FAMLog


FileMaker Pro 15の動作環境

May 26, 2016

OS X版FileMaker Pro 15およびFileMaker Pro 15 Advancedの動作環境は、OS X Yosemite v10.10もしくはOS X El Capitan v10.11となっており、OS X Mavericks v10.9が動作環境の対象から外されています。

Windows版FileMaker Pro 15およびFileMaker Pro 15 Advancedの動作環境は、Windows 7 SP1(Professional EditionおよびUltimate Edition)、Windows 8.1(Standard EditionおよびPro Edition)もしくはWindows 10(ProおよびEnterprise Edition)となっています。バージョン14と同様、Windows版では32ビットバージョンと64ビットバージョンの2つのバージョンが用意されています。

なお、OS X版は32ビットアプリケーションとして実行できなくなっています。OS Xにおいて、32ビット専用のプラグインやODBCクライアントドライバ、オーディオ/ビデオコーデックを使用する場合には、64ビットバージョンを利用しなければならない点に注意する必要があります。

[関連]FileMaker Pro 14の動作環境(FAMLog)

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2016-05-16-5 Safari 9.1.1

May 23, 2016

アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 9.1.1が配布されています。

多数の脆弱性が修正されたSafari 9.1.1は、OS X Mavericks v10.9.5およびOS X Yosemite v10.10.5で利用できます。また、同時に公開されたOS X El Capitan v10.11.5にもSafari 9.1.1が含まれています。

OS X Mountain Lion用のSafari 9は提供されておらず、OS X Mavericks以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。

[関連]APPLE-SA-2016-05-16-4 OS X El Capitan 10.11.5 and Security Update 2016-003(FAMLog)

Tag: Security

OS X版FileMaker Server 14以前においてPHPソースコードが閲覧可能な問題

May 18, 2016

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)セキュリティセンターおよびJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が、OS X版FileMaker Server 14以前においてPHPソースコードが閲覧可能な問題に関する情報を公開しています。

脆弱性の内容は、OS X版FileMaker Server(バージョン9から14まで、バージョン13.0v10を除く)においてAdmin Consoleで展開アシスタントの設定を編集するとサーバーに設置したPHPスクリプトのソースコードが閲覧されてしまう時間が発生するというものです。脆弱性が確認されているFileMaker製品は下記の通りです。

・OS X版FileMaker Server 14(バージョン14.0.4、14.0.4a、14.0.4bを含む)
・OS X版FileMaker Server 13(バージョン13.0v10を除く)
・OS X版FileMaker Server 12、OS X版FileMaker Server 12 Advanced
・OS X版FileMaker Server 11、OS X版FileMaker Server 11 Advanced
・OS X版FileMaker Server 10、OS X版FileMaker Server 10 Advanced
・OS X版FileMaker Server 9、OS X版FileMaker Server 9 Advanced

インターネットに接続している最中にFileMaker Server Admin Consoleの展開アシスタントを使用しなければ本脆弱性の脅威はありません。展開アシスタントの設定を編集する際には、インターネットに接続しない状態で実行することで上記の問題を回避できます。さらに、PHPスクリプトファイルをサーバーに設置する際には、展開アシスタントにおいてPHPの利用を無効化しないようにする必要があります。

[関連]OS X版FileMaker Server 14以前においてPHPソースコードが閲覧可能な問題に関するご案内(株式会社エミック)

Tag: FileMaker

CakePHP 2.8.4が公開

May 16, 2016

CakePHP 2.8.4が2016年5月上旬に公開されています。

CakePHP 2.8.4は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースで、不具合の修正が行われています。CakePHP 2.7系統からCakePHP 2.8系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.2.8ですが、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xに対応していないのでご注意ください。

Tag: Apache

FileMaker Server 15の新機能:FileMaker WebDirectでスマートフォンをサポート

May 13, 2016

FileMaker Server 15のFileMaker WebDirectでは、スマートフォンのWebブラウザーからFileMakerソリューションを利用できるようになっています。

バージョン14のFileMaker WebDirectはスマートフォンをサポートしていませんでしたが、バージョン15ではiOS 9を搭載したiPhone 6以降のMobile SafariおよびAndroid 5以降を搭載した5インチ以上のAndroidスマートフォン上で動作するGoogle Chromeを新たにサポートするようになっています。

FileMaker WebDirectは、モバイルハードウェアの必要条件に記載されていないデバイスでも動作する可能性がありますが、記載されていないデバイスは検証されていないことからサポートされていません。

[関連]FileMaker Server 15 の動作環境(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 15はFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲

May 12, 2016

FileMaker Pro 15のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。

同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、FileMaker Pro 15、FileMaker Pro 15 AdvancedおよびFileMaker Go 15はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。

ただし、FileMaker Pro 15では新しい機能や関数が追加されています。FileMaker Pro 15の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12、バージョン13およびバージョン14)で開いた場合には、適切に動作しない部分が出てくる可能性があるので注意が必要です。

[関連]FileMaker Pro ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

PHP 5.5.35、PHP 5.6.21およびPHP 7.0.6が公開

May 10, 2016

PHP 5.5.35」、「PHP 5.6.21」および「PHP 7.0.6」が2016年4月下旬に公開されています。

PHP 5.5.35、PHP 5.6.21およびPHP 7.0.6では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。なお、PHP 5.5系統の保守は今年の7月に、PHP 5.6系統の保守は2018年12月に終了する予定となっています。

PHP 7では実行速度が高速化されていることから将来的にはPHP 7.0系統の普及が期待されますが、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。

Tag: Apache

OpenSSL 1.0.2hとOpenSSL 1.0.1tが公開

May 06, 2016

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2h」と「OpenSSL 1.0.1t」が公開されています。

OpenSSL 1.0.2hおよびOpenSSL 1.0.1tでは複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。OpenSSLのバージョン0.9.8系統およびバージョン1.0.0系統は2015年12月31日にセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.2系統もしくはバージョン1.0.1系統に移行する必要があります。バージョン1.0.1系統のサポートが2016年12月31日に終了する予定となっていることを考慮すると、今後はOpenSSL 1.0.2系列へのアップグレードが推奨されることになります。

なお、FileMaker Pro 14.0.5、FileMaker Server 14.0.4aおよび14.0.4bにはOpenSSL 1.0.2dが同梱されています。

Tag: Security

FileMaker Server 14の新機能:fmsadmin RESETPWコマンド

April 22, 2016

FileMaker Server 14では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにRESETPWコマンドを利用できるようになっています。

RESETPWコマンドを使うことで、FileMaker Server Admin Consoleのパスワードをリセットできます。Admin Consoleのパスワードをリセットする際には、インストール時に入力した4桁のPINを入力する必要があります。

[使用例]
$ fmsadmin resetpw
$ fmsadmin -z XXXX resetpw

新しいパスワードを入力してリセットに成功した場合、新しいパスワードの強度を示すメッセージが表示されます。

[関連]FileMaker Server Admin Console のパスワードを忘れてしまったときの対処方法(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14の新機能:パスワードの強度に関する通知(FAMLog)

Tag: FileMaker

Java 8 Update 91およびJava 8 Update 92が公開

April 20, 2016

Java 8 Update 91およびJava 8 Update 92が公開されています。

バージョン8 Update 91では複数のセキュリティ脆弱性が修正されており、できる限り早く更新することが強く推奨されています。バージョン8 Update 92も公開されていますが、バージョン8 Update 91で特に問題に直面していない場合にはバージョン8 Update 92に更新する必要はありません。なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要があります。

FileMaker Server 14およびFileMaker Server 13.0v10はJava 8に対応していますが、2016年9月にメーカーサポートが終了するFileMaker Server 12はJava 8との互換性に関する情報はファイルメーカー社からの案内は特にない状況です。

[関連]FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換(FAMLog)、FileMaker Server 12のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)

Tag: Java

このページの上へ