメージを取得するために使用されていましたが、バージョン7では代わりにオブジェクトを取得するURL構文を使用します。