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入門OpenSSH
June 27, 2006
システム管理者の立場からOpenSSHの使い方を説明した書籍「入門OpenSSH」が秀和システムから2006年6月に発売されています。
この書籍は、OpenSSHの概略とその仕組み、インストール方法、実践的な使い方からトラブルシューティング、安全に使うためのさまざまなアイデアなどについて紹介されていて、Linux、FreeBSD、SolarisおよびMac OS Xに対応した内容になっています。sshdサーバーデーモンへのパスワード総当たり攻撃を検知、阻止するためのツールとして、DenyHostsも紹介されています。
なお、この書籍の正誤表、および刊行後に更新された情報については、下記のURLで掲載される予定になっているとのことです。
http://www.unixuser.org/~euske/openssh-intro/
定価:2,415円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 256
著者:新山 祐介
出版社:秀和システム
ISBN:4-7980-1348-X[Amazon.co.jpで購入...]
FileMaker Server 8のデフォルトバックアップフォルダ
June 26, 2006
FileMaker Server 8では、[データベースのバックアップ]タスクスケジュールが実行されると、ホストされているデータベースファイルは通常下記のフォルダ内にバックアップされます。
(Mac版)
/Library/FileMaker Server/Data/Backups/
(Windows版)
\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Data\Backups\
FileMaker Server Admin ツールを使用すれば、上記のデフォルトバックアップフォルダのパスを指定、変更することができます。パスは、FileMaker独自の形式で指定し、「filemac:/」もしくは「filewin:/」で始まりスラッシュ(/)で終わるようにしなければなりません。
(指定例)
filemac:/Macintosh HD/Library/FileMaker Server/Data/Backups/
filewin:/C:/Program Files/FileMaker/FileMaker Server/Data/Backups/
なお、デフォルトデータベースフォルダ、およびそのサブフォルダにあるデータベースは、FileMaker Serverの起動時にすべて自動的に開かれるため、デフォルトバックアップフォルダのパスとしてそれらのフォルダを使用しないように注意する必要があります。
[関連]FileMaker Server 8のデフォルトデータベースフォルダ
fmsadminコマンドの活用 (3)
June 23, 2006
FileMaker Server 8およびFileMaker Server 7のfmsadminコマンドを利用すると、CLI(コマンドラインインターフェース)でホストされているデータベースファイルをバックアップすることができます。
fmsadminコマンドを使って、ホストされているデータベースファイルをバックアップするには、BACKUPコマンドを使用します。データベースファイルが開かれている状態でもバックアップが可能であり、クライアントによるファイルの使用を妨げることなく、ライブバックアップを実行することができます。
(構文)
fmsadmin BACKUP [FILE...] [PATH...] [options]
(使用例)
$ fmsadmin backup
$ fmsadmin backup DATABASENAME
$ fmsadmin backup -d "filemac:/Macintosh HD/Library/FileMaker Server/Data/Backups/"
パスを指定しなかった場合には、データベースはデフォルトバックアップフォルダにバックアップされます。また、ファイルを指定しなかった場合、ホストされているデータベースがすべてバックアップされます。
オプションには「-d」もしくは「--dest」を指定することができます。このオプションを利用すると、指定したパスにデータベースをバックアップします。指定したパスが存在しない場合は、通常FileMaker Serverによってフォルダが作成されることになります。
FileMaker Server 8のデフォルトデータベースフォルダ
June 07, 2006
Mac版FileMaker Server 8では、ホストするデータベースファイルを以下のフォルダ内に通常配置します。
/Library/FileMaker Server/Data/Databases/
Windows版FileMaker Server 8では、以下のフォルダにデータベースファイルを配置します。
\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Data\Databases\
デフォルトデータベースフォルダのパスは、バージョン7とは一部違っています。
Mac OS Xでは、上記のデータベースフォルダとサブフォルダは、「fmsadmin」グループが所有する必要があります。また、データベースフォルダ内に配置されたデータベースは、グループが読み書き可能であることが必要です。ただし、アクセス制御リスト(ACL)を利用すればこの限りではありませんが、FileMaker Server 8 管理者ガイドによると、ACLの使用は正式にはサポートされていない可能性があります。
[関連]FileMaker Server 7のデフォルトデータベースフォルダ
APPLE-SA-2006-04-03 Mac OS X v10.4.6
April 10, 2006
Mac OS X v10.4.6にはセキュリティ脆弱性を修正するアップデートも含まれていて、ファームウェアのセキュリティ脆弱性が修正されます。
IntelベースのMacにおいて、物理的にコンピューターにアクセスできる場合に、ファームウェアパスワードを迂回することができた問題(CVE-2006-0401)がバージョン10.4.6で修正されています。
Mac OS X v10.4.6は、システム環境設定のソフトウェア・アップデート、もしくはAppleのWebサイトから入手できます。
FileMaker 8 インスタントWeb公開の新機能と改善点 (5)
April 03, 2006
FileMaker 8のインスタントWeb公開機能では認証方式が変更され、Basic認証(基本認証)からフォームベースの認証方式に変更されました。
Web経由でデータベースに接続するために認証が要求される場合には、ログイン情報を入力するためのフォームが用意されたページが表示されるようになり、アカウント名にISO 8859-1(Latin-1)文字セット以外の文字も使用できるようになっています。
従来のバージョン7ではBasic認証を利用していたことで、Webブラウザーがアカウント名とパスワードを記憶していたため、インスタントWeb公開において[ログアウト]スクリプトステップが意図した通りに機能しない場合がありました。フォームベース認証に変更されたことでその点も解消され、より望ましい形で[ログアウト]スクリプトステップが機能するようになったと言えます。
FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧
March 20, 2006
FileMaker 8では、新しい関数が追加され、ファイルの場所と名前を計算するパス関数や、取得、論理、テキストおよび書式設定の関数などが新設されています。
バージョン8で追加された関数一覧は下記の通りです。
・Get ( デスクトップパス )
・Get ( ドキュメントパス )
・Get ( FileMakerパス )
・Get ( 環境設定パス )
・Get ( システムドライブ )
・Get ( ホストIPアドレス )
・Get ( 開いているレコード数 )
・Get ( レコードのオープン状態 )
・Get ( カスタムメニューセット名 )
・Get ( 検索条件除外状態 )
・Get ( スクリプトの結果 )
・Get ( システム書式使用状態 )
・Get ( テキスト定規表示 )
・Get ( ツールバーの表示状態 )
・Get ( ウインドウのズームレベル )
・GetAsBoolean
・GetNthRecord
・GetValue
・TextColorRemove
・TextFontRemove
・TextFormatRemove
・TextSizeRemove
(2020/01/18追記:リンク先のページがなくなっていたので、関連リンクを削除しました。)
(2022/04/19追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
こんなん欲しかってん キャンパスツール Part 2
February 20, 2006
同志社大学、同志社女子大学およびファイルメーカー株式会社の産学共同プロジェクトのもと、同大学の学生自身の手で「こんなん欲しかってん キャンパスツール Part 2」が開発され、同志社大学のWebサイトで本日より一般公開されています。
このツールは、昨年好評だった「こんなん欲しかってん キャンパスツール」の第2弾です。同ツールには、「ゼミtool」と「ライブラリtool」、および「授業tool」「資料tool」「住所tool」の英語版が含まれます。
なお、同ツールの作者が、作成エピソードを交えながら、この新キャンパスツールのデモやプレゼンテーションを以下の日程で行う予定となっています。
・Apple Store, Ginza:2006年2月25日(土)13:00〜14:00
・Apple Store, Shinsaibashi:2006年2月26日(日)17:00〜18:00
(2007/01/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを一部削除しました。)
FileMaker 8 Products and Rosetta
February 06, 2006
FileMaker Pro 8とFileMaker Pro 8 Advancedは、RosettaによりIntelベースのMacでの動作がサポートされていると、ファイルメーカー株式会社が案内しています。
FileMaker Pro 8.0v2およびFileMaker Pro 8.0v2 Advancedは、Rosetta環境下で十分にテストされ、その互換性が確認されています。ただし、Rosetta環境下でのパフォーマンスが最適値を下回ること、およびRosetta環境下ではODBCドライバーをロードできない、といった制限があるとのことです。
IntelベースのMacとPowerPC搭載のMacの両方でネイティブに動作するFileMakerソフトウェアのUniversal版の開発はすでに始まっているようですが、FileMaker Server 8およびFileMaker Server 8 Advancedについては、Rosetta上での動作がサポートされていません。また、FileMaker Mobile 8も現時点ではRosetta上での動作がサポートされていないと案内されています。
(2006/03/24追記:FileMaker Mobile 8がRosetta上で動作しないという記述を、Rosetta上での動作がサポートされていないという記述に修正しました。)
FileMaker Pro 8の新機能:ファイルパスでの変数の使用
January 25, 2006
FileMaker Pro 8では新たに変数を使用できるようになりましたが、スクリプトや計算式だけでなく、ファイルパスにおいても変数を使用できます。
次のスクリプトステップでは、変数によってファイルまたはフォルダへのパスを動的に指定できます。これにより、任意のファイル名でファイルをエクスポートする、といったことなどがバージョン8で可能になっています。
・ピクチャを挿入
・QuickTime を挿入
・フィールド内容のエクスポート
・レコードのインポート
・レコードのエクスポート
・レコードを Excel として保存
・レコードを PDF として保存
・名前を付けて保存
・ファイルを変換
・ファイルの修復
・メールを送信([ファイルを添付]オプション)
・Event を送信
・DDE コマンドを送信