FAMLog


FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチが公開

December 03, 2015

ファイルメーカー社が「FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチ」を公開しています。

このソフトウェアパッチは、バージョン14.0.4のFileMaker Server 14をバージョン14.0.4aに更新するものです。FileMaker Server 14.0.4aではセキュリティに関わる修正が行われており、OpenSSLとJavaが更新されます。OpenSSLはバージョン1.0.2dに、JavaはJava 8 Update 66に更新されます。また、OS X El Capitanで[URL から挿入]スクリプトステップを使用したスクリプトでSSL証明書エラーが返される問題も修正されています。

このソフトウェアパッチを適用すると、Admin Consoleで[データベース接続に SSL を使用する]設定を有効にしている場合に、FileMaker Pro 12、FileMaker Pro 12 AdvancedまたはFileMaker Go 12を使用しているクライアントがサーバーでホストされているソリューションに接続できなくなるとのことなので要注意です。

[関連]FileMaker Server 14.0.4 アップデータが公開(FAMLog)、OS X版FileMaker Serverに組み込まれているOpenSSLのバージョン一覧(FAMLog)、Java 8 Update 65およびJava 8 Update 66が公開(FAMLog)

(2015/12/04追記:関連記事を追加・更新し、「OpenSSLはバージョン1.0.2dに、JavaはJava 8 Update 66に更新されます。」という文章を追記しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 14.0.4 アップデータが公開

November 16, 2015

ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 14.0.4 および FileMaker Pro 14.0.4 Advanced アップデータ」を公開しています。

このアップデータは、FileMaker Pro 14またはFileMaker Pro 14 Advancedをバージョン14.0.4に更新するものです。バージョン14.0.4では、Windows版において[スクリプトワークスペース]のスクリプトパネルでスクリプトをクリックするとスクリプトがスクリプトワークスペースの別の場所にドラッグされてしまう問題や、 OS X El Capitanにおいて[URL から挿入]スクリプトステップを使用したスクリプトでSSL証明書エラーが誤って返される問題等が修正されています。

なお、FileMaker 14.0.4ではクライアント(FileMaker ProおよびFileMaker Go)とホスト(FileMaker Server)間のインタラクションに変更が加えられており、重要なセキュリティおよび製品の問題を完全に修正するためにはクライアントおよびホストの両方をFileMaker 14.0.4にアップデートする必要がある旨の案内が行われています。

[関連]FileMaker 14.0.4 - インストールに関する重要な注意事項(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14.0.4 アップデータが公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

CakePHP 2.7.5が公開

October 13, 2015

CakePHP 2.7.5が2015年10月上旬に公開されています。

CakePHP 2.7.5はCakePHP 2.7系統の保守リリースです。9月下旬にCakePHP 2.7.4が公開されていましたが、バージョン2.7.4ではWeb経由でテストを実行する際にエラーが発生するようになった箇所があったため、バージョン2.7.4で混入した不具合を修正するために急遽バージョン2.7.5が公開された次第です。

なお、一部非推奨となっている機能もあるため、CakePHP 2.6系統からCakePHP 2.7系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

Tag: Apache

FileMaker Pro 14の改善点:[URL から挿入]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション

September 15, 2015

FileMaker Pro 14では[URL から挿入]スクリプトステップに[SSL 証明書の検証]オプションが追加され、[URL から挿入]スクリプトステップがHTTPSおよびFTPSに対応しました。

FileMaker Pro 13 ヘルプには「https、httpspost、およびftps の利用にはセキュリティ上の問題が発生する可能性があることに注意する必要があります。FileMaker は、指定されたサーバーが本当に応答していることを検証するための認証チェックを実行できません。」と記載されており、暗号化通信には対応していませんでした。バージョン14で[SSL 証明書の検証]オプションが追加されたことは上記の問題が修正されたことを意味します。すなわち、HTTPSおよびFTPS経由でコンテンツをダウンロードして暗号化通信を利用する際には、[SSL 証明書の検証]オプションに必ずチェックをつける必要があります。

なお、証明書が無効かつエラー処理スクリプトステップが「オン」に設定されている場合、[URL から挿入]スクリプトステップは1633のエラーコードを返します。

[関連]FileMaker Pro 14 でのスクリプトステップの変更および機能強化の概要(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

OpenSSH 7.1が公開

August 27, 2015

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.1」が2015年8月下旬に公開されています。

OpenSSH 7.1では、OpenSSH 7.0にPermitRootLogin=prohibit-password/without-passwordでの論理的なエラーが含まれていた点が修正されています。コンパイル時の設定に依存しており、他の認証方式を禁止してrootへのパスワード認証を許可してしまう場合があったとのことです。

なお、バージョン7.0で、安全でない暗号を使用しないようにするために廃止された機能が複数あり、互換性や既存の設定に一部影響するものもあるので、古いバージョンからバージョンアップする際にはその点に留意する必要があります。

[参考]OpenSSH 7.1/7.1p1 がリリースされました.(春山 征吾のくけー)

Tag: Security

FileMaker製品のWindows 10対応状況

August 06, 2015

ファイルメーカー社が、FileMaker製品のWindows 10対応状況をFileMaker ナレッジベースで案内しています。

FileMaker Pro 14とFileMaker Pro 14 AdvancedはWindows 10をサポートしますが、Office 365を使用してメールを送信すると“不明なエラー: -1”が生成される問題があるとのことです。Windows 10のMicrosoft EdgeでFileMaker WebDirectを使用した場合には、データの確定後に改行コードが無視される、フィールド内でデータの削除ができない、オブジェクトフィールドへのファイルのドラッグアンドドロップができないなどといった複数の問題が現時点で確認されています。

FileMaker Server 14は元々Windows 7やWindows 8.1をサポートしておらず、Windows 10もサポートしません。なお、FileMaker 13およびそれ以前の製品は、Windows 10上でテストされておらず、Windows 10上での動作がサポートされていません。

[関連]Windows 10 と FileMaker 14 製品の互換性(FileMaker ナレッジベース)、Windows 10 と、FileMaker 13 以前の製品との互換性(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

CakePHP 2.6.7とCakePHP 3.0.6が公開

June 01, 2015

CakePHP 2.6.7CakePHP 3.0.6が公開されています。

CakePHP 2.6.6とCakePHP 3.0.6ではRequestHandlerComponentのセキュリティ脆弱性が修正されています。当初CakePHP 3.0.6と同時にCakePHP 2.6.6が公開されていましたが、CakePHP 2.6.6ではPHP 5.4未満で文法エラーが発生するため、その問題を修正するために急遽CakePHP 2.6.7が公開された次第です。

なお、CakePHP 2からCakePHP 3にバージョンアップする際には、移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

Tag: Apache

FileMaker Pro 13で名称が変更された関数とスクリプトトリガ

March 05, 2014

FileMaker Pro 13では一部の関数とスクリプトトリガの名称が変更されています。

バージョン13で名称が変更された関数とスクリプトトリガは次の通りです。

[関数]
・GetLayoutObjectAttributeのisFrontTabPanel属性 → isFrontPanel
・Get(トリガ現在のタブパネル) → Get(トリガ現在のパネル)
・Get(トリガターゲットタブパネル) → Get(トリガターゲットパネル)

[スクリプトトリガ]
・OnTabSwitch → OnPanelSwitch
(※左側がバージョン12、右側がバージョン13における名称)

特に、Evaluate関数で上記の関数を使用している場合には、バージョンを考慮しなければエラーになってしまうので注意が必要です。

[関連]FileMaker Pro 12で名称が変更された関数とスクリプトステップ(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 12の新機能:カスタムWeb公開ログ

August 28, 2013

FileMaker Server 12では、カスタムWeb公開機能に関するログファイルであるwpe.logファイルが生成されるようになっています。

wpe.logファイルには、アプリケーションエラー、使用状況エラーおよびシステムエラーを含む、あらゆるWeb公開エンジンに関するエラーの記録が含まれます。なお、Admin Consoldeで[カスタム Web 公開用のログを有効にする]オプションを無効にすると、wpe.logファイルにはログが記録されません。

FileMaker Server 12のカスタムWeb公開では、以前のバージョンで使用されていたwpc_access_log.txtとpe_application_log.txtファイルは、wpe.logファイルに置き換えられています。バージョン12では、wpc_access_log.txtとpe_application_log.txtファイルはインスタントWeb公開向けのログファイルとなっています。

なお、wpe.logファイルは下記の場所に保存されます。

(Mac)
/Library/FileMaker Server/Logs/wpe.log

(Windows)
<ドライブ>:¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server¥Logs¥wpe.log

Tag: FileMaker

INTER-Mediator 3.5が公開

June 25, 2013

新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.5」を公開しています。

バージョン3.5では、認証時にユーザー名に対応付けたメールアドレスを利用できるようになった他、サーバーでAPCが有効になっている場合にファイルアップロードのコンポーネントでプログレスバーを出せるようになっています。また、FileMaker Server利用時にエラーメッセージ内にパスワードが表示されないようにする修正も加えられています。

なお、INTER-Mediator関連のイベントとして、INTER-Mediator Meet-up #3が2013年7月3日(水)にKDDI ウェブコミュニケーションズ セミナールームで行われる予定となっています。参加費は無料で、参加希望者はFacebookのグループに参加の上、イベント参加を申し込む必要があります。

Tag: FileMaker

このページの上へ