FAMLog
FX.php 4.1
September 01, 2005
PHPからFileMakerのデータベース処理を可能にするライブラリクラス「FX.php」のバージョン4.1がリリースされています。
メンテナンスリリースであるFX.php 4.1では、FX Parserがアップデートされ、新たにSetPortalRow関数およびSetFMGlobal関数が追加されています。
また、CAFEphpに関連した不具合も修正されています。
ICU4J 3.4
August 02, 2005
Unicodeのサポートやソフトウェアの国際化に必要な機能を提供するJavaライブラリ「ICU4J 3.4」が公開されています。
ICU4J 3.4では、Unicode 4.1およびCLDR 1.3がサポートされた他、文字セットの判別に利用できるAPIが新しく追加されています。
ICU4Jを利用すると、Unicodeの正規化処理や、西暦と和暦の変換などが可能になります。
Jakarta Commons Codecでメッセージダイジェストを生成
July 22, 2005
The Jakarta Projectの「Commons Codec」は、よく利用されるエンコードおよびデコード処理の機能を提供するJavaのライブラリです。
Commons CodecのDigestUtilsクラスには、SHA-1およびMD5のダイジェストを生成するメソッド(shaHex、md5Hex)が含まれているので、このライブラリをFileMaker Server AdvancedのWeb公開エンジンに追加することにより、XSLTスタイルシートからメッセージダイジェストを手軽に生成することが可能になります。
Commons Codecはメッセージダイジェストを生成する以外に、Base64やURLエンコード、Quoted-Printable形式など、各種エンコードおよびデコード処理を行うクラスが用意されています。
サーバーサイドで処理されるJavaScriptの有効化 (1)
July 11, 2005
FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開では、Xalan-Javaの拡張機能を用いて、XSLTスタイルシートにおいてサーバーサイドで処理されるJavaScriptを記述できます。
JavaScriptを使用できるようにするにはFileMaker, Inc.のWebサイトで配布されている2つのライブラリファイル(bsf.jar、js.jar)をWeb公開エンジンに追加します。
これらのライブラリファイルは、Javaのライブラリファイルを追加するために用意されているフォルダの中に配置します。Web公開エンジンを再起動すると、サーバーサイドで処理されるJavaScriptが有効化されます。
Web公開エンジンにJavaのライブラリを追加する
July 08, 2005
FileMaker Server 7 AdvancedのXSLTを使用したカスタムWeb公開では、Javaのライブラリファイルを追加することで、追加したライブラリに含まれるメソッドをXSLTスタイルシートで使用することができます。
Javaのライブラリファイルは下記のフォルダ内に配置して、Web公開エンジンを再起動することで、ライブラリを利用できるようになります。
(Mac)
/Library/FileMaker Server 7/Web Publishing/publishing-engine/cwpe/WEB-INF/lib
(Windows)
C:¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server 7¥Web Publishing¥publishing-engine¥cwpe¥WEB-INF¥lib
[関連]バージョン8以降でWeb公開エンジンにJavaライブラリを追加する方法(FAMLog)
(2008/11/13追記:Windows版におけるフォルダのパスが正しくなかったので修正しました。あわせて関連記事へのリンクを追加しました。)
mod_ssl 2.8.23-1.3.33 for OpenSSL 0.9.8
July 07, 2005
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8」がリリースされたことに伴い、OpenSSL 0.9.8に対応したApache 1.3.33用のSSLモジュール「mod_ssl 2.8.23-1.3.33」が公開されています。
OpenSSL 0.9.8では数多くの新機能が追加され、opensslコマンドで作成されるデフォルトのダイジェストがMD5からSHA-1のアルゴリズムに変更されています。
なお、Apache 2.0ではmod_sslが同梱されていますが、OpenSSL 0.9.8への対応は近々リリースされる予定であるApache 2.0.55で対応するようです。
Xalan-Java Extensions
July 05, 2005
FileMaker Server 7 AdvancedのWeb公開エンジンに使われているXSLTプロセッサーであるXalan-Javaの拡張機能を利用すると、XSLTスタイルシートで直接JavaやJavaScriptを利用することが可能になります。
この拡張機能はXalan-Java独自の機能ですが、XSLTからJavaのメソッドを関数として呼び出したり、豊富にあるJavaのライブラリを利用したり、JavaScriptを始めとするスクリプト言語を使って独自の拡張関数を作成することなどにより、Web公開エンジンの機能を拡張できます。
スクリプト言語を使用できるようにするにはFileMaker, Inc.のWebサイトで配布されている2つのライブラリファイルを追加して有効にする必要がありますが、Javaのメソッドを使うにあたってはライブラリファイルを別途追加する必要はありません。
FX.php 3.1
December 29, 2004
PHPからFileMaker Proのデータベースに接続するためのオープンソースのライブラリクラス「FX.php 3.1」がリリースされています。
FX.php 3.1では、FileMaker 7と共にFX.phpを使用した際に、1回のレコード追加操作で2つのレコードが作成されてしまうことがあった不具合が修正されています。
ただし、文字がコード表記される点はそのままなので、日本語での利用には注意が必要です。
FX.php 3.0
September 06, 2004
iViking.orgがFX.php 3.0をリリースしています。
FX.phpは、PHPからFileMaker Proのデータベースに接続するためのオープンソースのライブラリクラスです。FileMaker Pro WebコンパニオンもしくはFileMaker Server 7 AdvancedがHTTP経由で出力するXMLを解析・処理します。
FX.php 3.0では新たにFileMaker Server 7 Advancedに対応してます。また、オブジェクト指向の柔軟なエラー処理が可能となり、オブジェクトフィールドの取り扱いを改善するなどの機能追加・改善点が含まれています。
(2007/01/02追記:「Web コンパニオン」を「Webコンパニオン」に修正しました。)
Mac OS X v10.4 "Tiger"のFreeBSD由来の部分はFreeBSD 5.xベースに
July 02, 2004
Mac OS X v10.4 "Tiger"の核となるソフトウェアはMachやFreeBSDなどがベースとなっていますが、FreeBSD由来の部分はFreeBSD 5.xベースにアップグレードされ、機能強化点として下記の項目が挙げられています。
・対称型マルチプロセッシング(SMP)のスケーラビリティ向上
・Systemライブラリ(libSystem)による64ビットメモリポインタのサポート
・アクセス制御リスト
・次世代の起動デーモン(launchd)とアプリケーションロギングの一元化によるネットワークサービスの向上
・アプリケーションのメタデータ検索に用いる「Spotlight」へのコマンドラインによるアクセス
・一般的なUNIXユーティリティでHFS+リソースフォークを適切に扱うことが可能に
・拡張されたUNIX API
64ビットポインタをサポートして最大16エクサバイトの仮想メモリを直接操作できるようになる一方で、従来の32ビットアプリケーションのサポートも継続されています。
(2005/04/12追記:アップルのWebページにおける記述にあわせMachに関する記述を追加し、あわせてタイトルを修正。)
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更し、リンク先のページがなくなっていた箇所についてはリンクを削除しました。)