FAMLog


Claris FileMaker Pro 19の新機能:バージョン19で追加された関数一覧

July 09, 2020

Claris FileMaker Pro 19では新しい関数が追加され、デバイス上で機械学習モデルを実行して画像認識やオブジェクト検出などの処理を実行できる関数や、FileMaker形式のパスを変換する関数が新設されています。

バージョン19で追加された関数一覧は次の通りです。

・ComputeModel
・ConvertFromFileMakerPath
・ConvertToFileMakerPath
・Get(ページ数)

ComputeModel関数を使用する場合には、バージョン19で追加された[機械学習モデルを構成]スクリプトステップを使用してCore MLモデルをロードしておく必要があります。なお、[機械学習モデルを構成]スクリプトステップは、iOS、iPadOSおよびmacOSでのみサポートされています。

[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加された関数一覧(FAMLog)

(2021/03/09追記:バージョン19で追加された関数の一覧にGet(ページ数)を追加しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 18の改善点:GetLayoutObjectAttribute関数

May 20, 2020

FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectでは、GetLayoutObjectAttribute関数がグラフで実行された場合にcontent属性とsource属性の結果を返すように改善されています。また、同関数がWeb ビューアで実行された場合はsource属性の結果を返すようになっています。

GetLayoutObjectAttribute関数は、レイアウト上にあるレイアウトオブジェクトの属性情報を返す関数であり、引数でオブジェクト名を指定することで対象のレイアウトオブジェクトを特定します。

FileMaker Server 17のFileMaker WebDirectでは、オブジェクト名としてWeb ビューアまたはグラフのレイアウトオブジェクトの名前を指定し、かつ属性名にcontent属性やsource属性を指定した場合は、空の文字列が返されていました。

Tag: FileMaker

Ruby 2.7.1、Ruby 2.6.6、Ruby 2.5.8およびRuby 2.4.10が公開

April 08, 2020

Ruby 2.7.1Ruby 2.6.6Ruby 2.5.8およびRuby 2.4.10が2020年3月下旬に公開されています。

Ruby 2.7.1、Ruby 2.6.6、Ruby 2.5.8およびRuby 2.4.10では、RubyにバンドルされているJSON gemにおける安全でないオブジェクトを生成できる脆弱性(CVE-2020-10663)が修正されています。Ruby 2.7.1、Ruby 2.6.6およびRuby 2.5.8では、socketライブラリに存在していた脆弱性(CVE-2020-10933)も修正されています。

なお、2020年3月31日をもってRuby 2.4系列の公式サポートが終了しています。バージョン2.4のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.4系列に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。

[関連]RubyにバンドルされているJSON gem 2.3.0ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)

Tag: Ruby

Get(スクリプトアニメーション状態)関数

February 04, 2020

FileMaker Pro Advancedの「Get(スクリプトアニメーション状態)関数」は、現在実行されているスクリプトでアニメーションが有効になっている場合は「1」(真)を、それ以外の場合は「0」(偽)を返します。

デフォルトでは、現在実行されているスクリプトでアニメーションは無効になっています。現在のスクリプトで[レイアウトオブジェクトアニメーション設定]スクリプトステップを使用してアニメーションを有効にするように設定されている場合は、「1」を返します。

なお、Get(スクリプトアニメーション状態)関数はバージョン13で追加された関数です。

[関連]FileMaker Pro 13の新機能:バージョン13で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)、FileMaker Pro 13の新機能:バージョン13で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker Pro 14で名称が変更されたスクリプトステップ(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:レイアウトモードにおけるオブジェクトの移動

November 27, 2019

FileMaker Pro 18 Advancedでは、レイアウトモードでShiftキーを押しながら矢印キーを押すと、選択したオブジェクトを矢印キー使用時の10倍移動するように改善されています。

FileMaker Pro Advancedのレイアウトモードでは、オブジェクトを選択している状態で矢印キーを押すと、選択したオブジェクトを1ポイント(ポイントまたはインチに設定されている場合)または0.1cm(cmに設定されている場合)移動するようになっています。バージョン18では、Shiftキーを利用することでより効率よくオブジェクトを移動できます。

なお、インスペクタが使用する単位を変更するには、希望の単位が表示されるまで位置またはサイズオプションの横に表示される単位(インチ(in)、センチメートル(cm)もしくはポイント(pt))をクリックします。

[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:macOSでPhotoshopイメージ形式のサポートが復活

October 18, 2019

FileMaker Pro 18 Advancedでは、オブジェクトフィールドのデータでサポートされるファイル形式としてmacOSでPhotoshopイメージ形式のサポートが復活しています。

Photoshopイメージ形式はFileMaker Pro 17 Advancedでサポートされなくなっていましたが、バージョン18ではオブジェクトフィールドにファイルを挿入する際にピクチャとしてPhotoshopイメージ形式のファイルを挿入できるようになっています。

なお、オブジェクトフィールドにファイルを挿入するには、ブラウズモードでオブジェクトフィールドをクリックした後、[挿入]メニュー>[ピクチャ...]を選択して、ファイルを選択します。ファイル選択後、フィールドにピクチャが表示されます。

[関連]オブジェクトフィールドのデータの操作(FileMaker Pro 18 Advanced ヘルプ)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18.0.3 Advanced アップデータが公開

October 03, 2019

FileMaker Pro 18.0.3 Advanced アップデータが公開されています。

バージョン18.0.3では、ファイルの変換中にテーブルオカレンスの名前がテーブルと異なる名前に変更される問題や、macOSでFileMaker Pro Advancedがシステムサービスの使用許可を要求できない問題、Windows版でヘッダパートのポップオーバーオブジェクトがアクティブなときに表示を切り替えるとFileMaker Pro Advancedが予期せず終了する問題などが修正されています。

バージョン18.0.3にアップデートするには、FileMaker Pro 18 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。

Tag: FileMaker

XMLPasteの動作環境

April 15, 2019

FileMaker Pro Advancedのテーブルやフィールド、スクリプト、スクリプトステップ、レイアウトオブジェクト、カスタム関数、テーマなどに関する情報をXMLテキストとして出力できるコマンドラインツールであるXMLPasteは、macOSとWindowsの両プラットフォームで利用できます。

XMLPasteの動作環境は、OS X Yosemite v10.10.5以降(macOS Mojave 10.14.4で動作確認済み)もしくはWindows 7以降(Windows 10で動作確認済み)です。macOSではターミナルアプリケーション、WindowsではコマンドプロンプトやPowerShell等を使用してクリップボードデータの内容を表示することができます。

XMLPasteは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。Go言語で実装されており、ライセンスはMITライセンスです。

[関連]XMLPaste 1.0.0を公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

XMLPasteのバージョン確認方法

April 12, 2019

XMLPasteのバージョンを確認するには、xmlpasteコマンドで-vオプションもしくは--versionオプションを使用します。

現時点(2019年4月時点)におけるXMLPasteの最新版はバージョン1.0.0であり、macOSではXMLPasteのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはxmlpaste.exeを利用します。

[実行例]
$ xmlpaste --version
XMLPaste 1.0.0

XMLPasteは、FileMaker Pro Advancedのテーブルやフィールド、スクリプト、スクリプトステップ、レイアウトオブジェクト、カスタム関数、テーマなどに関する情報をUTF-8のXMLテキストとしてペーストできるコマンドラインツールです。XMLテキストを編集した上でFileMaker Pro Advancedに戻ってペーストする機能は備えていません。

[関連]XMLPaste 1.0.0を公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

XMLPaste 1.0.0を公開

April 05, 2019

FileMaker Pro Advancedのテーブルやフィールド、スクリプト、スクリプトステップ、レイアウトオブジェクト、カスタム関数、テーマなどに関する情報をUTF-8のXMLテキストとしてペーストできるコマンドラインツール「XMLPaste」を公開しました。

使い方は、FileMaker Pro AdvancedもしくはFileMaker Proで対応するデータ形式のオブジェクトをコピーした後、Windowsの場合にはコマンドプロンプトやPowerShell、macOSの場合にはターミナルアプリケーションでXMLPasteを実行するだけです。macOSをご利用の場合には「xmlpaste-1.0.0-macos.zip」を、64bit版のWindowsをご利用の場合には「xmlpaste-1.0.0-windows-x64.zip」を、32bit版のWindowsをご利用の場合には「xmlpaste-1.0.0-windows-x32.zip」をダウンロードしてください。

XMLPasteは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。Go言語で実装されており、ライセンスはMITライセンスです。

[関連]FileMaker Proのクリップボードデータを出力できるコマンドラインツール「XMLPaste」を公開(株式会社エミック)

Tag: FileMaker

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