FAMLog
curl 7.75.0が公開
February 03, 2021
curl 7.75.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。バージョン7.75.0では不具合の修正や機能追加が行われており、セキュリティ修正は含まれていません。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker 19の[URL から挿入]スクリプトステップでは、--cert-type、--cert(-E)、--key-type、--key、--passおよび--version(-V)オプションが新たに利用できるようになっています。
APPLE-SA-2021-02-01-1 macOS Big Sur 11.2, Security Update 2021-001 Catalina, Security Update 2021-001 Mojave
February 02, 2021
AppleからmacOS Big Sur 11.2、macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2021-001およびmacOS Mojave 10.14.6用のSecurity Update 2021-001が公開されています。
上記の各アップデートにはセキュリティに関わる修正が含まれています。macOS Big Surに対応しているMacは、MacBook(2015以降)、MacBook Air(2013以降)、MacBook Pro(Late 2013以降)、Mac mini(2014以降)、iMac(2014以降)、iMac Pro(2017以降)およびMac Pro(2013以降)です。
なお、Claris ナレッジベースによると、Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があるとのことです。
[関連]FileMaker 製品と macOS Big Sur および Apple M1 との互換性(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Server 19.2.1のWeb公開エンジンとJava
January 26, 2021
macOS版およびWindows Server版のClaris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverをインストールする前にJavaもしくはOpenJDKをインストールした上でJAVA_HOME環境変数を設定することで追加の操作なしでWeb公開エンジンを有効にできるようになっています。
FileMaker Server 18.0.2以降では、Web公開エンジンを使用する前にFileMaker Server Admin Console経由でJavaもしくはOpenJDKを手動でアップロードおよびインストールする必要がありました。FileMaker Server 19.2では、JAVA_HOME環境変数を読み取ることにより、すでにインストールされているJavaもしくはOpenJDKを自動的に検出できるようになっています。
なお、FileMaker Server for LinuxではOpenJDKがデフォルトでインストールされて使用されるようになっており、追加の設定は特に必要ありません。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)、macOS および Windows 上で Web 公開をしようする場合の、JAVA_HOME 環境変数の活用について(Claris ナレッジベース)
Get(ウインドウ名)関数
January 21, 2021
Claris FileMaker ProのGet(ウインドウ名)関数は、スクリプトが実行されているウインドウの名前を返します。
ウインドウ名は[ウインドウタイトルの設定]スクリプトステップを使用して設定することができますが、Get(ウインドウ名)関数はウインドウがない場合には空の文字列を返します。
なお、スクリプトが実行されているウインドウは一番手前のウインドウではない場合もあるので、その点には留意する必要があります。
Claris FileMaker Goと[ズームの設定]スクリプトステップ
January 20, 2021
Claris FileMaker Proの[ズームの設定]スクリプトステップは、画面上の表示倍率を設定する際に使用します。
[ズームの設定]スクリプトステップで設定できる設定できる縮小率は100%、75%、50%または25%で、設定できる拡大率は150%、200%、300%または400%です。ただし、Claris FileMaker Goの場合には最大倍率は200%という仕様になっています。
なお、[ズームの設定]スクリプトステップの[ロック]オプションを使用すると、利用者が表示倍率を変更できなくなります。[ロック]オプションを使うことで、FileMaker Goでダブルタップやピンチアウト、ピンチインによる画面の拡大縮小をできないように設定できます。
[関連]Get(ウインドウのズームレベル)関数(FAMLog)
Get(ウインドウのズームレベル)関数
January 19, 2021
Claris FileMaker ProのGet(ウインドウのズームレベル)関数は、現在のウインドウにおけるズーム倍率を返します。
FileMaker Proでは[ズームの設定]スクリプトステップを使用することで画面上の表示倍率を設定できます。設定できる縮小率は100%、75%、50%または25%で、設定できる拡大率は150%、200%、300%または400%です。[縮小表示]オプションを選択するとズームレベルを1レベル縮小し、[拡大表示]オプションを選択するとズームレベルを1レベル拡大します。
Get(ウインドウのズームレベル)関数はバージョン8で追加された関数です。なお、FileMaker WebDirectではこの関数はサポートされないため常に「100」を返します。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.61およびApache Tomcat 9.0.41が公開
January 15, 2021
Apache Tomcat 8.5.61とApache Tomcat 9.0.41が2020年12月に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.61およびApache Tomcat 9.0.41では、Apache Tomcat におけるJava APIの実装不備に起因する情報漏えいの脆弱性が修正されています。Apache Tomcat 8.5.61とApache Tomcat 9.0.41が公開されたのは先月上旬ですが、上述の修正に関する情報は今日になって公開されました。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.41です。なお、Claris FileMaker Server 19.2.1ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.39が使用されています。
[関連]JVNVU#96136392: Apache Tomcat における Java API の実装不備に起因する情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1とPHP
January 14, 2021
macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverに同梱されているPHPの利用が非推奨という扱いになっています。
Windows版Claris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverのインストール時にPHPがインストールされなくなっており、別途PHPをダウンロードして手動でインストールする必要があります。macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1ではFileMaker Serverのインストール時にPHPは引き続きインストールされますが、将来のバージョンではWindows版と同様の扱いになる可能性があります。
なお、Linux版Claris FileMaker Server 19およびClaris FileMaker CloudについてはPHPを使用したカスタムWeb公開機能はサポートされていません。
[関連]Windows版Claris FileMaker Server 19.2.1とPHP(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)
Claris Engage Japan 2020のセッション録画が公開
January 13, 2021
2020年11月から12月にかけてオンラインで開催されたClaris Engage Japan 2020のセッション録画が2021年1月上旬になってから公開されています。
オンラインで開催されたClaris Engage Japan 2020では50以上のセッションが動画で配信されましたが、Claris コミュニティ上で公開されたページにおいて2020のタブをクリックして録画リストからセッション録画を選ぶことができます。
なお、Claris Engage Japan 2020では、ソフトウェア開発で役立つ手法や習慣などをシステムの運用管理に応用する考え方であるInfrastructure as Code(IaC)について紹介しましたが、そのセッション録画も公開されています。まだご覧いただいていない方はよろしければご視聴ください。
[関連]「Claris Engage Japan 2020」のご案内(FAMLog)
PHP 7.3.26、PHP 7.4.14およびPHP 8.0.1が公開
January 08, 2021
PHP 7.3.26、PHP 7.4.14およびPHP 8.0.1が公開されています。
PHP 7.3.26、PHP 7.4.14およびPHP 8.0.1ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 7.2系統の保守は2020年11月に終了しており、今後はバージョン7.3系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
なお、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。