FAMLog
FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API
June 26, 2018
FileMaker Server 17では、他のアプリケーションやサービスでFileMakerデータベースのデータを利用できる、RESTベースの「FileMaker Data API」が正式版として利用できるようになっています。
FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能でした。バージョン17では、オブジェクトフィールドへのファイルのアップロードと、FileMakerスクリプトの実行がサポートされている他、layout.response引数を使用して結果レイアウトを指定できるようになっています。
1ライセンスあたり年間24GBがバンドルされていて、5ユーザライセンスの場合にはデータ転送量の年間上限は120GBです。FileMaker Data API経由でFileMaker Serverから外部へデータを送信する通信処理が行われたときにデータ転送量としてカウントされ、追加購入する場合の年間Data APIライセンス価格は24GB分で6,480円(税別)、永続Data APIライセンス価格は24GB分で19,440円(税別)となっています。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)(FAMLog)
FileMaker Go 16の新機能:署名キャプチャの機能強化
December 29, 2017
FileMaker Go 16では、署名キャプチャの機能が強化され、フルスクリーンに加え、署名キャプチャ画面をオーバーレイまたはレイアウトに埋め込む形で表示できます。これにより、ユーザーは何に署名しているかを同じ画面上で確認できます。
バージョン16では[デバイスから挿入]スクリプトステップが強化され、署名オプションとして「フルスクリーン」、「オーバーレイ」および「埋め込み」という3つの表示オプションを指定できるようになっています。[フルスクリーン]オプションはFileMaker Go 15以前と同じで、[フルスクリーン]を選択すると署名キャプチャ画面がフルスクリーンで表示されます。
[オーバーレイ]を選択するとモーダルな署名キャプチャ画面がドキュメントの前面に表示されます。[埋め込み]を選択すると、フィールドが小さ過ぎない場合はモーダルな署名キャプチャ画面がオブジェクトフィールドに表示され、フィールドが小さ過ぎる場合は[オーバーレイ]に置き換わります。
[関連]FileMaker Go 16 - インライン署名キャプチャ(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Go 14の新機能:署名キャプチャの機能強化(FAMLog)
FileMaker Pro 16の新機能:レイアウトオブジェクトウインドウ
October 17, 2017
FileMaker Pro 16では、レイアウトオブジェクトウインドウが新たに追加され、レイアウト上にあるすべてのオブジェクトを階層的に表示された一覧で確認できるようになっています。
レイアウトモードで使用できるレイアウトオブジェクトウインドウでは、オブジェクトを選択したり、非表示にしたり、オブジェクト名を指定したり、重なり順を変更することが可能です。オブジェクトのグループ化を解除しなくても、グループ内のオブジェクトを操作することも可能です。
なお、レイアウトオブジェクトウインドウを使用して、スライドコントロールまたはタブコントロールのパネルを非表示にしたり、並べ替えたりすることはできません。
[関連]レイアウトオブジェクトウインドウを使用したオブジェクトの操作(FileMaker Pro 16 ヘルプ)
FileMaker Pro 16の新機能:[レイアウト切り替え]および[関連レコードへ移動]スクリプトステップの[アニメーション]オプション
September 12, 2017
FileMaker Pro 16では、[レイアウト切り替え]や[関連レコードへ移動]スクリプトステップで、FileMaker Goにおいて新しいレイアウトへ切り替えるときや関連レコードを表示するときに使用するアニメーションを指定できるようになりました。
バージョン16で指定できるようになったアニメーションは次の通りです。
・左からスライドイン
・右からスライドイン
・下からスライドイン
・左へスライドアウト
・右へスライドアウト
・下へスライドアウト
・左から反転
・右から反転
・拡大表示
・縮小表示
・クロスディゾルブ
指定したアニメーションはFileMaker Go 16でのみ機能します(2017年9月現在)。
FileMaker Pro 16で取り除かれた機能
September 11, 2017
FileMaker Pro 16では一部の機能が削除されています。バージョン16で削除された機能の一覧は次の通りです。
・[許可される向きの設定]スクリプトステップ
・External()関数
・一部のレイアウトテーマ(濃淡、コントラスト、FileMaker ミレニアム、ガラス、四角形、角丸、半角丸、特殊ファミリーのテーマ)
・表示倍率コントロール領域
・fmscriptdisabled拡張アクセス権
・OS X Yosemite v10.10のサポート
FileMaker Pro 16では、表示倍率コントロール、ステータスツールバーコントロール、およびモードポップアップメニューが含まれている表示倍率コントロール領域が、ドキュメントウインドウの左下から取り除かれているので要注意です。拡大表示または縮小表示を実行するには、[表示]メニュー、キーボードショートカット、または[ズームの設定]スクリプトステップを使用します。
また、fmscriptdisabled拡張アクセス権がバージョン16で取り除かれたため、ActiveXやApple eventsでデータベースにアクセスできるようにするにはfmextscriptaccess拡張アクセス権を使用する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 15で取り除かれた機能(FAMLog)、FileMaker Pro 16で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker Server 16で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker Pro 16で取り除かれたレイアウトテーマ(FAMLog)
FileMaker Pro 16で取り除かれたレイアウトテーマ
September 08, 2017
FileMaker Pro 16では、以前から廃止予定となっていた、次のレイアウトテーマが取り除かれました。
・濃い、淡い(濃淡ファミリーのテーマ)
・ブラック、ブルー、グリーン、レッド(コントラストファミリーのテーマ)
・クールブラウン、クールグレー、クールグレータッチ、ウォームブルー、ウォームブロンズ、ウォームグリーン(FileMaker ミレニアムファミリーのテーマ)
・オニキス、オニキスタッチ、パープル、シルバー(ガラスファミリーのテーマ)
・竹、アイス、松、シェル、ストーン(四角形ファミリーのテーマ)
・宇宙、砂漠、フォレスト、オーシャン、オーシャンタッチ、スカイ(角丸ファミリーのテーマ)
・ビーチ、峡谷、草原、ストーン、川、川タッチ(半角丸ファミリーのテーマ)
・エレクトリック、レトロ、ウェーブ、ウェーブタッチ(特殊ファミリーのテーマ)
なお、旧バージョンのFileMaker Proで作成した、取り除かれたテーマを使用するレイアウトではFileMaker Pro 16で引き続きそのテーマが使用され、[テーマの変更]ダイアログボックスに表示されるようになっています。
[関連]FileMaker 14で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker 15で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker 16 - 廃止される機能およびオペレーティングシステム(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Master Book 中級編(バージョン16対応)
August 25, 2017
FileMaker 16に対応したトレーニング教材「FileMaker Master Book 中級編」が無料でダウンロードできるようになり、冊子版の販売も開始されています。
本書は、FileMakerでカスタム Appの作成経験がある、中級レベル以上のユーザーを対象としています。データモデリング、レイアウト設計、高度な計算式・スクリプトの組み込み方、レポート・グラフ作成、モバイル対応など中級テクニックの技術・知識を習得できるように構成されています。
FileMaker Master Book 中級編の冊子版はFileMaker Storeでは2,800円(税別)で販売され、ダウンロード版については無料でPDFファイルをダウンロードできます。
[関連]FileMaker Master Book 初級編(バージョン16対応)(FAMLog)
(2017/09/25追記:関連記事へのリンクを追加しました。)
FileMaker Go 16.0.2が公開
July 13, 2017
FileMaker Go 16.0.2の提供が開始されています。
FileMaker Go 16.0.2では、レコードの作成が許可されていない空のポータル上で[オブジェクトへ移動]スクリプトステップが実行された後にポータルがフォーカスされずにスクリプトステップがエラーコード101を返してしまう問題や、レイアウトにナビゲーションパートが含まれていてステータスバーとツールバーが非表示になっている場合にレイアウトサイズが正しく処理されない問題、およびQRコードのスキャンで空の値が返されることがある問題が修正されています。
なお、FileMaker Go 14は2017年9月22日にApp Storeから削除される予定となっています。
FileMaker Master Book 中級編
December 30, 2016
FileMakerプラットフォームでカスタムAppの作成経験がある、中級レベル以上のユーザーを対象とした「FileMaker Master Book 中級編」は2016年8月に発売されたトレーニング教材です。
FileMaker 15プラットフォームに対応したFileMaker Master Book 中級編は、データモデリング、レイアウト設計、高度な計算式・スクリプトの組み込み方、レポート・グラフ作成、モバイル対応など中級テクニックの技術・知識を習得できるように構成されています。
FileMaker Master Book 中級編の冊子版はFileMaker StoreもしくはFileMaker製品取扱店にて2,800円(税別)で、ダウンロード版はFileMaker Storeにて1,400円(税別)で販売されています。
[関連]FileMaker Master Book 初級編(FAMLog)
FileMaker カンファレンス 2016のFMC2Go スケジューラーが公開
October 21, 2016
ファイルメーカー社が、FileMaker カンファレンス 2016用の「FMC2Go スケジューラー」の提供を開始しています。
FMC2Go スケジューラーは、2016年11月9日(水)から11月11日(金)まで開催されるFileMaker カンファレンス 2016のスケジュールをバージョン15のFileMaker Goや、FileMaker ProもしくはFileMaker Pro Advancedで確認できるデータベースです。
FMC2Go スケジューラーは、[情報]画面に「アンロック」ボタンが用意されており、ロックを解除することでスクリプトやレイアウトの中身を解析することも可能となっています。
[関連]「FileMaker カンファレンス 2016」のご案内(FAMLog)